2026年版・3-16

セキュリティ実装技術の一問一答

基本情報技術者試験 科目A「技術要素」から、セキュリティ実装技術に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。科目Aの本試験と同じく、4択で出題しています。

問13-16

WebブラウザとWebサーバの間の通信で使われるTLSの機能として、最も適切なものはどれか。

  • ①Webサーバにアップロードされたファイルから、マルウェアを検出する
  • ②サーバ証明書による認証と、通信の暗号化および改ざんの検知を行う
  • ③DNSの応答に電子署名を付けて、偽の応答による誘導を防いでいる
  • ④電子メールの送信元のドメインが、詐称されていないかを確認する
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正解 ②サーバ証明書による認証と、通信の暗号化および改ざんの検知を行う
解説
TLS(Transport Layer Security)は、インターネット上の通信を安全にするプロトコルです。サーバ証明書を使って通信相手のサーバが本物であることを確認し(認証)、やり取りするデータを暗号化して盗聴を防ぎ、改ざんされていないことも検知します。HTTPをTLSで保護したものがHTTPSで、ブラウザのアドレス欄の鍵のマークで確認できます。

他の選択肢が不適切な理由
・ファイルからマルウェアを検出:ウイルス対策ソフトの機能です。
・DNSの応答に電子署名:DNSSECの説明です。
・メールの送信元のドメインの詐称を確認:SPFやDKIMなどの送信ドメイン認証の説明です。

覚え方のポイント
「TLS=認証(相手は本物か)+暗号化(盗み見防止)+改ざん検知」。TLSは、以前のSSLの後継にあたるプロトコルです。
問23-16

IPsecの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①ネットワーク層で、IPパケットの暗号化や認証を行う
  • ②アプリケーション層で、電子メールの本文を暗号化する
  • ③データリンク層で、無線LANの電波を暗号化する
  • ④トランスポート層で、Web通信だけを暗号化する
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正解 ①ネットワーク層で、IPパケットの暗号化や認証を行う
解説
IPsecは、ネットワーク層(IPの層)でパケットの暗号化や、改ざんの検知・送信元の認証を行うためのプロトコル群です。IPの層で保護するため、上の層のアプリケーションの種類に関係なく通信全体を守ることができ、拠点間をインターネットで安全につなぐインターネットVPNに広く使われています。

他の選択肢が不適切な理由
・アプリケーション層で電子メールの本文を暗号化:S/MIMEなどの説明です。
・無線LANの電波を暗号化:WPA2やWPA3の説明です。
・トランスポート層でWeb通信だけを暗号化:TLS(HTTPS)に近い説明です。IPsecはネットワーク層で動作し、Webに限らず全ての通信を保護できます。

覚え方のポイント
暗号化の技術は「どの層で守るか」で区別します。「無線LAN=WPA3(データリンク層)」「IPsec=ネットワーク層(VPN)」「TLS=トランスポート層の上(Web)」「S/MIME=メール(アプリケーション)」。
問33-16

遠隔地のサーバに、暗号化された通信で安全にログインし、コマンドを実行するために使われるプロトコルはどれか。

  • ①SSH
  • ②Telnet
  • ③FTP
  • ④SNMP
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正解 ①SSH
解説
SSH(Secure Shell)は、ネットワークを通じて遠隔地のコンピュータにログインし、操作するためのプロトコルで、通信の全体が暗号化されます。パスワードや公開鍵を使った認証を行い、盗聴やなりすましを防げるため、サーバの管理などに広く使われています。

他の選択肢が不適切な理由
・Telnet:遠隔ログインのためのプロトコルですが、通信が暗号化されないため、パスワードなどが盗聴される危険があります。SSHはTelnetの代わりとして使われます。
・FTP:ファイルを転送するためのプロトコルで、通信は暗号化されません。
・SNMP:ネットワーク機器の監視・管理のためのプロトコルです。

覚え方のポイント
「SSH=暗号化されたTelnet(Secure=安全)」。遠隔操作は暗号化されたSSHを使うのが基本です。
問43-16

電子メールの送信ドメイン認証の一つで、送信元のドメインの管理者がDNSに公開した「メールを送信してよいサーバのIPアドレス」と照合して、送信元の詐称を検知する技術はどれか。

