2026年版・9-2

業務分析・意思決定手法(OR・IE・QC)の一問一答

基本情報技術者試験 科目A「企業と法務」から、業務分析・意思決定手法(OR・IE・QC)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。科目Aの本試験と同じく、4択で出題しています。

問19-2

新規事業の4つの案について、景気の状況ごとの利益を次の表のように見積もった。マクシミン原理に従って案を選ぶとき、選ばれる案はどれか。

好況普通不況
案A10060-20
案B705020
案C504030
案D803010
(単位:百万円)

  • ①案A
  • ②案B
  • ③案D
  • ④案C
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正解 ④案C
解説
マクシミン原理は、各案の「最悪の場合の利益(最小値)」を比べ、その最小値が最も大きい案を選ぶ考え方です。最悪の事態に備える、慎重な(悲観的な)意思決定の方法です。
案A:最小値 -20
案B:最小値 20
案C:最小値 30
案D:最小値 10
最小値が最も大きいのは案C(30)なので、案Cが選ばれます。

他の選択肢が不適切な理由
・案A:各案の最大値が最も大きい案(100)で、マクシマックス原理(楽観的な考え方)で選ばれる案です。
・案B:最小値は20で、案Cの30より小さいため選ばれません。
・案D:最小値は10で、案Cの30より小さいため選ばれません。

覚え方のポイント
「マクシミン=最小値(ミン)の中の最大(マクス)=最悪の場合を最も良くする」「マクシマックス=最大値の中の最大=最良の場合に賭ける」。
問29-2

新規事業の4つの案について、景気の状況ごとの利益を次の表のように見積もった。好況・普通・不況になる確率がそれぞれ0.3、0.5、0.2であるとき、利益の期待値が最も大きい案はどれか。

好況普通不況
案A10060-20
案B705020
案C504030
案D803010
(単位:百万円)

  • ①案C
  • ②案B
  • ③案A
  • ④案D
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正解 ③案A
解説
各案について「利益×その状況になる確率」を合計して、期待値を求めます。
案A:100×0.3 + 60×0.5 +(-20)×0.2 = 30 + 30 - 4 = 56
案B:70×0.3 + 50×0.5 + 20×0.2 = 21 + 25 + 4 = 50
案C:50×0.3 + 40×0.5 + 30×0.2 = 15 + 20 + 6 = 41
案D:80×0.3 + 30×0.5 + 10×0.2 = 24 + 15 + 2 = 41
期待値が最も大きいのは案A(56百万円)です。

他の選択肢が不適切な理由
・案B:期待値は50で、案Aより小さくなります。不況のときも利益が出るため堅実に見えますが、期待値では案Aに及びません。
・案C:期待値は41です。最悪の場合の利益が最も大きいので、マクシミン原理なら選ばれる案です。
・案D:期待値は41で、案Aより小さくなります。

覚え方のポイント
期待値原理は「確率で重み付けした平均の利益」で比べます。どの原理で選ぶかによって、選ばれる案が変わることを押さえましょう。
問39-2

ある部品の年間の需要量が1,000個、1回あたりの発注費用が1,000円、部品1個あたりの年間の保管費用が50円である。経済的発注量(EOQ)を、次の式で求めるとき、その値は何個か。
経済的発注量 = √(2 × 年間の需要量 × 1回あたりの発注費用 ÷ 1個あたりの年間の保管費用)

  • ①141個
  • ②200個
  • ③400個
  • ④1,000個
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正解 ②200個
解説
式に数値を当てはめます。
2 × 1,000 × 1,000 ÷ 50 = 2,000,000 ÷ 50 = 40,000
√40,000 = 200
したがって、経済的発注量は200個です。1回に200個ずつ発注する(年に5回)と、発注の費用と保管の費用の合計が最も小さくなります。発注の回数を減らすと発注費用は減りますが、一度に多く持つため保管費用が増える、という関係のつり合う点が経済的発注量です。

他の選択肢が不適切な理由
・141個:式の2を掛け忘れた値(√(1,000×1,000÷50)=√20,000≒141)です。
・400個:平方根を求めた後に、さらに2を掛けた値(200×2)です。
・1,000個:年間の需要量を1回でまとめて発注した場合の数量で、保管費用が大きくなりすぎます。

覚え方のポイント
経済的発注量は「発注費用と保管費用の合計が最小になる1回の発注量」です。試験では式が与えられることが多いので、数値を正しく当てはめることが大切です。
問49-2

ある商品の過去5か月の販売数は、1月から順に100個、120個、110個、130個、150個であった。直近3か月の単純移動平均で6月の販売数を予測すると、何個になるか。

