2026年版・8-1

鑑別:機器・部品の名称と用途の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「実技(鑑別・製図)対策」から、鑑別:機器・部品の名称と用途に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問18-1
図は、閉鎖型スプリンクラーヘッド(下向き型)の模式図である。図中のdで示す、放水口から出た水流を細かく分散させる部分の名称として、正しいものはどれか。
abcd
  • ①フレーム
  • ②デフレクター
  • ③ヒュージブルリンク
  • ④オリフィス
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正解 ②デフレクター
解説
dは、放水口から流出する水流を細分させる作用を行うデフレクターです(閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格省令第2条第3号)。
水をデフレクターに当てて周囲に均一に散水します。標準型ヘッドの施工では、デフレクターと取付け面との距離を0.3m以下とし、デフレクターから下方0.45m以内・水平方向0.3m以内には物を置かないようにします。

他の選択肢が誤りである理由
・「フレーム」は誤りです。フレームは、図のbのように、ヘッドの取付部とデフレクターを結ぶ部分です。
・「ヒュージブルリンク」は誤りです。ヒュージブルリンクは、易融性金属で融着された感熱体で、図のcのようなガラス球とは別の種類の感熱体です。
・「オリフィス」は誤りです。オリフィスは、末端試験弁の試験用放水口などに使われる絞りの部品で、ヘッドの散水部分の名称ではありません。

覚え方のポイント
ヘッドの部位は「a取付部(ねじ)・bフレーム・c感熱体・dデフレクター」。散水の形を決めるのがデフレクターです。
問28-1
図は、閉鎖型スプリンクラーヘッド(下向き型)の模式図である。図中のcで示す、ガラス球の中に液体を封入した部分の名称と働きの組合せとして、正しいものはどれか。
abcd
  • ①グラスバルブ ― 火災の熱で破裂し、ヘッドを開放させる感熱体
  • ②グラスバルブ ― 水流を細かく分散させる、散水用の部品である
  • ③デフレクター ― 火災の熱で破裂し、ヘッドを開放させる感熱体
  • ④フレーム ― 配管から伝わる振動を吸収して、ヘッドを守る部品
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正解 ①グラスバルブ ― 火災の熱で破裂し、ヘッドを開放させる感熱体
解説
cは、ガラス球の中に液体等を封入した感熱体で、グラスバルブといいます(規格省令第2条第10号)。
火災の熱で中の液体が膨張してガラス球が破裂すると、押さえられていた弁体が外れ、ヘッドが開放して放水が始まります。
標示温度は、ヘッド本体に数字と色別(75℃以上121℃未満は白など)で表示されています。

他の選択肢が誤りである理由
・「グラスバルブ ― 水流を細かく分散させる、散水用の部品である」は誤りです。水流を分散させるのはデフレクターで、グラスバルブの働きではありません。
・「デフレクター ― 火災の熱で破裂し、ヘッドを開放させる感熱体」は誤りです。熱で破裂する感熱体はグラスバルブで、デフレクターではありません。
・「フレーム ― 配管から伝わる振動を吸収して、ヘッドを守る部品」は誤りです。フレームはヘッドの取付部とデフレクターを結ぶ部分で、振動を吸収するための部品ではありません。

覚え方のポイント
感熱体は「グラスバルブ(液体入りガラス球が割れる)」と「ヒュージブルリンク(低い温度で溶ける金属)」の2種類。
問38-1
屋内消火栓設備の総合点検で、ホース結合金具とノズルの間に圧力計を取り付けた金具を結合して放水し、放水圧力を測定することがある。この圧力計を取り付けた金具の名称として、点検要領に示されているものはどれか。
  • ①管路媒介金具
  • ②差込式受け口
  • ③ねじ式差し口
  • ④吸管用結合金具
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正解 ①管路媒介金具
解説
点検要領では、ピトー管で測定できないものや噴霧ノズルの放水の測定にあたっては、ホース結合金具とノズルの間に圧力計を取り付けた管路媒介金具を結合して放水し、放水時の圧力計の指示値を読むとしています。
棒状放水の場合は、ノズル先端から口径の2分の1離れた位置でピトー管(ピトーゲージ)を使って測定します。

他の選択肢が誤りである理由
・「差込式受け口」は誤りです。差込式受け口は、差込式結合金具のうち差し口を受ける側の金具で、圧力計を取り付けて測定に使うものではありません。
・「ねじ式差し口」は誤りです。ねじ式差し口は、ねじ式結合金具の一方の金具です。
・「吸管用結合金具」は誤りです。吸管用結合金具は、消防ポンプの吸管に使う結合金具です。

