2026年版・5-4

開放型・放水型スプリンクラー設備と一斉開放弁の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「構造・機能・工事・整備(機械)」から、開放型・放水型スプリンクラー設備と一斉開放弁に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問15-4
開放型スプリンクラーヘッドを用いることとされている部分として、正しいものはどれか。
  • ①ホテルの宿泊室
  • ②劇場の舞台部
  • ③事務所の事務室
  • ④病院の病室
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正解 ②劇場の舞台部
解説
消防法施行規則第13条の2第1項により、(1)項の防火対象物(劇場など)の舞台部には、開放型スプリンクラーヘッドを設けます。
舞台部は、大道具などの可燃物が多く、天井も高いため、火災が急速に広がります。そのため、ヘッドが1つずつ熱で開くのを待つのではなく、放水区域全体に一斉に放水する開放型が使われます。
開放型ヘッドは感熱部がなく、常に放水口が開いています。

他の選択肢が誤りである理由
・「ホテルの宿泊室」は誤りです。ホテルの宿泊室には、閉鎖型の標準型ヘッドや小区画型ヘッドなどを用います。
・「事務所の事務室」は誤りです。事務所の事務室には、閉鎖型の標準型ヘッドを用います。
・「病院の病室」は誤りです。病院の病室には、閉鎖型の標準型ヘッドや小区画型ヘッドなどを用います。

覚え方のポイント
開放型ヘッド=「舞台部」。一斉開放弁を開くと、その放水区域のヘッド全部から一斉に放水します。
問25-4
開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の一斉開放弁又は手動式開放弁の設置単位として、正しいものはどれか。
  • ①防火対象物ごとに1個
  • ②階ごとに1個
  • ③舞台部ごとに1個
  • ④放水区域ごと
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正解 ④放水区域ごと
解説
消防法施行規則第14条第1項第1号イにより、開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の一斉開放弁又は手動式開放弁は、放水区域ごとに設けます。
放水区域は、1つの一斉開放弁で同時に放水する区域のことです。

他の選択肢が誤りである理由
・「防火対象物ごとに1個」は誤りです。防火対象物ごとに1個では、放水区域を分けることができません。
・「階ごとに1個」は誤りです。階ごとに設けるのは、閉鎖型スプリンクラー設備の制御弁などです。
・「舞台部ごとに1個」は誤りです。1つの舞台部に複数の放水区域を設けることができるため、舞台部ごとではなく放水区域ごとに設けます。

覚え方のポイント
開放型は「放水区域ごとに一斉開放弁(手動式開放弁)」。閉鎖型の「階ごとの制御弁」と区別しましょう。
問35-4
開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の放水区域に関する基準として、正しいものはどれか。
  • ①放水区域の数は、1の舞台部又は居室につき4以下とし、2以上なら隣接区域を重複させること
  • ②放水区域の数は、1の舞台部又は居室につき2以下とし、隣接する区域は重複させないようにする
  • ③放水区域の数に制限はなく、隣接する放水区域は重複させてはならないものと定められている
  • ④放水区域は、1の舞台部につき必ず1つとし、舞台部全体に同時に放水するものに限られている
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正解 ①放水区域の数は、1の舞台部又は居室につき4以下とし、2以上なら隣接区域を重複させること
解説
消防法施行規則第14条第1項第2号により、開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の放水区域の数は、1の舞台部又は居室につき4以下とします。
2以上の放水区域を設けるときは、火災を有効に消火できるように、隣接する放水区域が相互に重複するようにします。
区域の境目で火災が起きても、すき間なく放水できるようにするためです。なお、居室で火災時に有効に放水できるものは、放水区域の数を5以上とすることができます(同号ただし書)。

他の選択肢が誤りである理由
・「放水区域の数は、1の舞台部又は居室につき2以下とし、隣接する区域は重複させないようにする」は誤りです。放水区域の数は4以下で、隣接する区域は重複させます。
・「放水区域の数に制限はなく、隣接する放水区域は重複させてはならないものと定められている」は誤りです。放水区域の数は4以下に制限され、隣接する区域は重複させなければなりません。
・「放水区域は、1の舞台部につき必ず1つとし、舞台部全体に同時に放水するものに限られている」は誤りです。2以上の放水区域を設けることができます(4以下)。

