圧縮機は冷凍サイクルの心臓部で、この分野では圧縮機の種類と構造、容量の調節のしかた、潤滑と運転中のトラブルが問われます。容積式(往復・ロータリー・スクロール・スクリュー)と遠心式の違い、電動機と圧縮機の組み合わせ方(開放・半密閉・密閉)の違いを整理しておきましょう。
運転中のトラブルでは、液戻りやオイルフォーミングの原因と、そのとき圧縮機にどんな症状が出るかがよく問われます。「原因→症状→対策」をセットで覚えるのが近道です。
往復圧縮機はすき間容積があるため、圧縮比が大きいと体積効率が下がります。スクリュー圧縮機は吸込み弁・吐出し弁がなく、スライド弁で容量を連続的に調節でき、多量の油を噴射するため油分離器が必要です。遠心圧縮機は容積式ではありません。
開放圧縮機は軸がケーシングを貫通するので軸封装置が必要です。半密閉圧縮機はボルト締めで分解・修理ができ、全密閉圧縮機は溶接で密閉されていて分解できません。アンモニア用の圧縮機は一般に開放形です。
液戻りでは吐出しガス温度が下がり、ひどいと液圧縮で弁などを壊します。オイルフォーミングは、停止中に油に溶け込んだ冷媒が始動時に急に蒸発して油が泡立つ現象で、クランクケースヒータで油を温めて防ぎます。
圧縮機の問題は、構造の知識と運転の知識が組み合わさって出題されます。解説で出てくる部品名は、用語辞典で確認しながら進めてください。
「吐出しガス温度が上がるのはどんなときか、下がるのはどんなときか」を自分で説明できるようにしておくと、運転の分野でも役立ちます。
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本試験は、記述イ・ロ・ハ(・ニ)の正誤の組合せを5つの選択肢から選ぶ択一式が中心ですが、本サイトでは全ての問題を四肢択一に統一しています。法令と保安管理技術の約半数は、本試験と同じく「記述の正誤の組合せ」を選ぶ形式で収録しています。法令の問題・解説は、2026年9月29日現在で施行されている法令に基づいています(本試験は、その年度の4月1日現在の法令で出題されます)。
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