2026年版・5-9

点検・整備と試験の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「構造・機能・工事・整備(機械)」から、点検・整備と試験に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問15-9
屋内消火栓設備(ポンプ方式)の総合点検で、加圧送水装置の起動性能を確認するときの電源の状態として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①常用電源のまま行い、非常電源には切り替えない
  • ②非常電源に切り替えた状態で起動装置を操作する
  • ③電源をすべて遮断した状態で、手でポンプを回す
  • ④発電機を停止した状態で、蓄電池だけで起動する
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正解 ②非常電源に切り替えた状態で起動装置を操作する
解説
点検要領では、屋内消火栓設備の総合点検は、非常電源に切り替えた状態で、直接操作部の起動装置又は遠隔起動装置を操作して、加圧送水装置が確実に作動するかを確認するとしています。
停電時にも設備が働くかを確かめるためです。ただし、病院などで非常電源への切替えが短時間でも難しい場合は、常用電源で点検することができるとされています。
あわせて、表示・警報、電動機の運転電流、運転状況(異常な振動・雑音・発熱がないか)を確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・「常用電源のまま行い、非常電源には切り替えない」は誤りです。原則は非常電源に切り替えて行います(病院等で困難な場合の例外があります)。
・「電源をすべて遮断した状態で、手でポンプを回す」は誤りです。電源を遮断して手で回すのは、機器点検で回転軸の回転の円滑さを確認する方法です。
・「発電機を停止した状態で、蓄電池だけで起動する」は誤りです。発電機を停止して蓄電池だけで起動する、という点検方法ではありません。

覚え方のポイント
総合点検は「非常電源に切り替えて」実際に動かすのが原則。停電時に動くかどうかを確かめます。
問25-9
屋内消火栓の総合点検で、棒状放水の放水圧力をピトー管で測定する位置として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①ノズルの先端に、ピトー管を密着させて測定する
  • ②ノズルの先端から1m離れた位置で測定する
  • ③ノズル先端から口径の2分の1離れた位置で測る
  • ④ノズルの先端から口径の10倍離れた位置で測定する
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正解 ③ノズル先端から口径の2分の1離れた位置で測る
解説
点検要領では、棒状放水の放水圧力は、放水時のノズル先端から口径の2分の1離れた位置で、かつ、ピトー管先端の中心線と放水流が一致する位置にピトー管の先端がくるようにして、圧力計の指示値を読むとしています。
ピトー管で測定できないものや噴霧ノズルの放水は、ホース結合金具とノズルの間に圧力計を取り付けた管路媒介金具を結合して測定します。

他の選択肢が誤りである理由
・「ノズルの先端に、ピトー管を密着させて測定する」は誤りです。ノズルの先端に密着させるのではなく、口径の2分の1離れた位置で測定します。
・「ノズルの先端から1m離れた位置で測定する」は誤りです。1m離れた位置ではありません。
・「ノズルの先端から口径の10倍離れた位置で測定する」は誤りです。口径の10倍離れた位置ではありません。

覚え方のポイント
ピトー管の位置は「ノズル先端から口径の1/2・放水流の中心線上」。13mmのノズルなら6.5mm離した位置です。
問35-9
1号消火栓の総合点検で、放水圧力の判定基準として点検要領に示されているものはどれか。
  • ①0.1MPa以上1.0MPa以下
  • ②0.25MPa以上0.7MPa以下
  • ③0.17MPa以上1.0MPa以下
  • ④0.17MPa以上0.7MPa以下
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正解 ④0.17MPa以上0.7MPa以下
解説
点検要領では、放水圧力は、1号消火栓・易操作性1号消火栓・広範囲型2号消火栓にあっては0.17MPa以上0.7MPa以下、2号消火栓にあっては0.25MPa以上0.7MPa以下であることとしています。
あわせて、ホース等からの著しい漏水がないことを確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・「0.1MPa以上1.0MPa以下」は誤りです。0.1MPa以上1.0MPa以下は、スプリンクラー設備の末端試験弁における放水圧力の判定基準です。
・「0.25MPa以上0.7MPa以下」は誤りです。0.25MPa以上0.7MPa以下は、2号消火栓の判定基準です。
・「0.17MPa以上1.0MPa以下」は誤りです。上限は0.7MPaです。

