2026年版・8-3

製図:系統図の読み取りの一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「実技(鑑別・製図)対策」から、製図:系統図の読み取りに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問18-3
図は、屋内消火栓設備の加圧送水装置(ポンプ方式・水源の水位がポンプより低い)まわりの系統図の例である。図中のAで示す槽の名称として、正しいものはどれか。
屋内消火栓水源PMABCDEF
  • ①呼水槽
  • ②起動用圧力タンク
  • ③補助高架水槽
  • ④圧力水槽
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正解 ①呼水槽
解説
Aは、ポンプの吐出側(逆止弁の一次側)と配管でつながった小さな水槽で、呼水槽です。
水源の水位がポンプより低い場合は、ポンプと吸水管を常に水で満たしておくため、専用の呼水槽を持つ呼水装置を設けます(規則第12条第1項第3号の2)。
呼水槽の有効水量は100L以上(フート弁の呼び径150以下なら50L以上)とし、減水警報装置と自動給水装置を設けます(加圧送水装置の基準)。

他の選択肢が誤りである理由
・「起動用圧力タンク」は誤りです。起動用圧力タンクは、図のDのように逆止弁の二次側の配管につながる縦長の圧力容器です。
・「補助高架水槽」は誤りです。補助高架水槽は、配管を常に満水にしておくために建物の高い位置に設ける水槽で、ポンプの横に置くものではありません。
・「圧力水槽」は誤りです。圧力水槽は、圧力水槽方式の加圧送水装置で、それ自体が送水の圧力源になる水槽です。

覚え方のポイント
系統図では「ポンプ吐出側の逆止弁より手前(一次側)→呼水槽」「逆止弁より先(二次側)→起動用圧力タンク」と、つながる位置で見分けます。
問28-3
図は、屋内消火栓設備の加圧送水装置(ポンプ方式・水源の水位がポンプより低い)まわりの系統図の例である。図中のBで示す、オリフィスを設けて呼水槽へ常に少量の水を逃がしている配管の名称として、正しいものはどれか。
屋内消火栓水源PMABCDEF
  • ①ポンプ性能試験配管
  • ②水温上昇防止用逃し配管
  • ③呼水管
  • ④補給水管
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正解 ②水温上昇防止用逃し配管
解説
Bは、ポンプ吐出側の逆止弁の一次側から分岐し、オリフィスと止水弁を介して呼水槽などへ常に放水する、水温上昇防止用逃し配管です。
締切運転(吐出量0の運転)が続いたときに、ポンプの中の水が羽根車にかき回されて温度が上がるのを防ぐため、少量の水を逃がし続けます。
口径は呼び15以上で、締切運転を続けても水温上昇が30℃未満となる量を流します(加圧送水装置の基準第六第三号)。

他の選択肢が誤りである理由
・「ポンプ性能試験配管」は誤りです。ポンプ性能試験配管は、図のCのように流量計と流量調整弁を設けて水源へ戻す配管です。
・「呼水管」は誤りです。呼水管は、呼水槽からポンプへ水を送るための管(呼び40以上)で、呼水槽の底からポンプ側へつながる管です。
・「補給水管」は誤りです。補給水管は、水道などから呼水槽に水を補給する管(呼び15以上)です。

覚え方のポイント
「オリフィスを通って常に少し流れている細い管」が逃し配管。締切運転でポンプが熱くならないための配管です。
問38-3
図は、屋内消火栓設備の加圧送水装置(ポンプ方式・水源の水位がポンプより低い)まわりの系統図の例である。図中のCで示す機器を含む配管は、ポンプの定格負荷運転時の性能を確認するためのものである。Cで示す機器として、正しいものはどれか。
屋内消火栓水源PMABCDEF
  • ①連成計
  • ②フート弁
  • ③流量計
  • ④逆止弁
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正解 ③流量計
解説
Cを含む配管は、ポンプ吐出側の逆止弁の一次側から分岐して水源へ戻る、ポンプ性能試験配管です。
この配管には、ポンプの負荷を調整する流量調整弁と、定格吐出量を測定できる差圧式の流量計を設けます(加圧送水装置の基準第六第四号)。
点検では、吐出側の止水弁を閉じてポンプを起動し、テスト弁(流量調整弁)を開いて、流量計・圧力計・連成計で吐出量と圧力を確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・「連成計」は誤りです。連成計は、図のFのようにポンプの吸込側に設ける計器です。
・「フート弁」は誤りです。フート弁は、図のEのように吸水管の先端に設ける逆止弁です。
・「逆止弁」は誤りです。逆止弁は、ポンプ吐出側の主配管に設けるもので、性能試験配管の途中の機器ではありません。

