2026年版・8-5

製図:ヘッド・消火栓の配置と警戒範囲の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「実技(鑑別・製図)対策」から、製図:ヘッド・消火栓の配置と警戒範囲に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問18-5
耐火建築物の階(劇場等の舞台部・地下街・指定可燃物を1,000倍以上貯蔵し又は取り扱うものを除く)に、標準型ヘッド(高感度型ヘッドを除く)を正方形に並べて配置する。天井の各部分から一のヘッドまでの水平距離を満たすことができる、ヘッドどうしの最大の間隔として正しいものはどれか。
  • ①約2.30m
  • ②約3.25m
  • ③約3.98m
  • ④約4.60m
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正解 ②約3.25m
解説
耐火建築物では、天井の各部分から一のヘッドまでの水平距離を2.3m以下とします(令第12条第2項第2号イ)。
正方形に並べたとき、ヘッドから最も遠いのは、4つのヘッドに囲まれた正方形の中心です。中心から各ヘッドまでの距離は、間隔をaとすると a÷√2 です。
これが2.3m以下になればよいので、a=2.3×√2≒3.25m が最大の間隔です。

他の選択肢が誤りである理由
・「約2.30m」は誤りです。約2.30mは水平距離そのもので、間隔にすると必要以上に密な配置になります。
・「約3.98m」は誤りです。約3.98mは2.3×√3で、正三角形(千鳥)に並べるときの間隔です。正方形の配置では中心が届かなくなります。
・「約4.60m」は誤りです。約4.60mは2.3×2で、2つの円がちょうど接するだけの間隔です。4つのヘッドに囲まれた中心が警戒できません。

覚え方のポイント
正方形配置の間隔=水平距離×√2(2.3m→約3.25m、2.1m→約2.97m、1.7m→約2.40m)。
問28-5
耐火建築物以外の建築物の階(劇場等の舞台部・指定可燃物を1,000倍以上貯蔵し又は取り扱うものを除く)に、標準型ヘッド(高感度型ヘッドを除く)を正方形に並べて配置するとき、ヘッドどうしの最大の間隔として正しいものはどれか。
  • ①約2.97m
  • ②約3.25m
  • ③約3.64m
  • ④約4.20m
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正解 ①約2.97m
解説
耐火建築物以外の建築物では、天井の各部分から一のヘッドまでの水平距離を2.1m以下とします(令第12条第2項第2号イ)。
正方形配置の最大の間隔は、水平距離×√2なので、2.1×√2≒2.97m です。

他の選択肢が誤りである理由
・「約3.25m」は誤りです。約3.25mは、耐火建築物(2.3m)で計算した間隔です。
・「約3.64m」は誤りです。約3.64mは2.1×√3で、正三角形(千鳥)に並べるときの間隔です。
・「約4.20m」は誤りです。約4.20mは2.1×2で、正方形の中心が警戒できない間隔です。

覚え方のポイント
耐火建築物は2.3m、耐火建築物以外は2.1m。耐火でない建物ほど水平距離が短く、ヘッドの数は増えます。
問38-5
耐火建築物の11階にある、縦12m×横9mの事務室(はりやダクトは無いものとする)に、標準型ヘッド(高感度型ヘッドを除く)を正方形の配置で設ける。必要なヘッドの最少の個数として正しいものはどれか。
  • ①9個
  • ②16個
  • ③20個
  • ④12個
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正解 ④12個
解説
耐火建築物の正方形配置の最大の間隔は、2.3×√2≒3.25mです。
縦12mは、12÷3.25≒3.7なので4列、横9mは、9÷3.25≒2.8なので3列が必要です。
4×3=12個となります。端の列のヘッドは、壁から間隔の半分(約1.63m)以内に置きます。

他の選択肢が誤りである理由
・「9個」は誤りです。9個(3×3)では、縦12mを3列で割ると間隔が4mとなり、3.25mを超えます。
・「16個」は誤りです。16個(4×4)では、横9mにも4列を置いています。横は3列で足ります。
・「20個」は誤りです。20個(5×4)は、間隔を3.25mより狭く取った並べ方で、最少の個数ではありません。

覚え方のポイント
「部屋の長さ÷正方形の間隔」を切り上げて、縦の列数×横の列数。壁ぎわは間隔の半分以内。
問48-5
耐火建築物の階に、標準型ヘッド(高感度型ヘッドを除く)を最大の間隔(約3.25m)の正方形の配置で並べる。壁ぎわの列のヘッドと壁との距離の上限として正しいものはどれか。
  • ①約1.15m
  • ②約1.63m
  • ③約2.30m
  • ④約3.25m
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正解 ②約1.63m
解説
正方形配置では、ヘッドと壁との距離を間隔の半分以下にすると、壁ぎわの部屋の隅まで水平距離2.3m以内に入ります。
2.3÷√2≒1.63m です(3.25÷2としても約1.63m)。部屋の隅とヘッドの距離は、√(1.63²+1.63²)≒2.3m となり、ちょうど水平距離の上限に収まります。