覚え方のポイント
点検の判定は「1号・易操作性1号・広範囲型2号:0.17〜0.7」「2号:0.25〜0.7」「スプリンクラー(末端試験弁):0.1〜1(MPa)」。
問45-9
屋内消火栓(1号消火栓)の総合点検で、放水量を算定する式 Q=K・D²・√(10P) の定数Kとして、点検要領に示されている値はどれか。ただし、開閉弁の開放などと連動して起動する方式のものを除く。
  • ①0.653
  • ②0.17
  • ③1.65
  • ④2.6
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正解 ①0.653
解説
点検要領では、放水量は Q=K・D²・√(10P)(Q:放水量L/min、D:ノズル径mm、P:放水圧力MPa)で算定し、定数Kは1号消火栓(連動起動方式のものを除く)にあっては0.653、それ以外の消火栓にあってはその形式により指定された定数を用いるとしています。
判定は、1号消火栓(易操作性1号消火栓を含む)130L/min以上、2号消火栓60L/min以上、広範囲型2号消火栓80L/min以上です。

他の選択肢が誤りである理由
・「0.17」は誤りです。0.17は、1号消火栓の放水圧力の下限(MPa)です。
・「1.65」は誤りです。1.65という定数は、この式の定数ではありません。
・「2.6」は誤りです。2.6は、1号消火栓1個あたりの水源の水量(m³)です。

覚え方のポイント
放水量の式は「Q=0.653D²√(10P)」。点検の計算問題・製図の計算の両方でよく使います。
問55-9
屋内消火栓設備の総合点検で「減圧のための措置」を確認する方法として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①加圧送水装置の直近及び最遠の消火栓を開放して確認する
  • ②任意の消火栓1か所だけを開放して、圧力計の値を確認する
  • ③減圧弁を取り外し、分解して内部の部品を目視で確認する
  • ④ポンプを締切運転させて、逃し配管からの排水量を確認する
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正解 ①加圧送水装置の直近及び最遠の消火栓を開放して確認する
解説
点検要領では、減圧のための措置は、加圧送水装置の直近及び最遠の消火栓の開放操作により確認するとしています。
ポンプに近い消火栓は圧力が最も高く、遠い消火栓は最も低くなるため、両方で放水圧力が基準の範囲(1号なら0.17〜0.7MPa)に収まっているかを確かめます。

他の選択肢が誤りである理由
・「任意の消火栓1か所だけを開放して、圧力計の値を確認する」は誤りです。任意の1か所だけでは、圧力が最も高い所と低い所の両方を確認できません。
・「減圧弁を取り外し、分解して内部の部品を目視で確認する」は誤りです。総合点検で減圧弁を分解する方法ではありません(機器点検では減圧弁等を目視で確認します)。
・「ポンプを締切運転させて、逃し配管からの排水量を確認する」は誤りです。締切運転で排水量を確認するのは、逃し配管の機器点検の方法です。