  • ①130個
  • ②122個
  • ③140個
  • ④150個
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正解 ①130個
解説
単純移動平均法は、直近の一定期間のデータの平均を、次の期間の予測値とする方法です。直近3か月(3月、4月、5月)の平均を求めます。
(110 + 130 + 150)÷ 3 = 390 ÷ 3 = 130個
期間をずらしながら平均をとるため、一時的な変動がならされ、傾向をつかみやすくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・122個:5か月全体の平均(610÷5)で、直近3か月に限っていません。
・140個:直近2か月(4月、5月)の平均((130+150)÷2)です。
・150個:直前の5月の販売数をそのまま予測値とした値です。

覚え方のポイント
移動平均は「何か月分の平均か」を必ず確かめます。最小二乗法による回帰分析などと並ぶ、需要予測の代表的な方法です。
問59-2

2つの変数の間の関係を表す相関係数の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①-1から1までの値をとり、-1に近いほど負の相関が強い
  • ②0から1までの値をとり、0に近いほど強い正の相関がある
  • ③0から100までの値をとり、50のときに相関が最も強い
  • ④-1から1までの値をとり、0に近いほど強い相関がある
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正解 ①-1から1までの値をとり、-1に近いほど負の相関が強い
解説
相関係数は、2つの変数の間の直線的な関係の強さと向きを表す値で、-1から1までの値をとります。
・1に近い:強い正の相関(一方が増えると他方も増える)
・-1に近い:強い負の相関(一方が増えると他方は減る)
・0に近い:直線的な相関がほとんどない
したがって、「-1に近いほど強い負の相関がある」が正しい説明です。

他の選択肢が不適切な理由
・0から1までの値をとる:相関係数は負の値もとります。また、0に近いほど相関は弱くなります。
・0から100までの値をとる:相関係数の範囲ではありません。
・0に近いほど強い相関がある:0に近いほど相関は弱く、1や-1に近いほど強くなります。

覚え方のポイント
「符号=向き(正か負か)」「絶対値=強さ(1に近いほど強い)」。散布図で点が右上がりの直線に近いほど1に、右下がりの直線に近いほど-1に近づきます。
問69-2

作業測定の方法のうち、ワークサンプリング法の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①作業者が自分の作業時間を日報に記録し、その記録を集計して作業時間を求める
  • ②作業をストップウォッチで繰り返し計測して、一連の作業の所要時間を直接求める
  • ③作業を基本的な動作に分け、動作ごとに定められた標準の時間値を当てはめて求める
  • ④観測する時刻をランダムに決めて作業の状態を観測し、比率から時間構成を推定する
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正解 ④観測する時刻をランダムに決めて作業の状態を観測し、比率から時間構成を推定する
解説
ワークサンプリング法は、あらかじめランダムに決めた時刻に、作業者や機械が「何をしているか」(作業中、準備中、手待ちなど)を瞬間的に観測し、観測した回数の比率から、それぞれの状態に使われている時間の割合を統計的に推定する方法です。多くの作業者や長い期間を、少ない手間で調べられるのが特徴です。

他の選択肢が不適切な理由
・ストップウォッチで繰り返し計測する:時間研究(ストップウォッチ法)の説明です。
・基本的な動作ごとに標準の時間値を当てはめる:PTS法(既定時間標準法)の説明です。
・作業者が日報に記録して集計する:過去の実績の記録から作業時間を求める方法で、作業者の自己申告に頼るため、ワークサンプリング法のような統計的な観測ではありません。

覚え方のポイント
「ワークサンプリング=ランダムな瞬間の観測の比率から推定(統計的)」「PTS=動作ごとの標準時間を足し合わせる」「ストップウォッチ法=直接測る」。
問79-2

作業測定の方法のうち、PTS(Predetermined Time Standard)法の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①作業を実際にストップウォッチで何度も計測し、その平均から作業の標準時間を決める
  • ②観測する時刻をランダムに決めて作業の状態を観測し、観測の比率から時間の構成を推定する
  • ③作業を「つかむ」「運ぶ」などの基本動作に分け、あらかじめ定めた標準時間を当てはめる
  • ④熟練者へのアンケートを繰り返し行い、意見を集約して作業の標準時間を決めていく
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正解 ③作業を「つかむ」「運ぶ」などの基本動作に分け、あらかじめ定めた標準時間を当てはめる
解説
PTS法(既定時間標準法)は、作業を「手を伸ばす」「つかむ」「運ぶ」などの基本的な動作に分解し、動作の種類や距離ごとにあらかじめ定められている標準の時間値を当てはめて合計し、作業の標準時間を求める方法です。実際に作業を観測しなくても、作業の設計の段階で時間を見積もれるのが特徴です。

