2026年版・5-5

水噴霧消火設備の構造と工事の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「構造・機能・工事・整備(機械)」から、水噴霧消火設備の構造と工事に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問15-5
次のうち、水噴霧消火設備の構成機器に該当しないものはどれか。
  • ①噴霧ヘッド
  • ②一斉開放弁
  • ③末端試験弁
  • ④加圧送水装置
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正解 ③末端試験弁
解説
末端試験弁は、閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備で、流水検知装置等の作動を試験するために配管の末端に設ける弁です(規則第14条第1項第5号の2)。
水噴霧消火設備は、噴霧ヘッド(開放型)、一斉開放弁、起動装置、加圧送水装置、水源、配管、非常電源、排水設備(駐車場・道路)などで構成され、末端試験弁を設ける規定はありません。

他の選択肢が正しい理由
・「噴霧ヘッド」は水噴霧消火設備の放射部分で、水を細かい霧状にして放射します。
・「一斉開放弁」は放射区域ごとに設け、開くとその区域の噴霧ヘッドから一斉に放射します。
・「加圧送水装置」は水源の水に圧力を加えて噴霧ヘッドへ送る装置で、水噴霧消火設備に必要です。

覚え方のポイント
水噴霧の基本構成は「感知器などで起動 → 一斉開放弁 → 噴霧ヘッド」。開放型スプリンクラー設備とよく似ています。
問25-5
指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う防火対象物に設置する水噴霧消火設備の「放射区域」に関する基準として、正しいものはどれか。
  • ①放射区域は、防護対象物が存する階ごとに設ける
  • ②放射区域は、建物全体で1つにまとめて設ける
  • ③放射区域は、噴霧ヘッド1個ごとに1区域として設ける
  • ④放射区域は、床面積1,000m²ごとに区切って設ける
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正解 ①放射区域は、防護対象物が存する階ごとに設ける
解説
放射区域は、1つの一斉開放弁により同時に放射する区域のことです。
消防法施行規則第16条第3項第1号により、放射区域は、防護対象物が存する階ごとに設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・「放射区域は、建物全体で1つにまとめて設ける」は誤りです。建物全体で1つにまとめるのではなく、階ごとに設けます。
・「放射区域は、噴霧ヘッド1個ごとに1区域として設ける」は誤りです。噴霧ヘッド1個ごとに区域を設けるものではありません。
・「放射区域は、床面積1,000m²ごとに区切って設ける」は誤りです。床面積1,000m²ごとという基準はありません。

覚え方のポイント
水噴霧の放射区域は「階ごと」。1つの一斉開放弁で同時に放射する範囲です。
問35-5
水噴霧消火設備の加圧送水装置(ポンプ方式)の全揚程を求める式として、正しいものはどれか。ただし、h1は噴霧ヘッドの設計圧力換算水頭、h2は配管の摩擦損失水頭、h3は落差とする。
  • ①H = h1 + h2 + h3 + 17m
  • ②H = h2 + h3 + 10m
  • ③H = h1 × h2 + h3
  • ④H = h1 + h2 + h3
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正解 ④H = h1 + h2 + h3
解説
消防法施行規則第16条第3項第3号ハ(ロ)により、水噴霧消火設備のポンプの全揚程は、H=h1(噴霧ヘッドの設計圧力換算水頭)+h2(配管の摩擦損失水頭)+h3(落差)以上です。
噴霧ヘッドに必要な圧力は、ヘッドの性能(設計圧力)で決まるため、屋内消火栓(17m)やスプリンクラー(10m)のような決まった数値ではなく、h1として計算に入れます。

他の選択肢が誤りである理由
・「H = h1 + h2 + h3 + 17m」は誤りです。17mを加えるのは1号消火栓などの場合です。水噴霧では噴霧ヘッドの設計圧力換算水頭h1を使います。
・「H = h2 + h3 + 10m」は誤りです。10mを加えるのはスプリンクラー設備の場合で、h1が抜けています。
・「H = h1 × h2 + h3」は誤りです。各水頭は足し合わせます。掛け算ではありません。

覚え方のポイント
全揚程の式は設備ごとに「最後の項」が違います。水噴霧は「ヘッドの設計圧力換算水頭h1」が入ります。
問45-5
指定可燃物を貯蔵する床面積40m²の部分に設けた水噴霧消火設備で、この部分の噴霧ヘッドが同時に放射する場合のポンプの吐出量として必要な量はどれか。
  • ①200L/min以上
  • ②400L/min以上
  • ③800L/min以上
  • ④1,000L/min以上
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正解 ②400L/min以上
解説
消防法施行規則第16条第1項第2号・第3項第3号ハ(イ)により、指定可燃物の部分の水噴霧消火設備は、床面積1m²につき10L/minの水量を放射できるように噴霧ヘッドを設け、ポンプの吐出量は、同時に放射するすべての噴霧ヘッドからその量を放射できる量以上とします。
40m²×10L/min=400L/min以上となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「200L/min以上」は誤りです。200L/minは、1m²あたり5L/min(放水型ヘッドの一般部分の値)で計算した値です。
・「800L/min以上」は誤りです。800L/minは、1m²あたり20L/min(駐車場・道路の値)で計算した値です。
・「1,000L/min以上」は誤りです。1,000L/minは、床面積を100m²として計算した値です。