覚え方のポイント
減圧の確認は「直近(圧力最大)と最遠(圧力最小)」の2か所。上限と下限の両方を確かめる考え方です。
問65-9
加圧送水装置のポンプのグランド部の機器点検に関する記述として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①グランド部は、水が全く漏れなくなるまで強く締め付けておく
  • ②グランド部は、手で回して回転が円滑かどうかだけを確認する
  • ③グランド部は、潤滑油を採取して汚れや変質がないかを確認する
  • ④著しい漏水がないかを確認し、漏水ゼロまでは締め付けないこと
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正解 ④著しい漏水がないかを確認し、漏水ゼロまでは締め付けないこと
解説
点検要領では、ポンプのグランド部は、目視及び手で触れるなどにより、著しい漏水がないことを確認するとしています。
また、グランド部を全く漏水がない状態まで締め付けないこととされています。グランドパッキンは、少量の水を漏らすことで軸との摩擦熱を冷やし、焼き付きを防いでいるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「グランド部は、水が全く漏れなくなるまで強く締め付けておく」は誤りです。全く漏れない状態まで締め付けると、摩擦熱で軸やパッキンが焼き付くおそれがあります。
・「グランド部は、手で回して回転が円滑かどうかだけを確認する」は誤りです。手で回して回転の円滑さを確認するのは、ポンプの回転軸の点検方法です。グランド部は著しい漏水がないかを確認します。
・「グランド部は、潤滑油を採取して汚れや変質がないかを確認する」は誤りです。潤滑油を採取して確認するのは、ポンプの軸受部の点検方法です。

覚え方のポイント
グランド部は「少し漏れるのが正常、著しい漏れは異常、締め付けすぎは禁物」。鑑別でもよく問われる点検項目です。
問75-9
ポンプの性能を機器点検で確認する方法として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①ポンプの吐出側の止水弁を開いたまま、消火栓から放水して確認する
  • ②ポンプの吸込側の止水弁を閉じて、締切運転を続けて確認する
  • ③吐出側止水弁を閉じ、性能試験用配管のテスト弁を開いて確認
  • ④ポンプを分解して羽根車の寸法を測り、計算で性能を確認する
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正解 ③吐出側止水弁を閉じ、性能試験用配管のテスト弁を開いて確認
解説
点検要領では、ポンプの性能は、ポンプ吐出側に設けられている止水弁を閉じたのちポンプを起動させ、性能試験用配管のテスト弁を開放して、流量計・圧力計・連成計により確認するとしています。
判定は、異常な振動・雑音等がなく、定格負荷運転時における吐出量及び吐出圧力が所定の値であることです。

他の選択肢が誤りである理由
・「ポンプの吐出側の止水弁を開いたまま、消火栓から放水して確認する」は誤りです。消火栓から放水するのは総合点検の放水試験です。ポンプ単体の性能は性能試験用配管で確認します。
・「ポンプの吸込側の止水弁を閉じて、締切運転を続けて確認する」は誤りです。吸込側を閉じて運転するとキャビテーションなどの原因となり、性能の確認方法ではありません。
・「ポンプを分解して羽根車の寸法を測り、計算で性能を確認する」は誤りです。分解して寸法を測る方法ではありません。

覚え方のポイント
ポンプの性能確認は「吐出側止水弁を閉 → テスト弁を開 → 流量計で定格吐出量・圧力を確認」。
問85-9
フート弁の逆止効果を確認する方法として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①ポンプの呼水漏斗を開き、呼水管のバルブを閉止して確認する
  • ②吸水管の先端を水面より上に持ち上げ、水が出るかを確認する
  • ③フート弁を取り外し、空気を吹き込んで漏れがあるかを確認する
  • ④呼水槽の減水警報装置を作動させ、その警報音で確認する
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正解 ①ポンプの呼水漏斗を開き、呼水管のバルブを閉止して確認する
解説
点検要領では、フート弁は、(1)吸水管を引き上げるか、ワイヤー・鎖等の操作により異物の付着やつまりがないかを確認し、(2)ポンプの呼水漏斗のコックを開いて呼水漏斗から連続的に溢水することを確認し、(3)呼水漏斗を開き呼水管のバルブを閉止して逆止効果が正常であることを確認するとしています。
フート弁の逆止効果が悪いと、吸水管の水が水源へ戻ってしまい、呼水槽の水が減っていきます。

他の選択肢が誤りである理由
・「吸水管の先端を水面より上に持ち上げ、水が出るかを確認する」は誤りです。吸水管を引き上げるのは、異物の付着やつまりを確認する方法です。
・「フート弁を取り外し、空気を吹き込んで漏れがあるかを確認する」は誤りです。フート弁を取り外して空気を吹き込む、という点検方法ではありません。
・「呼水槽の減水警報装置を作動させ、その警報音で確認する」は誤りです。減水警報装置の点検は別の項目で、フート弁の逆止効果の確認方法ではありません。