覚え方のポイント
性能試験配管は「逆止弁の一次側から分岐・流量調整弁+差圧式流量計・水源へ戻す」。
問48-3
図は、屋内消火栓設備の加圧送水装置(ポンプ方式・水源の水位がポンプより低い)まわりの系統図の例である。図中のDで示す、逆止弁の二次側の配管に接続された機器の名称として、正しいものはどれか。
屋内消火栓水源PMABCDEF
  • ①呼水槽
  • ②圧力水槽
  • ③補助水槽
  • ④起動用圧力タンク
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正解 ④起動用圧力タンク
解説
Dは、ポンプ吐出側の逆止弁の二次側に接続された起動用圧力タンクです。
タンクに付いた起動用水圧開閉器(圧力スイッチ)が、消火栓の開放などによる配管内の圧力低下を検知すると、ポンプを自動的に起動させます。
容量は100L以上(吐出側主配管の止水弁の呼び径150以下なら50L以上)とし、管の呼び25以上で止水弁を備えた配管に接続します。

他の選択肢が誤りである理由
・「呼水槽」は誤りです。呼水槽は、図のAのように逆止弁の一次側からポンプに呼び水を送る水槽です。
・「圧力水槽」は誤りです。圧力水槽は、圧力水槽方式の加圧送水装置の本体で、起動のための機器ではありません。
・「補助水槽」は誤りです。補助水槽は、特定施設水道連結型スプリンクラー設備のポンプ方式などで用いられるもので、起動用の圧力容器ではありません。

覚え方のポイント
起動用圧力タンクは「逆止弁の二次側・圧力が下がるとポンプを起動」。上部の小さな箱は圧力スイッチです。
問58-3
図は、屋内消火栓設備の加圧送水装置(ポンプ方式・水源の水位がポンプより低い)まわりの系統図の例である。図中のEで示す、吸水管の先端に設けた機器の名称として、正しいものはどれか。
屋内消火栓水源PMABCDEF
  • ①Y形ストレーナー
  • ②フート弁
  • ③仕切弁
  • ④減圧弁
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正解 ②フート弁
解説
Eは、水源の水位がポンプより低い場合に吸水管の先端に設ける逆止弁で、フート弁です(加圧送水装置の基準第二第十号)。
ろ過装置を持ち、鎖やワイヤーなどで手動により開閉できる構造とします(同第六第七号)。
吸水管の水が水源へ逆流しないようにし、ポンプがいつでも水を吸い込めるようにする役割があります。

他の選択肢が誤りである理由
・「Y形ストレーナー」は誤りです。Y形ストレーナーは配管の途中に設けるごみ取りの器具で、逆止の働きはなく、吸水管の先端に設けるものでもありません。
・「仕切弁」は誤りです。仕切弁は管路を開閉する弁で、吸水管の先端に設ける逆止機能を持つ弁ではありません。
・「減圧弁」は誤りです。減圧弁は、放水圧力が高くなりすぎないように圧力を下げる弁です。

覚え方のポイント
フート弁は「吸水管の先端の逆止弁・ろ過装置付き・鎖などで手動開閉できる」。点検では呼水漏斗からの溢水で逆止効果を確かめます。
問68-3
図は、屋内消火栓設備の加圧送水装置(ポンプ方式・水源の水位がポンプより低い)まわりの系統図の例である。図中のFで示す、ポンプの吸込側に設けた計器の名称として、正しいものはどれか。
屋内消火栓水源PMABCDEF
  • ①圧力計
  • ②流量計
  • ③連成計
  • ④水位計
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正解 ③連成計
解説
Fは、ポンプの吸込側に設けた連成計です。
消防法施行規則第12条第1項第7号ハ(ホ)により、ポンプには、吐出側に圧力計、吸込側に連成計を設けます。
吸込側は、水源がポンプより低いと負圧(大気圧より低い圧力)になるため、正圧と負圧の両方を測れる連成計を使います。

他の選択肢が誤りである理由
・「圧力計」は誤りです。圧力計は、ポンプの吐出側に設ける計器です。
・「流量計」は誤りです。流量計は、図のCのようにポンプ性能試験配管に設ける計器です。
・「水位計」は誤りです。水位計は、水槽の水位を見るもので、吸水管に設ける計器ではありません。

覚え方のポイント
「吐出側=圧力計、吸込側=連成計」。精度はブルドン管圧力計の1.6級以上です。
問78-3
図は、湿式スプリンクラー設備の系統図の例である。図中のアで示す、建物の外壁に設けた機器の名称として、正しいものはどれか。
P2階1階加圧送水装置へアイウエ
  • ①送水口
  • ②末端試験弁
  • ③放水口
  • ④採水口
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正解 ①送水口
解説
アは、建物の外壁に設けて、消防ポンプ自動車からスプリンクラー設備の配管に送水するための送水口です。
スプリンクラー設備の送水口は双口形とし、結合金具は地盤面からの高さ0.5m以上1m以下に設け、加圧送水装置から流水検知装置等までの配管に専用の配管で接続します(規則第14条第1項第6号)。
直近には、スプリンクラー用送水口である旨と送水圧力範囲を表示した標識を設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・「末端試験弁」は誤りです。末端試験弁は、図のウのように各階の配管の末端に設ける弁です。
・「放水口」は誤りです。放水口は、連結送水管で消防隊がホースをつないで放水するために各階に設ける口です。
・「採水口」は誤りです。採水口は、消防用水などから消防ポンプ自動車が水を吸い上げるための口です。