  • ①DKIM
  • ②SMTP-AUTH
  • ③S/MIME
  • ④SPF
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正解 ④SPF
解説
SPF(Sender Policy Framework)は、送信元のドメインの管理者が、そのドメインのメールを送信してよいサーバのIPアドレスを、DNSに登録して公開しておく仕組みです。受信側のメールサーバは、実際にメールを送ってきたサーバのIPアドレスが、DNSに公開された一覧に含まれているかを照合し、送信元のドメインが詐称されていないかを確認します。

他の選択肢が不適切な理由
・DKIM:送信側のメールサーバがメールに電子署名を付け、受信側がDNSに公開された公開鍵で署名を検証する送信ドメイン認証の技術です。IPアドレスではなく電子署名で確認します。
・S/MIME:公開鍵暗号を使って、メールの本文の暗号化や電子署名を行う規格です。
・SMTP-AUTH:メールを送信するときに、利用者の認証を行う仕組みです。

覚え方のポイント
送信ドメイン認証は「SPF=送信サーバのIPアドレスで確認」「DKIM=電子署名で確認」。どちらもDNSに情報を公開して使います。
問53-16

電子メールの送信ドメイン認証の一つで、送信側のメールサーバがメールに電子署名を付け、受信側がDNSで公開されている公開鍵を使って署名を検証する技術はどれか。

  • ①SPF
  • ②DNSSEC
  • ③DKIM
  • ④OP25B
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正解 ③DKIM
解説
DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、送信側のメールサーバが、送信するメールに秘密鍵で電子署名を付け、受信側は、送信元のドメインのDNSに公開されている公開鍵を使って署名を検証する技術です。署名が正しく検証できれば、送信元のドメインが詐称されていないことと、メールが途中で改ざんされていないことを確認できます。

他の選択肢が不適切な理由
・SPF:DNSに公開された、送信を許可するサーバのIPアドレスと照合して確認する技術です。
・DNSSEC:DNSの応答に電子署名を付けて、DNSの情報が正しいことを確認する技術です。メールの認証技術ではありません。
・OP25B:プロバイダが、自社のネットワークから外部のメールサーバの25番ポートへの直接の通信を遮断して、迷惑メールの送信を防ぐ対策です。

覚え方のポイント
「DKIM=署名(Keys)で確かめる」「SPF=IPアドレスの一覧(Policy)で確かめる」。
問63-16

DNSの応答に電子署名を付け、受け取った情報が正しい管理者から送られ、改ざんされていないことを確認できるようにする技術はどれか。

  • ①DKIM
  • ②DNSSEC
  • ③TLS
  • ④IPsec
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正解 ②DNSSEC
解説
DNSSEC(DNS Security Extensions)は、DNSの応答(ドメイン名とIPアドレスの対応などの情報)に電子署名を付け、受け取った側がその署名を検証することで、応答が正しい管理者からのもので、途中で改ざんされていないことを確認できるようにする技術です。偽の情報を覚えさせるDNSキャッシュポイズニングの対策になります。

他の選択肢が不適切な理由
・DKIM:電子メールに電子署名を付ける送信ドメイン認証の技術です。
・TLS:Webなどの通信を暗号化し、サーバの認証を行うプロトコルです。
・IPsec:ネットワーク層でIPパケットを暗号化・認証するプロトコルです。

覚え方のポイント
「DNSSEC=DNSの答えに署名を付ける(キャッシュポイズニング対策)」。攻撃と対策をセットで覚えましょう。
問73-16

OAuthの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①通信の内容を暗号化して、インターネット上に仮想的な専用線を作る仕組み
  • ②パスワードを渡さずに、別のサービスへ限られた権限の利用を許可する仕組み
  • ③電子メールの本文を暗号化して、送信先の相手だけが読めるようにする仕組み
  • ④利用者の生体情報を登録して、パスワードの代わりに本人確認を行う仕組み
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正解 ②パスワードを渡さずに、別のサービスへ限られた権限の利用を許可する仕組み
解説
OAuthは、利用者が、あるサービス(例えば写真の保存サービス)に保存している情報への限られたアクセス権限を、別のサービス(例えば写真の印刷サービス)に与えるための認可の仕組みです。利用者はパスワードを別のサービスに渡す必要がなく、与える権限の範囲も限定できます。「このアプリがあなたのアカウントの○○にアクセスすることを許可しますか」という画面で使われています。

