2026年版・5-2

プロジェクトの時間・コスト・リスク・品質・調達の一問一答

基本情報技術者試験 科目A「プロジェクトマネジメント」から、プロジェクトの時間・コスト・リスク・品質・調達に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。科目Aの本試験と同じく、4択で出題しています。

問15-2

次の作業からなるプロジェクトの、最短の所要日数は何日か。

作業所要日数先行作業
A3なし
B5A
C4A
D2B
E6C
F3D、E

  • ①13日
  • ②16日
  • ③23日
  • ④17日
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正解 ②16日
解説
最初の作業Aから最後の作業Fまでの経路は、次の2つです。
A→B→D→F:3+5+2+3=13日
A→C→E→F:3+4+6+3=16日
作業Fは、DとEの両方が終わらないと始められないため、プロジェクト全体の最短の所要日数は、最も長い経路の16日になります。この最も長い経路(A→C→E→F)をクリティカルパスといいます。

他の選択肢が不適切な理由
・13日:短い方の経路の日数です。Fの前にEが終わっていないため、この日数では完了しません。
・17日:各段階で長い方の作業(BとE)を拾って足した値(3+5+6+3)です。BとEは同じ経路上にないため、この合計は実際の経路の日数ではありません。
・23日:全ての作業の日数を単純に合計した値(3+5+4+2+6+3)で、並行して進められる作業を考えていません。

覚え方のポイント
「全体の日数=一番長い経路(クリティカルパス)の日数」。クリティカルパス上の作業が1日遅れると、全体も1日遅れます。
問25-2

次の作業からなるプロジェクトで、全体の所要日数を延ばさずに、作業Dの開始を最大何日遅らせることができるか。

作業所要日数先行作業
A3なし
B5A
C4A
D2B
E6C
F3D、E

  • ①3日
  • ②2日
  • ③0日
  • ④5日
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正解 ①3日
解説
全体の所要日数は、最も長い経路 A→C→E→F の16日です。
作業Fは、全体を16日で終えるには、遅くとも 16 − 3 = 13日目の終わりまでに前の作業が全て終わっている必要があります。
作業Dは、A(3日)とB(5日)が終わった8日目の終わりから開始でき、2日かかるので、最も早くて10日目の終わりに終わります。
Dは13日目の終わりまでに終わればよいので、13 − 10 = 3日 遅らせることができます。これを作業Dの余裕日数(トータルフロート)といいます。

他の選択肢が不適切な理由
・0日:クリティカルパス上の作業(A、C、E、F)の余裕日数です。Dはクリティカルパス上にありません。
・2日:Dの所要日数と取り違えた誤りです。
・5日:Bの所要日数と取り違えた誤りです。

覚え方のポイント
「余裕日数=最も遅い終了日−最も早い終了日」。クリティカルパス上の作業の余裕日数は0日です。
問35-2

ある作業の所要期間を、楽観値4日、最可能値6日、悲観値14日の3点で見積もった。PERTの考え方に基づく期待所要期間は何日か。

  • ①6日
  • ②24日
  • ③8日
  • ④7日
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正解 ④7日
解説
PERTの3点見積りでは、最も可能性の高い最可能値に重みを付けて、次の式で期待値を求めます。
期待所要期間 =(楽観値 + 4 × 最可能値 + 悲観値)÷ 6
=(4 + 4 × 6 + 14)÷ 6 =(4 + 24 + 14)÷ 6 = 42 ÷ 6 = 7日

他の選択肢が不適切な理由
・6日:最可能値をそのまま答えた誤りです。
・8日:3つの値を単純に平均した値((4+6+14)÷3)です。
・24日:4×最可能値の部分だけを計算した値です。

覚え方のポイント
「(楽観+4×最可能+悲観)÷6」。最可能値に4倍の重みを付けて、合計6で割る、と覚えましょう。
問45-2

プロジェクトのスケジュールを短縮する手法のうち、ファストトラッキングの説明として最も適切なものはどれか。

  • ①作業の範囲の一部を削って、残りの作業だけを期限内に終わらせる
  • ②要員を追加するなど、費用をかけて作業の期間を短くする
  • ③順番に行う予定の作業の一部を、並行して進めて期間を短くする
  • ④作業の開始を遅らせて、要員の必要数の山と谷をならす
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正解 ③順番に行う予定の作業の一部を、並行して進めて期間を短くする
解説
ファストトラッキングは、本来は前の作業が終わってから始める作業を、前倒しして並行して進めることで、全体の期間を短くする手法です。費用はあまり増えませんが、前の作業の結果が変わったときに手戻りが発生するリスクが高まります。