覚え方のポイント
開放型の放水区域は「1つの舞台部(居室)につき4以下・隣どうしは重ねる」。
問45-4
開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の一斉開放弁の起動操作部又は手動式開放弁を設ける位置として、正しいものはどれか。
  • ①防災センターなど、建物の1階の常時人がいる場所に限って設ける
  • ②開放型ヘッドのある階の天井付近で、床面から2.5m以上の高い位置
  • ③ヘッドのある階で容易に接近でき、床面から0.8m以上1.5m以下
  • ④建物の屋上の、加圧送水装置のすぐ近くに必ず設けなければならない
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正解 ③ヘッドのある階で容易に接近でき、床面から0.8m以上1.5m以下
解説
消防法施行規則第14条第1項第1号ハにより、一斉開放弁の起動操作部又は手動式開放弁は、開放型スプリンクラーヘッドの存する階で、火災のとき容易に接近することができ、かつ、床面からの高さが0.8m以上1.5m以下の箇所に設けます。
舞台の火災に気づいた人が、その場ですぐに放水を始められるようにするためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「防災センターなど、建物の1階の常時人がいる場所に限って設ける」は誤りです。開放型ヘッドのある階に設けます。防災センターなどに限るものではありません。
・「開放型ヘッドのある階の天井付近で、床面から2.5m以上の高い位置」は誤りです。高さは0.8m以上1.5m以下で、手が届く位置に設けます。
・「建物の屋上の、加圧送水装置のすぐ近くに必ず設けなければならない」は誤りです。屋上ではなく、開放型ヘッドのある階に設けます。

覚え方のポイント
一斉開放弁の起動操作部・手動式開放弁は「ヘッドのある階・0.8〜1.5m」。制御弁と同じ高さです。
問55-4
開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の手動式開放弁の開放操作に必要な力として、消防法施行規則に定められているものはどれか。
  • ①100N以下
  • ②200N以下
  • ③250N以下
  • ④150N以下
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正解 ④150N以下
解説
消防法施行規則第14条第1項第1号ホにより、手動式開放弁は、その弁の開放操作に必要な力が150N以下のものでなければなりません。
火災のときに、誰でも素早く開放できるようにするためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「100N以下」は誤りです。100N以下という基準ではありません。
・「200N以下」は誤りです。200N以下という基準ではありません(簡易操作型放水用設備の放水反力などの基準です)。
・「250N以下」は誤りです。250N以下という基準ではありません。

覚え方のポイント
手動式開放弁は「150N以下」で開けられること。
問65-4
開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の自動式の起動装置に関する記述として、正しいものはどれか。
  • ①開放型ヘッドが火災の熱で開放したときに、自動的に放水を開始する
  • ②感知器の作動又は火災感知用ヘッドの作動・開放と連動して起動する
  • ③流水検知装置が水の流れを検知したときに、加圧送水装置を起動する
  • ④起動用水圧開閉装置の作動だけで、一斉開放弁を開くものに限られる
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正解 ②感知器の作動又は火災感知用ヘッドの作動・開放と連動して起動する
解説
消防法施行規則第14条第1項第8号イ(イ)により、開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の自動式の起動装置は、自動火災報知設備の感知器の作動、又は火災感知用ヘッドの作動若しくは開放による圧力検知装置の作動と連動して、加圧送水装置及び一斉開放弁を起動できるものとします。
開放型ヘッドには感熱部がないため、火災の感知は感知器や火災感知用ヘッド(閉鎖型ヘッドを感知用に使うもの)が担当します。

他の選択肢が誤りである理由
・「開放型ヘッドが火災の熱で開放したときに、自動的に放水を開始する」は誤りです。開放型ヘッドには感熱部がなく、熱で開放することはありません。
・「流水検知装置が水の流れを検知したときに、加圧送水装置を起動する」は誤りです。流水検知装置の作動と連動して加圧送水装置を起動するのは、閉鎖型スプリンクラー設備の起動方法です。
・「起動用水圧開閉装置の作動だけで、一斉開放弁を開くものに限られる」は誤りです。開放型では、感知器などと連動して一斉開放弁を起動します。起動用水圧開閉装置だけに限られるものではありません。

覚え方のポイント
開放型の起動は「感知器か火災感知用ヘッド → 一斉開放弁を開く」。ヘッド自体は火災を感知しません。
問75-4
10階以下の階にある劇場の舞台部に、開放型スプリンクラーヘッドを用いたスプリンクラー設備を設置する。最大の放水区域に設置されるヘッドの個数が25個のとき、水源に必要な水量として正しいものはどれか。
  • ①40m³以上
  • ②48m³以上
  • ③64m³以上
  • ④102.4m³以上
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正解 ③64m³以上
解説
消防法施行規則第13条の6第1項第4号の表により、(1)項の防火対象物で舞台部が10階以下の階にあるものは、「最大の放水区域に設置されるスプリンクラーヘッドの個数に1.6を乗じた数」に1.6m³を乗じて得た量が水源の水量です。
25×1.6=40(個分)、40×1.6m³=64m³以上となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「40m³以上」は誤りです。40m³は、ヘッドの個数25に1.6m³を乗じただけで、個数に1.6を乗じていません。
・「48m³以上」は誤りです。48m³は、個数に1.2を乗じて計算した値です(25×1.2×1.6)。
・「102.4m³以上」は誤りです。102.4m³は、1.6を3回掛けてしまった値です。