覚え方のポイント
水噴霧のポンプ吐出量=「同時に放射する面積×放射量(指定可燃物10・駐車場20 L/min・m²)」。
問55-5
水噴霧消火設備の配管のうち、一斉開放弁の二次側の金属製の配管に施すこととされている措置として、正しいものはどれか。
  • ①亜鉛メッキ等による防食処理を施す
  • ②内面に樹脂を塗り、外面は塗装しない
  • ③断熱材で覆い、凍結を防止しておく
  • ④電気絶縁のための絶縁継手を必ず設ける
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正解 ①亜鉛メッキ等による防食処理を施す
解説
消防法施行規則第16条第3項第2号の2により、水噴霧消火設備の配管は屋内消火栓設備の配管の基準に準じて設けるほか、一斉開放弁の二次側のうち金属製のものには、亜鉛メッキ等による防食処理を施さなければなりません。
一斉開放弁の二次側は、ふだんは水がなく空気に触れているため、さびやすいからです。スプリンクラー設備でも、乾式・予作動式の流水検知装置や一斉開放弁の二次側の金属配管に同様の防食処理が求められています。

他の選択肢が誤りである理由
・「内面に樹脂を塗り、外面は塗装しない」は誤りです。内面の樹脂塗装に限る、という規定ではありません。
・「断熱材で覆い、凍結を防止しておく」は誤りです。凍結防止のための断熱は、この規定の内容ではありません。
・「電気絶縁のための絶縁継手を必ず設ける」は誤りです。絶縁継手を必ず設ける、という規定ではありません。

覚え方のポイント
「ふだん空の配管(一斉開放弁・乾式・予作動式の二次側)=亜鉛メッキ等で防食」。
問65-5
駐車の用に供される部分に水噴霧消火設備を設ける場合の排水設備の能力に関する基準として、正しいものはどれか。
  • ①噴霧ヘッド1個分の放射量を排水できれば足りる
  • ②水源の水量の半分を、30分で排水できればよい
  • ③排水の能力について、特に基準は定められていない
  • ④加圧送水装置の最大能力の水量を有効に排水できる
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正解 ④加圧送水装置の最大能力の水量を有効に排水できる
解説
消防法施行規則第17条第5項第6号などにより、排水溝及び集水管は、加圧送水装置の最大能力の水量を有効に排水できる大きさ及び勾配を有するものでなければなりません。
ポンプが最大限に送水しても、水と流れ出た燃料があふれないようにするためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「噴霧ヘッド1個分の放射量を排水できれば足りる」は誤りです。ヘッド1個分では足りません。加圧送水装置の最大能力の水量が基準です。
・「水源の水量の半分を、30分で排水できればよい」は誤りです。水源の水量の半分を30分で、という基準ではありません。
・「排水の能力について、特に基準は定められていない」は誤りです。加圧送水装置の最大能力の水量を排水できる、という基準があります。

覚え方のポイント
排水設備は「ポンプの最大能力の水量」を流せる大きさに。勾配2/100・区画境界堤10cm・集水管40m・油分離装置付き消火ピット、とセットで覚えます。
問75-5
道路の用に供される部分に水噴霧消火設備を設ける場合の排水設備の基準として、正しいものはどれか。
  • ①道路には、排水溝に向かって排水できる勾配をつける必要はない
  • ②排水溝は、道路の中央又は路端のいずれかに設けるものとする
  • ③排水溝は長さ100m以内ごとに1個の集水管を設ける
  • ④消火ピットは、油分離装置を設けずに道路の中央に設ける
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正解 ②排水溝は、道路の中央又は路端のいずれかに設けるものとする
解説
消防法施行規則第17条第4項により、道路の用に供される部分の排水設備は、道路に排水溝へ向かって有効に排水できる勾配をつけ、道路の中央又は路端に排水溝を設けます。
排水溝は長さ40m以内ごとに1個の集水管を設けて消火ピットに連結し、消火ピットは油分離装置付とし、火災危険の少ない場所に設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・「道路には、排水溝に向かって排水できる勾配をつける必要はない」は誤りです。道路には、排水溝に向かって有効に排水できる勾配をつけます。
・「排水溝は長さ100m以内ごとに1個の集水管を設ける」は誤りです。集水管は、排水溝の長さ40m以内ごとに1個設けます。
・「消火ピットは、油分離装置を設けずに道路の中央に設ける」は誤りです。消火ピットは油分離装置付とし、火災危険の少ない場所に設けます。

