2026年版・1-3

法令:冷凍能力の算定基準の一問一答

第三種冷凍機械責任者試験「法令(高圧ガス保安法・冷凍保安規則)」から、法令:冷凍能力の算定基準に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は正誤の組合せを選ぶ択一式が中心ですが、ここでは4択で出題しています。

問11-3

冷凍保安規則で定める、遠心式圧縮機を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定基準はどれか。

  • ①原動機の定格出力1.0kWをもって1日の冷凍能力1トンとする
  • ②原動機の定格出力3.86kWをもって1日の冷凍能力1トンとする
  • ③原動機の定格出力1.2kWをもって1日の冷凍能力1トンとする
  • ④原動機の定格出力2.4kWをもって1日の冷凍能力1トンとする
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正解 ③原動機の定格出力1.2kWをもって1日の冷凍能力1トンとする
解説
冷凍保安規則第5条第1項第1号は、遠心式圧縮機を使用する製造設備について「当該圧縮機の原動機の定格出力1.2キロワットをもつて1日の冷凍能力1トンとする」と定めています。

他の選択肢が不適切な理由
・1.0kW:定められた値は1.2キロワットです。
・3.86kW:3.86キロワットは1日本冷凍トンを熱量で表した値で、遠心式の算定基準ではありません。
・2.4kW:定められた値ではありません。

覚え方のポイント
算定基準は機器の種類で4つに分かれます。「遠心式は原動機出力1.2kW=1トン」「吸収式は入熱量27800kJ/h=1トン」「自然環流式・自然循環式はR=QA」「それ以外(往復・スクリュー・回転など)はR=V/C」。
問21-3

冷凍保安規則で定める、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定基準はどれか。

  • ①発生器を加熱する1日あたりの入熱量27800kJをもって1トンとする
  • ②発生器を加熱する1時間の入熱量27800kJをもって1トンとする
  • ③吸収器で除去する1時間の熱量13900kJをもって1トンとする
  • ④溶液ポンプの原動機の定格出力1.2kWをもって1トンとする
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正解 ②発生器を加熱する1時間の入熱量27800kJをもって1トンとする
解説
冷凍保安規則第5条第1項第2号は、吸収式冷凍設備について「発生器を加熱する1時間の入熱量2万7千8百キロジュールをもつて1日の冷凍能力1トンとする」と定めています。吸収式は圧縮機を持たず、発生器で吸収液を加熱して冷媒を分離するため、その加熱量で冷凍能力を算定します。

他の選択肢が不適切な理由
・1日の入熱量:基準は「1時間」の入熱量です。
・吸収器で除去する熱量13900kJ:算定基準は発生器の入熱量です。13900は1冷凍トンを1時間あたりの熱量で表した値に近い数字です。
・ポンプの原動機1.2kW:1.2キロワットは遠心式圧縮機の算定基準です。

覚え方のポイント
「吸収式は発生器の入熱量、1時間あたり27800kJで1トン」。27800は13900のちょうど2倍です。
問31-3

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍保安規則に定める冷凍能力の算定基準について正しいものはどれか。
イ.自然環流式冷凍設備及び自然循環式冷凍設備の1日の冷凍能力は、冷媒ガスの種類に応じて定められた数値Qと、蒸発部又は蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積Aとの積で求める。
ロ.吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力は、発生器を加熱する1時間の入熱量27800キロジュールをもって1トンとする。
ハ.遠心式圧縮機を使用する製造設備の1日の冷凍能力は、当該圧縮機の原動機の定格出力2.4キロワットをもって1トンとする。

  • ①イ、ロ
  • ②イ
  • ③ハ
  • ④イ、ロ、ハ
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正解 ①イ、ロ
解説
冷凍保安規則第5条は、製造設備の種類ごとに1日の冷凍能力の算定基準を定めています。

各記述の正誤
・イ(正しい):冷凍保安規則第5条第1項第3号のR=QAの式です。
・ロ(正しい):同項第2号のとおりです。
・ハ(誤り):遠心式は、原動機の定格出力1.2キロワットをもって1日の冷凍能力1トンとします(同項第1号)。