他の選択肢が誤りである理由
・「約1.15m」は誤りです。約1.15mは2.3mの半分で、必要以上に壁へ寄せた値です。
・「約2.30m」は誤りです。約2.30mは、ヘッドから壁までの直線距離だけを見た値です。部屋の隅まで2.3mを超えてしまいます。
・「約3.25m」は誤りです。約3.25mは、ヘッドどうしの間隔そのものです。

覚え方のポイント
壁ぎわ=間隔の半分以下。部屋の隅は「壁から縦横に半分ずつ離れた点」と考えると、水平距離ちょうどになります。
問58-5
指定可燃物(可燃性液体類に係るものを除く)を危険物政令別表第四の数量の1,000倍以上貯蔵し、又は取り扱う防火対象物(令第12条第1項第8号)に、標準型ヘッド(高感度型ヘッドを除く)を正方形に並べて配置するとき、ヘッドどうしの最大の間隔として正しいものはどれか。
  • ①約2.40m
  • ②約2.97m
  • ③約3.25m
  • ④約3.40m
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正解 ①約2.40m
解説
指定可燃物を1,000倍以上貯蔵し、又は取り扱う防火対象物(令第12条第1項第8号)では、天井又は小屋裏の各部分から一のヘッドまでの水平距離を1.7m以下とします(令第12条第2項第2号イ)。
なお、地下街(同項第6号)は規則第13条の5第7項により、厨房など火気を使用する部分が1.7m以下、その他の部分が2.1m以下で、扱いが異なります。
正方形配置の最大の間隔は 1.7×√2≒2.40m です。

他の選択肢が誤りである理由
・「約2.97m」は誤りです。約2.97mは、耐火建築物以外の建築物(2.1m)の間隔です。
・「約3.25m」は誤りです。約3.25mは、耐火建築物(2.3m)の間隔です。
・「約3.40m」は誤りです。約3.40mは1.7×2で、正方形の中心が警戒できない間隔です。

覚え方のポイント
水平距離1.7mは「指定可燃物を1,000倍以上扱う防火対象物」と「劇場等の舞台部(開放型ヘッド)」。どちらも間隔は約2.40m。地下街で1.7mになるのは厨房など火気を使う部分だけです。
問68-5
有効散水半径が2.6の高感度型ヘッドを、耐火建築物以外の建築物の階(劇場等の舞台部、地下街、指定可燃物を1,000倍以上貯蔵し又は取り扱うものを除く)に設ける。天井の各部分から一のヘッドまでの水平距離の上限として正しいものはどれか。
  • ①1.95m
  • ②2.10m
  • ③2.34m
  • ④2.60m
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正解 ③2.34m
解説
高感度型ヘッドの水平距離は、R=X×r(rは有効散水半径)で求めます(規則第13条の2第3項)。
Xは、耐火建築物で1、耐火建築物以外の建築物で0.9、指定可燃物を1,000倍以上貯蔵し又は取り扱う防火対象物(令第12条第1項第8号)で0.75です。
R=0.9×2.6=2.34m となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「1.95m」は誤りです。1.95mは、指定可燃物を1,000倍以上扱う防火対象物の値(0.75×2.6)です。
・「2.10m」は誤りです。2.10mは、高感度型ヘッドでない標準型ヘッドの値です。
・「2.60m」は誤りです。2.60mは、耐火建築物の値(1×2.6)です。

覚え方のポイント
高感度型ヘッド:R=X×r。X=耐火1・耐火以外0.9・指定可燃物(1,000倍以上)0.75。有効散水半径2.6以上・感度種別1種のヘッドです。
問78-5
スプリンクラー設備の平面図を点検したところ、天井に、取付け面から0.5m突き出したはりが、相互の中心距離3.0mで並んでいた。ヘッドの配置について正しいものはどれか。
  • ①はりの下端の高さにヘッドをそろえて設ける
  • ②はりの間隔が3m以下なので区画を考えない
  • ③はりで区画された部分ごとにヘッドを設ける
  • ④突き出しが1m未満なので区画を考えない
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正解 ③はりで区画された部分ごとにヘッドを設ける
解説
標準型ヘッドは、取付け面から0.4m以上突き出したはり等によって区画された部分ごとに設けます(規則第13条の2第4項第1号イ)。
ただし、はり等の相互間の中心距離が1.8m以下の場合は、区画ごとに設けなくてもよいとされています。
この図は、突き出し0.5m(0.4m以上)、中心距離3.0m(1.8m超)なので、区画ごとに設ける必要があります。

