2026年版・6-2

サービスの運用とファシリティマネジメントの一問一答

基本情報技術者試験 科目A「サービスマネジメント」から、サービスの運用とファシリティマネジメントに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。科目Aの本試験と同じく、4択で出題しています。

問16-2

ファシリティマネジメントの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①ソフトウェアの版や変更の履歴を記録して、正しく管理する活動
  • ②サービスの利用者からの問合せを受け付け、適切な担当者に引き継ぐ活動
  • ③建物や電源、空調などの設備を、最適な状態で保有・運用・維持する活動
  • ④プロジェクトの作業を分解して、スケジュールと費用を管理する活動
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正解 ③建物や電源、空調などの設備を、最適な状態で保有・運用・維持する活動
解説
ファシリティマネジメントは、企業が持つ建物・設備・環境(施設)を、経営的な視点から最適な状態で保有・運用・維持するための活動です。ITサービスの分野では、コンピュータ室やデータセンターの電源、空調、防火、防水、入退室の管理などが対象になり、サービスを安定して提供するための土台になります。

他の選択肢が不適切な理由
・問合せを受け付けて引き継ぐ:サービスデスクの活動です。
・版や変更の履歴を管理する:構成管理やバージョン管理の活動です。
・作業を分解してスケジュールと費用を管理:プロジェクトマネジメントの活動です。

覚え方のポイント
「ファシリティ=施設・設備」。ITを支える建物や電源、空調を守る管理です。
問26-2

停電や瞬間的な電圧の低下が起きたときに、蓄電池から一時的に電力を供給し、その間にコンピュータを安全に停止させたり、自家発電装置に切り替えたりするための装置はどれか。

  • ①免震装置
  • ②UPS
  • ③自家発電装置
  • ④サージ防護機器
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正解 ②UPS
解説
UPS(無停電電源装置)は、停電や瞬間的な電圧低下(瞬停)が起きたときに、内蔵の蓄電池から電力を供給し続ける装置です。供給できる時間は一般に数分から数十分程度なので、その間にコンピュータを安全に停止(シャットダウン)させたり、自家発電装置が起動するまでの時間を稼いだりするために使います。

他の選択肢が不適切な理由
・サージ防護機器:雷などによって電源線や通信線に流れ込む、瞬間的な異常に高い電圧(サージ)から機器を守る装置です。
・自家発電装置:燃料を使って発電し、長時間の停電でも電力を供給する装置です。起動までに時間がかかるため、UPSと組み合わせて使います。
・免震装置:地震の揺れを建物や機器に伝わりにくくする装置です。

覚え方のポイント
「UPS=短時間のつなぎ(蓄電池)」「自家発電=長時間の供給(起動に時間がかかる)」。UPSでつないで自家発電に切り替える、という組合せで覚えましょう。
問36-2

雷によって電源線や通信線に発生する、瞬間的な異常に高い電圧から、コンピュータなどの機器を保護するための機器はどれか。

  • ①ファイアウォール
  • ②サージ防護機器
  • ③UPS
  • ④空調設備
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正解 ②サージ防護機器
解説
サージ防護機器(SPD)は、雷などによって電源線や通信線に瞬間的に発生する異常に高い電圧や電流(サージ)を、アースなどに逃がして、接続された機器が壊れるのを防ぐ装置です。雷サージ対策の電源タップなども、これにあたります。

他の選択肢が不適切な理由
・UPS:停電や瞬停のときに、蓄電池から電力を供給する装置です。
・ファイアウォール:ネットワークの不正な通信を遮断するための仕組みで、電気的な異常とは関係ありません。
・空調設備:機器が発する熱を冷やし、温度や湿度を適切に保つための設備です。

覚え方のポイント
「サージ=雷などによる瞬間的な高電圧」「サージ防護機器=それを逃がして機器を守る」。停電対策のUPSと区別しましょう。
問46-2

災害や大規模な障害が発生したときに、重要な業務を中断させないため、または中断しても目標とする時間内に復旧させるために、あらかじめ策定しておく計画はどれか。

  • ①BCP(事業継続計画)
  • ②SLA(サービスレベル合意書)
  • ③WBS(作業分解構成図)
  • ④RFP(提案依頼書)
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正解 ①BCP(事業継続計画)
解説
BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)は、地震・台風などの災害、感染症の流行、大規模なシステム障害などが発生したときに、重要な業務を継続する、または中断しても目標の時間内に復旧させるために、優先して続ける業務、代替の手段、復旧の手順、体制などを事前に定めておく計画です。策定して終わりではなく、訓練や見直しを継続的に行うこと(BCM:事業継続マネジメント)が重要です。