他の選択肢が不適切な理由
・要員を追加するなど費用をかけて期間を短くする:クラッシングの説明です。
・作業の範囲を削る:スコープの縮小で、スケジュール短縮の手法としては、ファストトラッキングとは異なります。
・開始を遅らせて要員の山と谷をならす:資源平準化の説明です。

覚え方のポイント
「ファストトラッキング=並行させる(手戻りのリスク)」「クラッシング=お金をかける(コストが増える)」。どちらもクリティカルパス上の作業に対して行います。
問55-2

EVM(アーンドバリューマネジメント)で、ある時点の計画価値(PV)が100万円、出来高(EV)が80万円、実コスト(AC)が90万円であった。この時点のプロジェクトの状況として、最も適切なものはどれか。

  • ①スケジュールは進んでいるが、コストは予算を超過している
  • ②スケジュールは遅れているが、コストは予算内に収まっている
  • ③スケジュールは遅れており、コストも予算を超過している
  • ④スケジュールもコストも、計画どおりに進んでいる
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正解 ③スケジュールは遅れており、コストも予算を超過している
解説
EVMでは、次の指標でプロジェクトの状況を判断します。
・スケジュール差異 SV = EV − PV = 80 − 100 = −20(マイナスなので遅れ)
・コスト差異 CV = EV − AC = 80 − 90 = −10(マイナスなので超過)
指数で表すと、SPI = EV ÷ PV = 0.8(1未満なので遅れ)、CPI = EV ÷ AC ≒ 0.89(1未満なので超過)です。
つまり、予定していた作業の80%しか終わっておらず、その出来高を得るのに予定より10万円多くかかっています。

他の選択肢が不適切な理由
・コストは予算内:CVがマイナス(EV<AC)なので、コストは超過しています。
・スケジュールは進んでいる:SVがマイナス(EV<PV)なので、スケジュールは遅れています。
・計画どおり:どちらの差異もマイナスです。

覚え方のポイント
「EVを基準に比べる」。EV−PVで進み具合、EV−ACで費用の具合を見ます。マイナスなら悪い、と覚えましょう。
問65-2

ソフトウェアの開発規模を見積もる方法のうち、入力・出力・照会・内部論理ファイル・外部インタフェースファイルといった機能の数と複雑さをもとに見積もる方法はどれか。

  • ①三点見積法
  • ②ファンクションポイント法
  • ③類推見積法
  • ④COCOMO
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正解 ②ファンクションポイント法
解説
ファンクションポイント法は、ソフトウェアが持つ機能を、外部入力・外部出力・外部照会・内部論理ファイル・外部インタフェースファイルに分類して数え、それぞれの複雑さで重み付けして点数(ファンクションポイント)を求め、開発規模を見積もる方法です。プログラムの行数ではなく機能に着目するため、利用者にも分かりやすく、開発の早い段階から見積もれます。

他の選択肢が不適切な理由
・COCOMO:見積もったプログラムの規模(行数など)に、開発の難しさなどの補正係数を掛けて、工数や期間を見積もるモデルです。
・類推見積法:過去の似たプロジェクトの実績をもとに見積もる方法です。
・三点見積法:楽観値・最可能値・悲観値の3つの値から、期待値を見積もる方法です。

覚え方のポイント
「ファンクション(機能)の数と複雑さで見積もる」。COCOMOは行数から、類推は過去の実績から、と区別しましょう。
問75-2

プロジェクトのリスクについて、発生確率が0.2で、発生した場合の損失額が500万円と見積もられた。このリスクの期待損失額(期待金額)はいくらか。

  • ①100万円
  • ②400万円
  • ③20万円
  • ④500万円
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正解 ①100万円
解説
期待損失額(期待金額:EMV)は、リスクが発生した場合の影響額に、その発生確率を掛けて求めます。
500万円 × 0.2 = 100万円
複数のリスクの期待金額を比べることで、どのリスクへの対応を優先すべきかを判断したり、リスクへの対策費用が妥当かを検討したりできます。