覚え方のポイント
道路も駐車場も「集水管40m以内ごと・消火ピットは油分離装置付き」。排水溝の位置は、道路は「中央か路端」、駐車場は「車路の中央か両側」です。
問85-5
水噴霧消火設備の加圧送水装置に講じることとされている、噴霧ヘッドの放射圧力に関する措置として、正しいものはどれか。
  • ①放射圧力が0.7MPaを超えないための措置
  • ②ヘッドの性能範囲の上限を超えないための措置
  • ③放射圧力を0.1MPa以上に常時保つ措置
  • ④放射圧力が1.0MPaを超えないための措置
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正解 ②ヘッドの性能範囲の上限を超えないための措置
解説
消防法施行規則第16条第3項第3号ニにより、水噴霧消火設備の加圧送水装置には、噴霧ヘッドにおける放射圧力が、その噴霧ヘッドの性能範囲の上限値を超えないための措置を講じます。
噴霧ヘッドは、設計された圧力の範囲で最も良い霧の状態になるよう作られているため、ヘッドの性能に合わせた上限が定められています。

他の選択肢が誤りである理由
・「放射圧力が0.7MPaを超えないための措置」は誤りです。0.7MPaは、屋内消火栓設備のノズルの放水圧力の上限です。
・「放射圧力を0.1MPa以上に常時保つ措置」は誤りです。常時加圧しておく措置を定めた規定ではありません。
・「放射圧力が1.0MPaを超えないための措置」は誤りです。1MPaは、スプリンクラー設備のヘッドの放水圧力の上限です。

覚え方のポイント
圧力の上限は「屋内消火栓0.7・屋外消火栓0.6・スプリンクラー1(MPa)・水噴霧はヘッドの性能範囲の上限」。
問95-5
水噴霧消火設備の手動式の起動装置に関する基準として、正しいものはどれか。
  • ①手動式の起動装置は、加圧送水装置だけを起動できればよい
  • ②2以上の放射区域があっても、区域を選択する構造は要しない
  • ③起動装置である旨の標識は、加圧送水装置の制御盤に設ける
  • ④起動装置の直近の見やすい箇所に、その旨を示す標識を設ける
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正解 ④起動装置の直近の見やすい箇所に、その旨を示す標識を設ける
解説
消防法施行規則第16条第3項第3号ホ(ロ)により、手動式の起動装置は、スプリンクラー設備の手動式の起動装置の例によるほか、その直近の見やすい箇所に起動装置である旨を表示した標識を設けます。
手動式の起動装置は、直接操作又は遠隔操作により、加圧送水装置と一斉開放弁を起動できるものとし、2以上の放射区域があるときは区域を選択できるようにします。

他の選択肢が誤りである理由
・「手動式の起動装置は、加圧送水装置だけを起動できればよい」は誤りです。手動式の起動装置は、直接操作又は遠隔操作により、加圧送水装置と一斉開放弁の両方を起動できるものとします(スプリンクラー設備の例による)。
・「2以上の放射区域があっても、区域を選択する構造は要しない」は誤りです。2以上の放射区域を有するものは、放射区域を選択できる構造とします(スプリンクラー設備の例による)。
・「起動装置である旨の標識は、加圧送水装置の制御盤に設ける」は誤りです。標識は、起動装置の直近の見やすい箇所に設けます。離れた場所にある加圧送水装置の制御盤に設けるのではありません。

覚え方のポイント
手動式の起動装置は「起動装置である旨の標識」。誰でもすぐに見つけて操作できるようにします。
問105-5
水噴霧消火設備の呼水装置と非常電源に関する基準として、正しいものはどれか。
  • ①屋内消火栓設備の規定の例により設ける
  • ②呼水装置も非常電源も設ける必要がない
  • ③非常電源は必要だが、呼水装置は設けてはならない
  • ④呼水装置は必要だが、非常電源は設けなくてよい
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正解 ①屋内消火栓設備の規定の例により設ける
解説
消防法施行規則第16条第3項第2号により、水噴霧消火設備の呼水装置又は非常電源は、屋内消火栓設備の規定(規則第12条第1項第3号の2・第4号)の例により設けます。
水源の水位がポンプより低い場合は呼水装置が必要で、非常電源も附置しなければなりません(令第14条第6号)。

他の選択肢が誤りである理由
・「呼水装置も非常電源も設ける必要がない」は誤りです。水噴霧消火設備にも、呼水装置(必要な場合)と非常電源が必要です。
・「非常電源は必要だが、呼水装置は設けてはならない」は誤りです。呼水装置は、水源がポンプより低い場合に必要です。
・「呼水装置は必要だが、非常電源は設けなくてよい」は誤りです。非常電源は、水噴霧消火設備に附置しなければなりません。

覚え方のポイント
水噴霧の呼水装置・非常電源・配管は「屋内消火栓の例による」。共通部分は屋内消火栓の基準を基本に覚えると効率的です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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