他の選択肢が不適切な理由
・SLA:サービスの提供者と顧客の間で、サービスの品質の目標を合意した文書です。
・WBS:プロジェクトの作業を階層的に分解して表したものです。
・RFP:発注者がベンダに、システムの提案を依頼するための文書です。

覚え方のポイント
「BCP=もしものときに事業を止めない(早く戻す)計画」。目標とする復旧の時間(RTO)や時点(RPO)を定めることがポイントです。
問56-2

事業継続計画で定める指標のうち、障害などで業務やシステムが停止してから、復旧させるまでの目標とする時間を表すものはどれか。

  • ①RPO(目標復旧時点)
  • ②SLA(サービスレベル合意書)
  • ③MTBF(平均故障間隔)
  • ④RTO(目標復旧時間)
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正解 ④RTO(目標復旧時間)
解説
RTO(Recovery Time Objective:目標復旧時間)は、業務やシステムが停止してから、どれだけの時間で復旧させるかという目標の時間です。例えば「RTOを4時間とする」なら、停止から4時間以内に業務を再開できるように、手順や設備を準備します。

他の選択肢が不適切な理由
・RPO(目標復旧時点):障害が起きたときに、どの時点のデータまで戻して復旧させるかという目標で、失ってもよいデータの範囲を表します。
・MTBF(平均故障間隔):故障してから次に故障するまでの平均の時間で、信頼性を表す指標です。
・SLA:サービスの提供者と顧客の間で、サービスの品質の目標を合意した文書です。

覚え方のポイント
「RTO=どれだけ早く戻すか(時間:Time)」「RPO=どの時点まで戻すか(時点:Point)」。TとPの違いで区別しましょう。
問66-2

事業継続計画で、「障害が発生したとき、1時間前の時点のデータまでは復旧できるようにする」という目標を表す指標はどれか。

  • ①MTTR(平均修復時間)
  • ②RTO(目標復旧時間)
  • ③RPO(目標復旧時点)
  • ④TCO(総保有コスト)
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正解 ③RPO(目標復旧時点)
解説
RPO(Recovery Point Objective:目標復旧時点)は、障害が発生したとき、過去のどの時点のデータまで戻して復旧させるかという目標です。「1時間前の時点まで」なら、最大で直近1時間分のデータが失われても許容する、という意味になり、少なくとも1時間ごとにバックアップを取るなどの対策が必要になります。

他の選択肢が不適切な理由
・RTO(目標復旧時間):停止してから復旧させるまでの目標の時間です。
・MTTR(平均修復時間):故障してから修復が完了するまでの平均の時間です。
・TCO(総保有コスト):システムの導入から運用・保守・廃棄までにかかる費用の総額です。

覚え方のポイント
「RPO=データをどこまで巻き戻すか」。RPOを短くしたいほど、バックアップやデータの複製を頻繁に行う必要があります。
問76-2

災害に備えたバックアップサイトのうち、本番のシステムと同じ構成の設備を常に稼働させ、データも随時同期しておくことで、ごく短時間で業務を切り替えられるものはどれか。

  • ①ミラーサイト
  • ②コールドサイト
  • ③ホットサイト
  • ④ウォームサイト
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正解 ③ホットサイト
解説
ホットサイトは、本番のシステムと同等の設備を遠隔地に用意し、常に稼働させてデータも同期しておくバックアップサイトです。災害が発生しても、ごく短時間でバックアップサイトに業務を切り替えられますが、維持の費用は最も高くなります。