他の選択肢が不適切な理由
・20万円:確率の0.2を2回掛けてしまった値(500×0.2×0.2)です。
・400万円:発生しない確率(0.8)を掛けた値です。
・500万円:発生した場合の損失額そのもので、確率を考慮していません。

覚え方のポイント
「期待金額=影響額×発生確率」。対策費用が期待金額より大きい場合は、対策の効果に見合わない可能性があります。
問85-2

システムの開発に必要な作業量が60人月と見積もられた。この開発を6か月で完了させるためには、平均して何人の要員が必要か。

  • ①6人
  • ②360人
  • ③36人
  • ④10人
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正解 ④10人
解説
人月は、1人が1か月でこなす作業量を1とした単位です。60人月は「1人なら60か月、10人なら6か月かかる作業量」を表します。
必要な要員数 = 作業量 ÷ 期間 = 60人月 ÷ 6か月 = 10人
ただし実際には、要員を増やすと打合せや教育などの間接的な作業が増えるため、単純に人数を増やしても期間が比例して短くなるとは限りません。

他の選択肢が不適切な理由
・6人:期間の6か月を、要員数と取り違えた誤りです。
・36人:期間の6を2回掛けたような誤りです。
・360人:作業量と期間を掛けてしまった誤りです。

覚え方のポイント
「作業量(人月)=人数×月数」。ここから、人数=作業量÷月数、月数=作業量÷人数と変形できます。
問95-2

プロジェクトの品質マネジメントにおける「品質保証」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①完成した成果物を検査して、要求を満たさない不良品を見つけて取り除く
  • ②成果物の品質が要求を超えるように、仕様を上回る機能を追加する
  • ③製品の品質の目標や、それを確かめるための方法を最初に決めておく
  • ④計画したプロセスが適切に実施され、品質の要求を満たせるかを確認する
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正解 ④計画したプロセスが適切に実施され、品質の要求を満たせるかを確認する
解説
プロジェクトの品質マネジメントは、主に次の3つのプロセスからなります。
・品質計画:品質の目標と、それを確かめるための基準や方法を決める
・品質保証:計画したプロセス(作業の進め方)が適切に実施され、品質の要求を満たせる見込みがあるかを確認し、プロセスを改善する
・品質管理:成果物を検査・測定して、品質の基準を満たしているかを確かめ、不良を見つけて是正する
品質保証はプロセスに、品質管理は成果物に着目する点が違いです。

他の選択肢が不適切な理由
・成果物を検査して不良品を取り除く:品質管理(品質コントロール)の説明です。
・品質の目標や確認方法を最初に決める:品質計画の説明です。
・仕様を上回る機能を追加する:要求されていない機能を加える「金メッキ」と呼ばれる行為で、望ましくありません。

覚え方のポイント
「品質保証=作り方(プロセス)を確かめる」「品質管理=出来上がり(成果物)を確かめる」。
問105-2

システム開発を外部に委託する契約の形態のうち、作業の完成を約束し、完成した成果物に対して報酬を支払う契約はどれか。

  • ①労働者派遣契約
  • ②準委任契約
  • ③請負契約
  • ④雇用契約
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正解 ③請負契約
解説
請負契約は、受注者が仕事の完成を約束し、発注者がその仕事の結果(成果物)に対して報酬を支払う契約です。受注者は完成の義務を負い、成果物が契約の内容に適合しない場合は、その責任(契約不適合責任)を負います。作業者への指揮命令は受注者が行い、発注者が直接指示することはできません。

他の選択肢が不適切な理由
・準委任契約:仕事の完成ではなく、事務の処理(作業を行うこと)を約束する契約です。受注者は善良な管理者の注意をもって作業を行う義務を負いますが、完成の義務は負いません。
・労働者派遣契約:派遣元が雇用する労働者を派遣し、派遣先の指揮命令のもとで働かせる契約です。
・雇用契約:労働者が使用者に雇われて労務を提供し、使用者が賃金を支払う契約です。

覚え方のポイント
「請負=完成を約束(成果物に報酬)」「準委任=作業を約束(完成の義務なし)」「派遣=派遣先が指揮命令」。誰が指揮命令するかも頻出です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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