覚え方のポイント
外壁から配管へ水を「送り込む」のが送水口。連結送水管の「放水口(各階で取り出す)」と区別しましょう。
問88-3
図は、湿式スプリンクラー設備の系統図の例である。図中のイで示す、各階の配管に設けて水の流れを検知し警報を発する装置の名称として、正しいものはどれか。
P2階1階加圧送水装置へアイウエ
  • ①一斉開放弁
  • ②減圧弁
  • ③流水検知装置
  • ④逆止弁
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正解 ③流水検知装置
解説
イは、各階の配管に設けた流水検知装置(湿式)です。
スプリンクラーヘッドが開いて配管内を水が流れると、それを検知して信号や警報を発します。自動警報装置の発信部は、各階又は放水区域ごとに設け、流水検知装置又は圧力検知装置を用います(規則第14条第1項第4号)。
流水検知装置の一次側には圧力計を設けます(同項第4号の4)。

他の選択肢が誤りである理由
・「一斉開放弁」は誤りです。一斉開放弁は、開放型スプリンクラー設備や水噴霧消火設備で、放水区域に一斉に放水するための弁です。
・「減圧弁」は誤りです。減圧弁は、圧力を下げるための弁で、流水を検知する装置ではありません。
・「逆止弁」は誤りです。逆止弁は、逆流を防ぐ弁で、警報を発する装置ではありません(湿式流水検知装置は逆止弁構造を持ちますが、名称は流水検知装置です)。

覚え方のポイント
各階の「制御弁 → 流水検知装置 → ヘッド → 末端試験弁」の並びを、系統図で見分けられるようにしましょう。
問98-3
図は、湿式スプリンクラー設備の系統図の例である。図中のウで示す、各階の配管の末端に設けた圧力計付きの弁の名称として、正しいものはどれか。
P2階1階加圧送水装置へアイウエ
  • ①排水弁
  • ②末端試験弁
  • ③制御弁
  • ④一斉開放弁
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正解 ②末端試験弁
解説
ウは、閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いる設備の配管の末端に設ける末端試験弁です。
流水検知装置又は圧力検知装置の配管の系統ごとに1個ずつ、放水圧力が最も低くなると予想される部分に設け、一次側に圧力計、二次側にヘッドと同等の放水性能を持つオリフィス等の試験用放水口を取り付けます(規則第14条第1項第5号の2)。
点検では、末端試験弁を開いて放水し、流水検知装置の警報やポンプの起動、放水圧力(0.1〜1MPa)を確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・「排水弁」は誤りです。排水弁は配管の水を抜くための弁で、圧力計とオリフィスを備えて試験に使う末端試験弁とは異なります。
・「制御弁」は誤りです。制御弁は、図のエのように各階の配管の入口に設け、その階の配管を開閉する弁です。
・「一斉開放弁」は誤りです。一斉開放弁は、開放型スプリンクラー設備などで用いる弁で、閉鎖型の配管の末端に設けるものではありません。

覚え方のポイント
末端試験弁は「系統ごとに1個・圧力の最も低い所・一次側に圧力計・二次側にオリフィス」。
問108-3
図は、湿式スプリンクラー設備の系統図の例である。図中のエで示す、各階の配管の入口に設けた弁の名称と、その設置位置の高さの組合せとして、正しいものはどれか。
P2階1階加圧送水装置へアイウエ
  • ①制御弁 ― 床面から0.8m以上1.5m以下
  • ②制御弁 ― 床面から1.8m以上2.5m以下
  • ③止水弁 ― 床面から0.3m以上0.5m以下
  • ④逆止弁 ― 天井から0.3m以内の高さ
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正解 ①制御弁 ― 床面から0.8m以上1.5m以下
解説
エは、閉鎖型スプリンクラー設備の各階の配管に設ける制御弁です。
消防法施行規則第14条第1項第3号により、制御弁は防火対象物の階ごとに、床面からの高さが0.8m以上1.5m以下の箇所に設け、みだりに閉止できない措置を講じ、直近の見やすい箇所に制御弁である旨の標識を設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・「制御弁 ― 床面から1.8m以上2.5m以下」は誤りです。制御弁の高さは0.8m以上1.5m以下です。
・「止水弁 ― 床面から0.3m以上0.5m以下」は誤りです。各階の入口の弁は制御弁で、高さも0.8m以上1.5m以下です。
・「逆止弁 ― 天井から0.3m以内の高さ」は誤りです。逆止弁ではなく制御弁で、天井付近に設けるものではありません。

覚え方のポイント
制御弁は「階ごと・0.8〜1.5m・みだりに閉止できない・標識」。閉じたままだとその階のスプリンクラーが働きません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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