覚え方のポイント
フート弁の点検は「引き上げてつまり確認」「呼水漏斗から溢水するか」「呼水管のバルブを閉じて逆止効果」の3つ。
問95-9
閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備(ポンプ方式)の総合点検の方法と判定として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①最遠の区域の末端試験弁だけを開き、0.17〜0.7MPaを確認
  • ②最遠と任意の区域の末端試験弁を開き、0.1〜1MPaを確認
  • ③直近の区域の末端試験弁だけを開き、0.1〜1MPaを確認
  • ④最遠と任意の区域のヘッドを外し、80L/min以上を確認
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正解 ②最遠と任意の区域の末端試験弁を開き、0.1〜1MPaを確認
解説
点検要領では、閉鎖型スプリンクラー設備(ポンプ方式)の総合点検は、非常電源に切り替えた状態で、加圧送水装置から最遠及び任意の区域における末端試験弁の開放操作により機能を確認するとしています(任意の区域は点検のつど異なる区域で行う)。
末端試験弁のオリフィスを使って試験し、放水圧力が0.1MPa以上1MPa以下であることを確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・「最遠の区域の末端試験弁だけを開き、0.17〜0.7MPaを確認」は誤りです。最遠の区域だけでなく任意の区域でも行います。また、0.17〜0.7MPaは屋内消火栓(1号消火栓)の放水圧力の範囲で、スプリンクラーの判定は0.1MPa以上1MPa以下です。
・「直近の区域の末端試験弁だけを開き、0.1〜1MPaを確認」は誤りです。加圧送水装置に近い直近の区域ではなく、最も圧力が低くなる最遠の区域と、任意の区域で行います。
・「最遠と任意の区域のヘッドを外し、80L/min以上を確認」は誤りです。ヘッドを取り外して放水する点検方法ではありません。末端試験弁のオリフィスを使い、放水圧力で判定します。

覚え方のポイント
スプリンクラーの総合点検は「最遠+任意の区域の末端試験弁・0.1〜1MPa」。任意の区域は毎回変えます。
問105-9
呼水装置の自動給水装置と減水警報装置の機器点検の判定として、点検要領に示されているものの組合せはどれか。
  • ①自動給水装置は満水まで作動しない、減水警報は空になってから鳴る
  • ②自動給水装置は1/4減水で作動、減水警報は3/4減水で鳴る
  • ③自動給水は1/2減水までに作動、減水警報もおおむね1/2で鳴る
  • ④自動給水装置の点検は不要で、減水警報だけを確認すればよい
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正解 ③自動給水は1/2減水までに作動、減水警報もおおむね1/2で鳴る
解説
点検要領では、自動給水装置は、排水弁の操作により、呼水槽の水量が2分の1に減水するまでの間に作動することを確認します。
減水警報装置は、補給水弁を閉じ、排水弁の操作により、おおむね2分の1の水量に減水するまでに警報を発することを確認します。
加圧送水装置の基準でも、減水警報装置の発信部は有効水量の2分の1となる前に信号を発信するものとされています。

他の選択肢が誤りである理由
・「自動給水装置は満水まで作動しない、減水警報は空になってから鳴る」は誤りです。満水まで作動しない、空になってから鳴る、では呼水槽の役割を果たせません。
・「自動給水装置は1/4減水で作動、減水警報は3/4減水で鳴る」は誤りです。1/4・3/4という判定ではありません。
・「自動給水装置の点検は不要で、減水警報だけを確認すればよい」は誤りです。自動給水装置も点検の対象です。

覚え方のポイント
呼水槽の点検は「2分の1」がキーワード。自動給水も減水警報も、半分に減るまでに働くことを確認します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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