他の選択肢が誤りである理由
・「はりの下端の高さにヘッドをそろえて設ける」は誤りです。はりの下端にそろえるという規定はありません。デフレクターと取付け面との距離は0.3m以下とします。
・「はりの間隔が3m以下なので区画を考えない」は誤りです。区画を考えなくてよいのは、はりの中心距離が1.8m以下の場合です。3mは当たりません。
・「突き出しが1m未満なので区画を考えない」は誤りです。区画ごとに設ける基準となる突き出しは0.4m以上です。1mではありません。

覚え方のポイント
はり:突き出し0.4m以上なら区画ごと。ただし中心距離1.8m以下なら不要。ダクト等は幅・奥行1.2m超で下面にも。
問88-5
スプリンクラー設備(標準型ヘッド)の図面の点検で、天井の下に幅1.5mの給排気用ダクトが通っていた。正しい対応はどれか。
  • ①ダクトの上面にヘッドを移して設ける
  • ②ダクトの側面にだけヘッドを設ける
  • ③ダクトの近くのヘッドを撤去しておく
  • ④ダクトの下面にもヘッドを設けておく
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正解 ④ダクトの下面にもヘッドを設けておく
解説
給排気用ダクト、棚等で、その幅又は奥行が1.2mを超えるものがある場合は、そのダクト等の下面にもヘッドを設けます(規則第13条の2第4項第1号ロ)。
幅の広いダクトがあると、天井のヘッドの水がダクトにさえぎられ、その下に散水されないためです。
この図のダクトは幅1.5mで1.2mを超えるので、下面にもヘッドが必要です。

他の選択肢が誤りである理由
・「ダクトの上面にヘッドを移して設ける」は誤りです。上面に移しても、ダクトの下の部分には散水されません。
・「ダクトの側面にだけヘッドを設ける」は誤りです。側面だけでは、ダクトの下面の範囲を警戒できません。規定は「下面にも」です。
・「ダクトの近くのヘッドを撤去しておく」は誤りです。ヘッドを撤去すると、天井の警戒範囲が不足します。

覚え方のポイント
ダクト・棚の幅か奥行が1.2m超 → 下面にもヘッド。数字は「はり0.4m・中心1.8m・ダクト1.2m」の3つで覚えます。
問98-5
縦60m×横20mの長方形の階に、2号消火栓を、長い辺の中心線(壁から10mの線)上に等しい間隔で並べる。壁などの障害を考えず、水平距離だけで考えたとき、その階の各部分を警戒するのに必要な最少の個数として正しいものはどれか。
  • ①2個
  • ②3個
  • ③4個
  • ④6個
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正解 ②3個
解説
2号消火栓は、その階の各部分から一のホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設けます(令第11条第3項第2号イ)。
中心線上の消火栓1個で警戒できる長さは、三平方の定理で 2×√(15²−10²)=2×√125≒22.4m です(壁ぎわの点まで15m以内に入る範囲)。
60÷22.4≒2.7なので、3個が必要です。

他の選択肢が誤りである理由
・「2個」は誤りです。2個は、1号消火栓(水平距離25m)で計算した個数です(1個で約45.8mを警戒)。
・「4個」は誤りです。4個は、60mを水平距離15mで割った値で、中心線上の配置の効果を考えていません。
・「6個」は誤りです。6個は、60mを10mで割った値で、必要以上に多い個数です。

覚え方のポイント
中心線に並べるときの警戒長さ=2×√(水平距離²−半分の幅²)。1号・広範囲型2号は25m、2号は15m。
問108-5
平屋建ての工場(縦60m×横30mの長方形)に屋外消火栓を設ける。ホース接続口を長い辺の外壁の中点の位置に置いたものとして計算するとき、建築物の最も遠い部分までの水平距離と、屋外消火栓1個で建築物の各部分を警戒できるかの組合せとして正しいものはどれか。
  • ①約42.4m・警戒できない
  • ②約33.5m・警戒できる
  • ③約30.0m・警戒できる
  • ④約67.1m・警戒できない
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正解 ①約42.4m・警戒できない
解説
屋外消火栓は、建築物の各部分から一のホース接続口までの水平距離が40m以下となるように設けます(令第19条第3項第1号)。
長い辺の中点から最も遠いのは、向かい側の辺の両端の角です。距離は √(30²+30²)≒42.4m です(横に30m、奥行き30m)。
42.4mは40mを超えるので、1個では警戒できません。配置を変えるか、個数を増やします。

他の選択肢が誤りである理由
・「約33.5m・警戒できる」は誤りです。約33.5mは √(30²+15²) で、奥行きを半分の15mとして計算した値です。
・「約30.0m・警戒できる」は誤りです。約30.0mは、奥行き(30m)だけを見た値で、角までの斜めの距離を考えていません。
・「約67.1m・警戒できない」は誤りです。約67.1mは √(60²+30²) で、長い辺の端から測った値です。

覚え方のポイント
屋外消火栓は「建築物の各部分から40m以下」。一番遠い角までを三平方の定理で確かめます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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