他の選択肢が不適切な理由
・生体情報でパスワードの代わりに本人確認:生体認証やFIDOなど、パスワードレス認証の説明です。
・メールの本文を暗号化:S/MIMEなどの説明です。
・仮想的な専用線を作る:VPNの説明です。

覚え方のポイント
「OAuth=認可(何をしてよいかの許可)の委譲」。認証(本人であることの確認)とは区別されます。
問83-16

SQLインジェクションを防ぐための対策として、最も適切なものはどれか。

  • ①プレースホルダを使い、入力された値をSQL文の構造と切り離して扱う
  • ②入力値から空白と改行だけを除いてから、SQL文に連結して実行する
  • ③出力する文字列の特殊文字を、HTMLのエスケープ処理で置き換える
  • ④Webサーバとの通信を暗号化して、入力内容を盗聴されないようにする
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正解 ①プレースホルダを使い、入力された値をSQL文の構造と切り離して扱う
解説
SQLインジェクションは、入力された値がSQL文の一部として解釈されてしまうことで起こります。プレースホルダ(バインド機構)を使うと、SQL文の形をあらかじめ確定させ、入力された値は後から「値」としてだけ当てはめられるため、入力にSQLの命令が含まれていても命令として実行されません。これが根本的な対策です。

他の選択肢が不適切な理由
・空白と改行だけを除いて連結する:SQLの命令に使う引用符などはそのまま残るため、SQL文の意味を書き換えられてしまいます。
・HTMLのエスケープ処理:クロスサイトスクリプティングの対策です。SQLインジェクションの対策にはなりません。
・通信を暗号化する:盗聴の対策であり、入力された攻撃の文字列はそのままサーバに届いてしまいます。

覚え方のポイント
「SQLインジェクションの対策=プレースホルダ(値とSQL文を分ける)」「XSSの対策=出力時のエスケープ」。攻撃と対策を1対1で結びつけましょう。
問93-16

無線LANのセキュリティの規格で、WPA2の後継として策定され、より強固な暗号化と認証の方式を採用したものはどれか。

  • ①ESSID
  • ②WEP
  • ③MACアドレスフィルタリング
  • ④WPA3
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正解 ④WPA3
解説
WPA3は、無線LANのセキュリティの規格で、WPA2の後継として策定されました。パスワードを総当たりで推測する攻撃に強い認証方式(SAE)を採用するなど、WPA2より安全性が高められています。

他の選択肢が不適切な理由
・WEP:初期の無線LANの暗号化方式ですが、短時間で解読できる脆弱性が見つかっており、現在は使うべきではありません。
・ESSID:無線LANのネットワークを識別するための名前で、暗号化の規格ではありません。
・MACアドレスフィルタリング:登録したMACアドレスの機器だけを接続させる仕組みですが、MACアドレスは偽装できるため、単独では十分な対策になりません。

覚え方のポイント
無線LANの暗号化は「WEP(危険)→WPA→WPA2→WPA3(最新)」の順に強化されてきました。現在はWPA2以上、できればWPA3を使います。
問103-16

クロスサイトスクリプティングの対策として、最も適切なものはどれか。

  • ①データベースへの問合せに、プレースホルダを使って値を渡す
  • ②ログインのパスワードを、利用者に定期的に変更させるようにする
  • ③出力する文字列の特殊文字を、エスケープ処理で無害な表現にする
  • ④Webサーバの前にロードバランサを置いて、アクセスの負荷を分散させる
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正解 ③出力する文字列の特殊文字を、エスケープ処理で無害な表現にする
解説
クロスサイトスクリプティングは、利用者の入力などに含まれるスクリプトが、そのままWebページに出力されて実行されてしまうことで起こります。対策として、画面に出力する文字列に含まれる「<」「>」「&」「"」などの特殊文字を、「&lt;」のような無害な表現に置き換える(エスケープ処理する)ことで、スクリプトとして実行されないようにします。

他の選択肢が不適切な理由
・プレースホルダを使う:SQLインジェクションの対策です。
・パスワードを定期的に変更させる:スクリプトの実行を防ぐ対策にはなりません。
・ロードバランサで負荷を分散:可用性を高める対策で、XSSの対策にはなりません。

覚え方のポイント
「XSSは出力するところで無害化(エスケープ)」「SQLインジェクションはSQL文を組み立てるところで分離(プレースホルダ)」。攻撃の起こる場所で対策します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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