他の選択肢が不適切な理由
・ランダムな時刻に観測して比率から推定する:ワークサンプリング法の説明です。
・ストップウォッチで何度も計測する:時間研究(ストップウォッチ法)の説明です。
・熟練者へのアンケートを繰り返して意見を集約する:デルファイ法に近い考え方で、PTS法ではありません。

覚え方のポイント
「Predetermined(あらかじめ定めた)Time Standard」。決まった時間値の表を使って、動作を足し合わせる方法です。
問89-2

将来の予測などを行う手法のうち、デルファイ法の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①参加者が自由に多くの意見を出し合い、他人の意見を批判しないで発想を広げていく
  • ②専門家に意見を求め、集計結果を示して再び回答させることを繰り返して集約する
  • ③過去のデータを時間の順に並べ、そこに現れる傾向を将来に延ばして予測していく
  • ④関係する要因を枝分かれさせて整理し、目的を達成する手段を段階的に展開していく
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正解 ②専門家に意見を求め、集計結果を示して再び回答させることを繰り返して集約する
解説
デルファイ法は、複数の専門家に匿名でアンケートを行い、その集計結果を示したうえで再び回答してもらう、ということを何度か繰り返して、意見を収束させていく予測の手法です。他人の意見を参考にしながら考え直せる一方、匿名なので、声の大きい人や立場の強い人の意見に引きずられにくいのが特徴です。技術の将来予測などに使われます。

他の選択肢が不適切な理由
・自由に多くの意見を出し合い、批判しない:ブレーンストーミングの説明です。
・過去のデータの傾向を将来に延ばす:時系列分析(傾向分析)の説明です。
・要因を枝分かれさせて手段を展開する:系統図法の説明です。

覚え方のポイント
「デルファイ=専門家へのアンケートを繰り返して意見をまとめる(匿名・反復)」。
問99-2

新QC七つ道具のうち、言葉で表された多くの意見や情報を、内容の似たもの同士でグループにまとめ、問題の全体像を明らかにする手法はどれか。

  • ①連関図法
  • ②親和図法
  • ③系統図法
  • ④マトリックス図法
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正解 ②親和図法
解説
親和図法は、事実や意見、発想などの言葉で表された情報(言語データ)をカードなどに書き出し、内容が似ているもの(親和性の高いもの)どうしをグループにまとめて、それぞれに見出しを付けていくことで、はっきりしない問題の全体像や構造を明らかにする手法です。ブレーンストーミングで出た意見の整理などに使われます(KJ法とも呼ばれます)。

他の選択肢が不適切な理由
・連関図法:原因と結果、目的と手段などが複雑に絡み合った問題について、要因どうしの関係を矢印でつないで整理する手法です。
・系統図法:目的を達成するための手段を、目的→手段→さらにその手段と、枝分かれさせて段階的に展開する手法です。
・マトリックス図法:行と列に要素を並べ、その交点で要素どうしの関係の有無や強さを表す手法です。

覚え方のポイント
新QC七つ道具は主に言葉のデータ(定性的な情報)を扱います。「親和図=似たものをまとめる」「連関図=因果を矢印でつなぐ」「系統図=手段を枝分かれで展開する」。
問109-2

抜き取り検査で使われるOC曲線(検査特性曲線)が表すものとして、最も適切なものはどれか。

  • ①ロットの不良率と、そのロットが検査で合格となる確率との関係
  • ②製品の使用時間と、単位時間あたりに故障が発生する割合との関係
  • ③製造した日付の順に並べた、製品の寸法の測定値の変化の様子
  • ④不良の原因を件数の多い順に並べた、件数と累積の比率の関係
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正解 ①ロットの不良率と、そのロットが検査で合格となる確率との関係
解説
抜き取り検査は、製品の集まり(ロット)から一部を抜き取って検査し、その結果からロット全体の合格・不合格を判定する方法です。OC曲線は、横軸にロットの不良率、縦軸にそのロットが合格と判定される確率をとったグラフで、その抜き取り検査の方式が、良いロットをどれだけ合格させ、悪いロットをどれだけ不合格にできるかという特性を表します。

他の選択肢が不適切な理由
・使用時間と故障の発生する割合の関係:故障率曲線(バスタブ曲線)の説明です。
・日付の順に並べた測定値の変化:管理図などで表す、工程のデータの時間的な変化です。
・原因を件数の多い順に並べた件数と累積の比率:パレート図の説明です。

覚え方のポイント
「OC曲線=不良率ごとの合格の確率」。不良率が高いロットほど合格する確率が下がる、右下がりの曲線になります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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