覚え方のポイント
放水圧力の測定は「棒状=ピトーゲージ(口径の1/2離す)」「噴霧・ピトーで測れないもの=管路媒介金具+圧力計」。
問48-1
屋内消火栓などの放水試験で、ノズルから出る棒状の水流に先端を当てて放水圧力を測定する器具の名称として、正しいものはどれか。
  • ①連成計
  • ②流量計
  • ③ピトーゲージ
  • ④管路媒介金具
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正解 ③ピトーゲージ
解説
ピトーゲージは、ピトー管と圧力計を組み合わせた器具で、ノズルから出る棒状の水流に先端を当てて、水の勢い(動圧)から放水圧力を測定します。
点検要領では、ノズル先端から口径の2分の1離れた位置で、ピトー管の先端の中心線と放水流が一致するようにして測定するとしています。
測定した放水圧力から、Q=K・D²・√(10P) の式で放水量を求めます。

他の選択肢が誤りである理由
・「連成計」は誤りです。連成計は、ポンプの吸込側に設けて正圧と負圧を測る計器です。
・「流量計」は誤りです。流量計は、ポンプ性能試験配管などで流量を測る計器で、水流に当てて使うものではありません。
・「管路媒介金具」は誤りです。管路媒介金具は、ホース結合金具とノズルの間に結合し、取り付けた圧力計で放水圧力を測る金具で、水流に先端を当てて使うものではありません。

覚え方のポイント
ピトーゲージは「水流に当てて放水圧力を測る」。読み取った圧力から放水量を計算します。
問58-1
配管の途中に設けて、水の中のごみや異物を取り除き、下流の機器を保護する器具として、正しいものはどれか。
  • ①Y形ストレーナー
  • ②フレキシブル継手
  • ③仕切弁
  • ④スイング式逆止弁
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正解 ①Y形ストレーナー
解説
Y形ストレーナーは、配管の途中にY字形に設けた網(スクリーン)で、水の中のごみや異物を取り除く器具です。
ポンプや減圧弁、流水検知装置などの手前に設けて、異物による故障を防ぎます。網にたまった異物は、定期的に取り外して掃除します。

他の選択肢が誤りである理由
・「フレキシブル継手」は誤りです。フレキシブル継手は、地震や振動による配管の変位を吸収するための継手です。
・「仕切弁」は誤りです。仕切弁は、管路を全開又は全閉にするための弁で、異物を取り除く器具ではありません。
・「スイング式逆止弁」は誤りです。スイング式逆止弁は、水の逆流を防ぐ弁です。

覚え方のポイント
Y形ストレーナー=「ごみ取り」。ろ過装置の一種で、点検では網の目詰まりを確認します。
問68-1
ポンプの吸込側や吐出側の配管に設けて、ポンプの振動が配管に伝わるのを防ぎ、地震などによる配管の変位を吸収する継手として、正しいものはどれか。
  • ①フランジ継手
  • ②絶縁継手
  • ③伸縮継手(ベローズ形)
  • ④フレキシブル継手
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正解 ④フレキシブル継手
解説
フレキシブル継手(可とう管継手)は、ゴムや金属製の蛇腹などでできた曲げやすい継手で、ポンプの振動が配管に伝わるのを防いだり、地震などで生じる配管の変位を吸収したりします。
加圧送水装置の周りの配管などに使われます。

他の選択肢が誤りである理由
・「フランジ継手」は誤りです。フランジ継手は、管と管をフランジ(つば)でボルト締めして接続する継手で、振動や変位を吸収するものではありません。
・「絶縁継手」は誤りです。絶縁継手は、異なる金属の配管を電気的に絶縁して腐食を防ぐ継手です。
・「伸縮継手(ベローズ形)」は誤りです。伸縮継手は、主に温度変化による配管の軸方向の伸び縮みを吸収する継手です。

覚え方のポイント
継手の役割は「フレキシブル=振動・変位の吸収」「絶縁=異種金属の腐食防止」「伸縮=熱による伸び縮み」。
問78-1
弁体を管路に対して垂直に上下させて開閉する弁で、全開時の圧力損失が小さく、流量の調整には向かない弁の名称として、正しいものはどれか。
  • ①玉形弁(グローブ弁)
  • ②逆止弁
  • ③仕切弁(ゲート弁)
  • ④バタフライ弁
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正解 ③仕切弁(ゲート弁)
解説
仕切弁(ゲート弁)は、板状の弁体を管路に対して垂直に上下させて開閉する弁です。
全開にすると流路がまっすぐ開くため圧力損失が小さく、主配管の止水弁などに使われますが、半開での流量調整には向きません。
弁棒の動き方により、外ねじ式と内ねじ式があります。ポンプの吐出側主配管に取り付ける内ねじ式の止水弁には、開閉位置の表示が必要です(加圧送水装置の基準第六第六号)。

