2026年版・4-2

実装・テスト・導入・保守の一問一答

基本情報技術者試験 科目A「開発技術」から、実装・テスト・導入・保守に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全600問) 開発技術の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。科目Aの本試験と同じく、4択で出題しています。

問14-2

ブラックボックステストの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①プログラムの内部構造に着目し、命令や分岐が実行されるかを確かめる
  • ②プログラムを変更した後に、変更していない部分への影響を確かめる
  • ③プログラムを実行せずに、ソースコードを読んで誤りを見つける
  • ④プログラムの内部構造は考えず、入力と出力の関係から仕様を確かめる
答えと解説を見る
正解 ④プログラムの内部構造は考えず、入力と出力の関係から仕様を確かめる
解説
ブラックボックステストは、プログラムの内部構造(中身)を見ずに、中が見えない箱(ブラックボックス)として扱い、入力に対して仕様どおりの出力が得られるかを確かめるテストです。テストデータを作る方法として、同値分割や限界値分析などがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・内部構造に着目し、命令や分岐が実行されるか確かめる:ホワイトボックステストの説明です。
・実行せずにソースコードを読んで誤りを見つける:コードレビューや静的解析の説明です。
・変更後に、変更していない部分への影響を確かめる:回帰テスト(リグレッションテスト)の説明です。

覚え方のポイント
「ブラック=中が見えない(仕様・入出力で確かめる)」「ホワイト=中が見える(内部構造・網羅率で確かめる)」。
問24-2

入力値として1以上100以下の整数を受け付け、それ以外はエラーとするプログラムのテストで、限界値分析によって選ぶテストデータの組として最も適切なものはどれか。

  • ①−1、0、101、102
  • ②1、2、99、100
  • ③0、1、100、101
  • ④0、50、101
答えと解説を見る
正解 ③0、1、100、101
解説
限界値分析(境界値分析)は、有効な範囲と無効な範囲の境目(境界)の付近では、「以上」と「より大きい」の取り違えなどによる誤りが起きやすいことに着目して、境界のすぐ内側と外側の値をテストデータに選ぶ方法です。1〜100が有効な範囲なので、下の境界の0(無効)と1(有効)、上の境界の100(有効)と101(無効)を選びます。

他の選択肢が不適切な理由
・1、2、99、100:有効な範囲の値だけで、境界のすぐ外側(0と101)がエラーになるかを確かめていません。
・−1、0、101、102:無効な範囲の値だけで、有効な範囲の境界(1と100)が正しく受け付けられるかを確かめていません。
・0、50、101:有効な範囲の境界である1と100を含んでいません。

覚え方のポイント
「同値分割=グループの代表値(例:−5、50、200)」「限界値分析=境界の両側(例:0、1、100、101)」。組み合わせて使うのが一般的です。
問34-2

ホワイトボックステストのテストケースの設計で、プログラムの中の全ての判定条件について、真となる場合と偽となる場合をそれぞれ少なくとも1回は実行させる基準はどれか。

  • ①限界値分析
  • ②判定条件網羅
  • ③同値分割
  • ④命令網羅
答えと解説を見る
正解 ②判定条件網羅
解説
判定条件網羅(分岐網羅)は、プログラムの中の全ての判定(if文など)について、結果が真となる分岐と偽となる分岐を、それぞれ少なくとも1回は通るようにテストケースを作る基準です。全ての命令を1回以上実行させるだけの命令網羅より、網羅の強さが上です。

他の選択肢が不適切な理由
・命令網羅:全ての命令を少なくとも1回は実行させる基準です。例えば、偽の場合に何もしないif文では、偽の分岐を通らなくても命令網羅は満たせてしまいます。
・同値分割:入力値を同じ結果になるグループに分けて代表値を選ぶ、ブラックボックステストの方法です。
・限界値分析:境界の付近の値を選ぶ、ブラックボックステストの方法です。

覚え方のポイント
網羅の強さは「命令網羅 < 判定条件網羅(分岐網羅)< 複数条件網羅」の順に強くなります。なお、条件網羅(個々の条件の真と偽を網羅)は、判定全体の真と偽を網羅するとは限らないため、判定条件網羅より必ず強いとはいえません。
問44-2