他の選択肢が不適切な理由
・コールドサイト:建物や電源などの場所だけを確保しておき、災害が起きてから機器を搬入して構築するバックアップサイトです。費用は安いものの、復旧に長い時間がかかります。
・ウォームサイト:機器は用意してあるものの常時稼働はしておらず、データの復元などをしてから切り替えるバックアップサイトです。復旧の速さと費用は、ホットとコールドの中間です。
・ミラーサイト:Webサイトの内容を複製して、別のサーバで同じ内容を公開するものです。アクセスの分散などに使われ、災害対策のサイトの分類の名前ではありません。

覚え方のポイント
「ホット(すぐ切り替え・高い)」「ウォーム(中間)」「コールド(場所だけ・安いが遅い)」。デュプレックスシステムの待機方式と同じ考え方です。
問86-2

サービスデスクの担当者が、自分では解決できない問合せを、より専門的な知識を持つ担当者や上位の管理者に引き継ぐことを何というか。

  • ①ロールバック
  • ②エスカレーション
  • ③ワークアラウンド
  • ④フォローアップ
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正解 ②エスカレーション
解説
エスカレーションは、担当者が自分の権限や知識では対応できない問合せやインシデントを、より専門的な技術を持つ担当者(機能的エスカレーション)や、より上位の管理者(階層的エスカレーション)に引き継ぐことです。対応の遅れや判断の誤りを防ぐため、どのような場合に、誰にエスカレーションするかを事前に決めておきます。

他の選択肢が不適切な理由
・ワークアラウンド:根本的な解決ができるまでの間、インシデントの影響を回避・軽減するための一時的な対処(回避策)です。
・ロールバック:変更を取り消して、元の状態に戻すことです。
・フォローアップ:指摘や対応の後に、その結果や改善の状況を確認することです。

覚え方のポイント
「エスカレーション=エスカレーターのように上へ引き継ぐ」。専門家へ引き継ぐ(機能的)と、上司へ引き継ぐ(階層的)の2種類があります。
問96-2

サービスデスクの組織の形態のうち、時差のある複数の地域にサービスデスクを置き、時間帯に応じて対応する拠点を切り替えて、24時間体制でサービスを提供するものはどれか。

  • ①フォロー・ザ・サン
  • ②ローカルサービスデスク
  • ③中央サービスデスク
  • ④バーチャルサービスデスク
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正解 ①フォロー・ザ・サン
解説
フォロー・ザ・サン(Follow the Sun:太陽を追いかける)は、時差のある世界の複数の地域にサービスデスクを置き、それぞれの拠点の日中の時間帯に問合せを担当させて、次の拠点に引き継いでいくことで、24時間の対応を実現する形態です。夜勤をせずに24時間体制を組めるのが利点です。

他の選択肢が不適切な理由
・ローカルサービスデスク:利用者の近く(拠点ごと)にサービスデスクを置く形態です。
・中央サービスデスク:サービスデスクを1か所に集約して、全ての利用者に対応する形態です。
・バーチャルサービスデスク:複数の場所にいる担当者を、ネットワークでつないで、利用者からは1つのサービスデスクに見えるようにする形態です。

覚え方のポイント
「フォロー・ザ・サン=日の当たる地域がリレーで担当」。時差を利用した24時間体制です。
問106-2

データセンターの設備の対策のうち、地震の揺れが建物や機器に伝わりにくくなるように、建物と地盤の間などに揺れを吸収する装置を設けるものはどれか。

  • ①耐震
  • ②防火
  • ③制震
  • ④免震
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正解 ④免震
解説
地震への建物の対策には、主に次の3つがあります。
・耐震:柱や壁を強くして、建物自体が揺れに耐えられるようにする
・制震:建物の内部に揺れを吸収する装置(ダンパーなど)を設けて、揺れを小さくする
・免震:建物と地盤の間などに、積層ゴムなどの装置を設けて、地震の揺れを建物に伝わりにくくする
免震は、建物の中の揺れそのものを小さくできるため、精密な機器を置くデータセンターなどに適しています。

他の選択肢が不適切な理由
・耐震:建物の強度を高めて揺れに耐える対策で、揺れ自体を伝えにくくするものではありません。
・制震:建物の内部の装置で揺れを吸収する対策です。
・防火:火災の発生や延焼を防ぐ対策で、地震の揺れへの対策ではありません。

覚え方のポイント
「耐震=耐える」「制震=抑える」「免震=伝えない(免れる)」。漢字の意味で区別しましょう。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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