他の選択肢が誤りである理由
・「玉形弁(グローブ弁)」は誤りです。玉形弁は、流れが弁の中でS字形に曲がるため圧力損失が大きい一方、流量の調整に向いた弁です。
・「逆止弁」は誤りです。逆止弁は、流れを一方向にだけ通し、逆流を防ぐ弁です。
・「バタフライ弁」は誤りです。バタフライ弁は、円板状の弁体を回転させて開閉する弁です。

覚え方のポイント
「仕切弁=全開か全閉で使う・損失小」「玉形弁=流量調整向き・損失大」。性能試験配管の流量調整弁には玉形弁などが使われます。
問88-1
弁体がヒンジ(ちょうつがい)を軸に回転して開閉し、水の逆流を防ぐ弁として、正しいものはどれか。
  • ①リフト式逆止弁
  • ②玉形弁
  • ③仕切弁
  • ④スイング式逆止弁
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正解 ④スイング式逆止弁
解説
スイング式逆止弁は、弁体がヒンジを軸に回転(スイング)して開閉する逆止弁です。
流れの方向には弁体が押し開けられ、逆方向に流れようとすると弁体が閉じて逆流を防ぎます。
スプリンクラー設備等の送水口には、リフト式又はスイング式の逆止弁を内蔵します(送水口の基準)。

他の選択肢が誤りである理由
・「リフト式逆止弁」は誤りです。リフト式逆止弁は、弁体が上下に持ち上がって開閉する逆止弁です。
・「玉形弁」は誤りです。玉形弁は、流量の調整などに使う弁で、逆止弁ではありません。
・「仕切弁」は誤りです。仕切弁は、板状の弁体を上下させて開閉する弁で、逆止の働きはありません。

覚え方のポイント
逆止弁は「スイング式(回転して開閉)」と「リフト式(上下して開閉)」。取付けの向き(流れ方向の表示)を間違えないことが重要です。
問98-1
起動用圧力タンクに取り付けられ、配管内の圧力があらかじめ設定した値まで下がると接点が働き、加圧送水装置を起動させる機器として、正しいものはどれか。
  • ①減水警報装置
  • ②起動用水圧開閉器
  • ③フロートスイッチ
  • ④流量スイッチ
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正解 ②起動用水圧開閉器
解説
起動用水圧開閉器(圧力スイッチ)は、起動用圧力タンク又はその直近に設け、配管内の圧力が設定値まで下がると接点が働いて、ポンプを自動的に起動させます(加圧送水装置の基準第六第五号)。
点検では、設定圧力値が設計図書のとおりかを確かめ、排水弁を操作して実際にポンプが起動する作動圧力値を確認します(点検要領)。

他の選択肢が誤りである理由
・「減水警報装置」は誤りです。減水警報装置は、呼水槽の水位低下を知らせる装置です。
・「フロートスイッチ」は誤りです。フロートスイッチは、水位の上下で働くスイッチで、呼水槽の減水警報装置などに使われます。
・「流量スイッチ」は誤りです。流量スイッチは、流れの有無などを検知するスイッチで、起動用圧力タンクの圧力でポンプを起動させる機器の名称ではありません。

覚え方のポイント
「圧力が下がる → 圧力スイッチ → ポンプ起動」。設定圧力の確認と、排水弁で圧力を下げての起動試験がセットです。
問108-1
流水検知装置の構成部品で、流れる水の力で水車を回してゴングを鳴らし、電気を使わずに警報を発する装置として、正しいものはどれか。
  • ①電気ベル
  • ②音声警報装置
  • ③サイレン
  • ④ウォーター・モーター・ゴング
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正解 ④ウォーター・モーター・ゴング
解説
ウォーター・モーター・ゴングは、流水検知装置から分岐した水の流れで水車を回し、ゴングを鳴らして警報を発する装置です。
電気を使わないため、停電時でも警報を発することができます。
流水検知装置の規格省令第9条第2項により、3時間連続して鳴動しても機能に支障がなく、3m離れた位置で90dB以上の音量が必要です。

他の選択肢が誤りである理由
・「電気ベル」は誤りです。電気ベルは電気で鳴らす警報装置で、水の力で鳴るものではありません。
・「音声警報装置」は誤りです。音声警報装置は、共同住宅用スプリンクラー設備などで音声により警報を伝える装置です。
・「サイレン」は誤りです。サイレンは、電気などで音を出す警報装置です。

覚え方のポイント
ウォーター・モーター・ゴング=「水の力で鳴る・停電でも鳴る・3mで90dB・3時間」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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