結合テストをボトムアップで進めるとき、上位のモジュールがまだ完成していない場合に、その代わりとなって下位のモジュールを呼び出すテスト用のモジュールはどれか。

  • ①ドライバ
  • ②スタブ
  • ③モック
  • ④リンカ
答えと解説を見る
正解 ①ドライバ
解説
ボトムアップテストは、下位のモジュールから順に結合してテストする方法です。このとき、まだ完成していない上位のモジュールの代わりに、テスト対象の下位モジュールを呼び出して動かすテスト用のモジュールを「ドライバ」といいます。

他の選択肢が不適切な理由
・スタブ:トップダウンテスト(上位から順に結合するテスト)で、まだ完成していない下位のモジュールの代わりに、呼び出されて簡単な応答を返すテスト用のモジュールです。
・モック:テストのために本物の代わりに使う部品の一種で、呼び出され方を検証する目的で使われます。ボトムアップテストで上位を代行するものの名前としては、ドライバが正解です。
・リンカ:複数のモジュールを結合して、実行可能なプログラムを作るソフトウェアです。

覚え方のポイント
「ドライバ=上から呼び出す代役(ボトムアップ)」「スタブ=下で呼び出される代役(トップダウン)」。ドライバは車を運転(ドライブ)する人のように、上から動かす役です。
問54-2

プログラムを修正した後、修正した部分以外に悪い影響が出ていないかを確認するために行うテストはどれか。

  • ①回帰テスト
  • ②負荷テスト
  • ③受入れテスト
  • ④単体テスト
答えと解説を見る
正解 ①回帰テスト
解説
回帰テスト(リグレッションテスト、退行テスト)は、プログラムを修正・変更した後に、それまで正しく動いていた部分が、修正の影響で動かなくなっていないか(デグレードしていないか)を確認するためのテストです。以前に行ったテストを再実行するのが一般的で、テストの自動化と相性がよいテストです。

他の選択肢が不適切な理由
・負荷テスト:大量のデータやアクセスを与えて、システムが性能の要件を満たし、耐えられるかを確認するテストです。
・受入れテスト:発注者(利用者)が、システムが要件を満たしているかを確認して受け入れるためのテストです。
・単体テスト:モジュール(部品)ごとに、正しく動くかを確認するテストです。

覚え方のポイント
「回帰=元に戻っていないか(直したら壊れていないか)」。修正のたびに必ず行うテストです。
問64-2

システム開発で、発注者(利用者)が主体となって、納入されたシステムが要件を満たしているかを確認するために行うテストはどれか。

  • ①単体テスト
  • ②ペネトレーションテスト
  • ③結合テスト
  • ④受入れテスト
答えと解説を見る
正解 ④受入れテスト
解説
受入れテストは、システムの開発の最終段階で、発注者(利用者)が主体となって、納入されたシステムが契約や要件のとおりに作られ、実際の業務で使えるかを確認するテストです。このテストに合格すると、システムが検収(受け入れ)されます。

他の選択肢が不適切な理由
・単体テスト:開発者が、モジュールごとに正しく動くかを確認するテストです。
・結合テスト:開発者が、複数のモジュールを組み合わせて、モジュール間のインタフェースが正しく動くかを確認するテストです。
・ペネトレーションテスト:攻撃者の視点で実際に侵入を試み、セキュリティの弱点を確かめるテストです。

覚え方のポイント
テストは「単体→結合→システム(ここまで主に開発者)→受入れ(発注者)」の順に進みます。誰が主体になるかがよく問われます。
問74-2

レビューの手法のうち、モデレータと呼ばれる進行役のもとで、あらかじめ役割を決めた参加者が、成果物の欠陥を公式な手順で洗い出すものはどれか。

  • ①ラウンドロビン
  • ②ウォークスルー
  • ③インスペクション
  • ④ペアプログラミング
答えと解説を見る
正解 ③インスペクション
解説
インスペクションは、モデレータ(進行役)が主導し、参加者の役割(作成者、記録係、レビュー担当など)や手順をあらかじめ決めて行う、公式なレビューの手法です。欠陥を見つけることに集中し、その場で直し方を議論するのではなく、見つかった欠陥を記録して、後で修正を確認します。

他の選択肢が不適切な理由
・ウォークスルー:成果物の作成者が主体となり、関係者と一緒に成果物を順にたどりながら誤りを見つける、比較的形式ばらないレビューです。
・ラウンドロビン:参加者が持ち回りで進行役(責任者)を務めながら行うレビューです。
・ペアプログラミング:2人1組で、1台のコンピュータを使って一緒にプログラムを作る、アジャイル開発の手法です。