覚え方のポイント
舞台部の水源は「最大の放水区域のヘッド数×1.6×1.6m³」。1.6を2回掛けるのが特徴です。
問85-4
放水型スプリンクラーヘッド等を設けなければならない「高天井の部分」に関する記述として、正しいものはどれか(舞台部を除く)。
  • ①百貨店の売場などでは床面から天井まで6mを超え、その他の部分では10mを超える部分
  • ②用途にかかわらず、床面から天井までの高さが4mを超えるすべての部分のことをいう
  • ③百貨店の売場などでは床面から天井まで10mを超え、その他の部分では15mを超える部分
  • ④用途にかかわらず、床面から天井までの高さが20mを超える部分に限られている
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正解 ①百貨店の売場などでは床面から天井まで6mを超え、その他の部分では10mを超える部分
解説
消防法施行令第12条第2項第2号ロと消防法施行規則第13条の4第1項により、可燃物が大量に存在し消火が困難な部分(指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う部分、(4)項の百貨店などの売場など)では床面から天井までの高さが6mを超える部分、その他の部分では10mを超える部分に、放水型ヘッド等を設けます。
天井が高すぎると、閉鎖型ヘッドでは熱を感知するのが遅れ、散水も届きにくいためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「用途にかかわらず、床面から天井までの高さが4mを超えるすべての部分のことをいう」は誤りです。4mを超えるだけでは高天井の部分になりません。
・「百貨店の売場などでは床面から天井まで10mを超え、その他の部分では15mを超える部分」は誤りです。基準は6m超と10m超です。
・「用途にかかわらず、床面から天井までの高さが20mを超える部分に限られている」は誤りです。20mという基準はありません。

覚え方のポイント
高天井は「可燃物の多い所(百貨店・指定可燃物)6m超」「その他10m超」。ここには放水型ヘッド等を設けます。
問95-4
放水型ヘッド等の放水量の基準として、放水区域の床面積1m²あたりの水量の組合せで正しいものはどれか。
  • ①一般の部分5L/min、指定可燃物の部分10L/min
  • ②一般の部分10L/min、指定可燃物の部分20L/min
  • ③一般の部分2L/min、指定可燃物の部分5L/min
  • ④一般の部分8L/min、指定可燃物の部分16L/min
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正解 ①一般の部分5L/min、指定可燃物の部分10L/min
解説
消防法施行規則第13条の4第3項第2号により、放水型ヘッド等は、放水区域の床面積1m²につき5L/min(指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う部分に設けるものは10L/min)で計算した水量が放水されるように設けます。
告示では、指定可燃物の部分以外に使うものを小型ヘッド、指定可燃物の部分に使うものを大型ヘッドとしています。

他の選択肢が誤りである理由
・「一般の部分10L/min、指定可燃物の部分20L/min」は誤りです。10L/min・20L/minは、水噴霧消火設備(指定可燃物10・駐車場20)の数値と混同しています。
・「一般の部分2L/min、指定可燃物の部分5L/min」は誤りです。2L/min・5L/minという組合せではありません。
・「一般の部分8L/min、指定可燃物の部分16L/min」は誤りです。8L/min・16L/minという組合せではありません。

覚え方のポイント
放水型は「一般5・指定可燃物10(L/min・m²)」。水噴霧の「指定可燃物10・駐車場20」と混同しないように。
問105-4
放水型ヘッド等の「可動式ヘッド」に関する記述として、正しいものはどれか。
  • ①放水範囲が固定されており、動かすことのできないヘッド
  • ②感熱部が熱で壊れると、その真下だけに放水するヘッド
  • ③壁に取り付けて、前方の床面だけに放水する側壁型のヘッド
  • ④放水部を制御して、放水範囲を変えることのできるヘッド
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正解 ④放水部を制御して、放水範囲を変えることのできるヘッド
解説
放水型ヘッド等の基準(平成8年消防庁告示第6号)により、可動式ヘッドは、放水部を制御し、放水範囲を変えることができるものです。
これに対し、放水範囲が固定されているものを固定式ヘッドといいます。
可動式ヘッドの有効放水範囲は20m²以上で、放水範囲を変える場合は相互に重複させます。

他の選択肢が誤りである理由
・「放水範囲が固定されており、動かすことのできないヘッド」は誤りです。放水範囲が固定されているものは、固定式ヘッドです。
・「感熱部が熱で壊れると、その真下だけに放水するヘッド」は誤りです。感熱部が熱で壊れて放水するのは、閉鎖型スプリンクラーヘッドの仕組みです。
・「壁に取り付けて、前方の床面だけに放水する側壁型のヘッド」は誤りです。壁に取り付けて前方に放水するのは、閉鎖型の側壁型ヘッドです。

覚え方のポイント
放水型ヘッド等は「固定式(範囲固定)」と「可動式(範囲を変えられる)」。大空間で火元を狙って放水します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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