覚え方のポイント
「インスペクション=モデレータ主導の公式な検査」「ウォークスルー=作成者主導で順にたどる」。誰が主導するかで区別しましょう。
問84-2

ソフトウェアの保守のうち、OSのバージョンアップなど、ソフトウェアを取り巻く環境の変化に対応するために行う保守はどれか。

  • ①完全化保守
  • ②適応保守
  • ③予防保守
  • ④是正保守
答えと解説を見る
正解 ②適応保守
解説
ソフトウェアの保守は、目的によって次のように分類されます(JIS X 0161)。
・是正保守:発見された不具合を修正する
・予防保守:不具合が表面化する前に、潜在的な不具合を見つけて修正する
・適応保守:OSや法令の変更など、環境の変化に対応できるように修正する
・完全化保守:性能や保守性を改善したり、機能を向上させたりする
OSのバージョンアップへの対応は、環境の変化への対応なので、適応保守です。

他の選択肢が不適切な理由
・是正保守:すでに発見された不具合を直す保守です。
・予防保守:まだ表面化していない潜在的な不具合を直す保守です。
・完全化保守:性能や保守性の改善のための保守です。

覚え方のポイント
「是正=見つかったバグを直す」「予防=バグになる前に直す」「適応=環境の変化に合わせる」「完全化=もっと良くする」。
問94-2

テストの進行に伴って発見されたバグの累積件数をグラフにすると、どのような形になるのが一般的か。また、そのグラフから判断できることとして最も適切なものはどれか。

  • ①横ばいで推移し、最初の件数がそのまま最終的な品質を表していると判断できる
  • ②S字形の曲線になり、増え方が収束してきたら品質が安定してきたと判断できる
  • ③最初に急増した後は必ず減少し、件数が減った分だけ品質が向上したと判断できる
  • ④直線的に増え続け、増え方が一定であれば品質が安定していると判断できる
答えと解説を見る
正解 ②S字形の曲線になり、増え方が収束してきたら品質が安定してきたと判断できる
解説
テストの時間や項目数を横軸、発見されたバグの累積件数を縦軸にとると、一般にS字形の曲線(信頼度成長曲線、ゴンペルツ曲線などで近似されます)になります。テストの初期は発見が少なく、中盤で急増し、終盤になると増え方が小さくなって収束していきます。曲線が収束してきたら、残っているバグが少なくなり、品質が安定してきたと判断する目安になります。

他の選択肢が不適切な理由
・直線的に増え続ける:バグが同じペースで見つかり続けている状態で、品質が安定しているとはいえません。
・急増した後は必ず減少:累積件数のグラフは、件数を積み上げたものなので減少しません。
・横ばいで推移:テストを進めてもバグが見つからない状態で、テストが機能していない可能性もあります。

覚え方のポイント
「バグの累積件数はS字を描き、寝てきたら(収束したら)品質が安定」。まだ立ち上がっている途中なら、テストの継続が必要です。
問104-2

システムの導入の際に、新旧のシステムを一定期間並行して稼働させてから、新システムに完全に切り替える移行方式の特徴として、最も適切なものはどれか。

  • ①新システムに問題があっても旧システムで業務を続けられるが、負担が大きい
  • ②短時間で全ての業務を一斉に切り替えられるが、問題が起きると影響が大きい
  • ③部門や拠点ごとに順番に切り替えるため、全体の移行には長い期間がかかる
  • ④一部の部門で先に稼働させ、問題がないことを確かめてから全体に広げる
答えと解説を見る
正解 ①新システムに問題があっても旧システムで業務を続けられるが、負担が大きい
解説
並行運用方式は、新システムと旧システムを一定期間同時に動かし、結果を比べながら新システムの正しさを確かめてから、完全に切り替える方式です。新システムに問題が見つかっても旧システムで業務を続けられるため安全性が高い反面、両方のシステムを運用する分、手間と費用がかかります。

他の選択肢が不適切な理由
・短時間で一斉に切り替える:一斉移行方式の説明です。
・部門や拠点ごとに順番に切り替える:段階移行方式(順次移行方式)の説明です。
・一部の部門で先に稼働させてから全体に広げる:パイロット移行方式の説明です。並行運用方式は、新旧のシステムを同時に動かして結果を比べる点が異なります。

覚え方のポイント
移行方式は「一斉(速いがリスク大)」「段階(リスク小だが時間がかかる)」「並行(安全だが負担大)」「パイロット(一部で試してから全体へ)」。長所と短所をセットで覚えましょう。

基本情報技術者(科目A)の対策問題(全600問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】