覚え方のポイント
「遠心式1.2kW」「吸収式27800kJ(1時間)」「自然循環式R=QA」「その他R=V/C」の4つを一覧で覚えましょう。
問41-3

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍保安規則に定めるR=V/Cの算式について正しいものはどれか。
イ.多段圧縮方式の製造設備のVは、最終段の気筒の1時間のピストン押しのけ量に、最終段の前の気筒の1時間のピストン押しのけ量をそのまま加えて求める。
ロ.往復圧縮機を使用する製造設備(多段圧縮方式などを除く。)のVは、圧縮機の標準回転速度における1時間のピストン押しのけ量(立方メートル)の数値である。
ハ.Cは、冷媒ガスの種類に応じて定められた数値であり、圧縮機の気筒1個の体積が5000立方センチメートル以下か、これを超えるかによって異なる値が定められている。

  • ①ハ
  • ②イ
  • ③イ、ロ、ハ
  • ④ロ、ハ
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正解 ④ロ、ハ
解説
R=V/Cは、遠心式・吸収式・自然環流式・自然循環式以外の製造設備(往復式・スクリュー式など)に使う算定式です。

各記述の正誤
・イ(誤り):多段圧縮方式のVは、VH+0.08VLで求めます。最終段の前の気筒の押しのけ量は0.08倍して加えます。
・ロ(正しい):冷凍保安規則第5条第1項第4号のとおりです。
・ハ(正しい):同号の表のとおりです。たとえばアンモニアは8.4(5000cm³以下)と7.9(5000cm³超)です。

覚え方のポイント
「Vは1時間の押しのけ量、Cは冷媒と気筒の大きさで決まる数値、多段は0.08倍を足す」。
問51-3

1日の冷凍能力の算定について述べたイ〜ハのうち、正しいものを全て挙げたものはどれか。
イ.冷凍設備に充塡されている冷媒ガスの質量が多いほど、算定される1日の冷凍能力は大きくなる。
ロ.ピストン押しのけ量が同じ往復圧縮機であれば、Cの値が小さい冷媒ガスを使う方が、算定される1日の冷凍能力は大きくなる。
ハ.遠心式圧縮機を使用する製造設備で、原動機の定格出力が120キロワットであれば、1日の冷凍能力は100トンとなる。

  • ①イ
  • ②ロ
  • ③イ、ロ、ハ
  • ④ロ、ハ
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正解 ④ロ、ハ
解説
法令上の冷凍能力は、冷凍保安規則第5条の算定基準で計算します。

各記述の正誤
・イ(誤り):冷媒の充塡量は、冷凍能力の算定に用いません。
・ロ(正しい):R=V/Cなので、Vが同じならCが小さいほどRは大きくなります。
・ハ(正しい):120÷1.2=100トンです(冷凍保安規則第5条第1項第1号)。

覚え方のポイント
「R=V/C」は割り算なので、Cが小さいほど大きな冷凍能力になります。計算問題では、割るのか掛けるのかを必ず確かめましょう。
問61-3

多段圧縮方式による製造設備について、R=V/Cの式のVを求める算式として、冷凍保安規則上正しいものはどれか。ただし、VHは最終段の気筒の1時間のピストン押しのけ量、VLは最終段の前の気筒の1時間のピストン押しのけ量とする。

  • ①V=VH+VL
  • ②V=VH+0.08VL
  • ③V=0.08VH+VL
  • ④V=VH×VL
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正解 ②V=VH+0.08VL
解説
冷凍保安規則第5条第1項第4号は、多段圧縮方式又は多元冷凍方式による製造設備のVを「VH+0.08VL」で求めると定めています。VHは圧縮機の標準回転速度における最終段(または最終元)の気筒の1時間のピストン押しのけ量、VLはその前の段(または元)の気筒の1時間のピストン押しのけ量です。

他の選択肢が不適切な理由
・VH+VL:前の段の押しのけ量は0.08倍して加えます。
・0.08VH+VL:0.08を掛けるのは前の段(VL)の方です。
・VH×VL:足し算で求めます。

覚え方のポイント
「最終段はそのまま、前の段は0.08倍して足す」。多元冷凍方式ではCの値も最終元の冷媒ガスで決めます。
問71-3

往復圧縮機を使用し、標準回転速度における1時間のピストン押しのけ量が168m³である製造設備の1日の冷凍能力として、最も近いものはどれか。ただし、この冷媒ガスのCの値は8.4とする。

  • ①21トン
  • ②168トン
  • ③20トン
  • ④1411トン
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正解 ③20トン
解説
遠心式・吸収式などを除く製造設備の冷凍能力は、冷凍保安規則第5条第1項第4号のR=V/Cで求めます。

計算の手順
R=V÷C
=168÷8.4=20(トン)

他の選択肢が不適切な理由
・21トン:Cを7.9(気筒1個の体積が5000cm³を超えるアンモニアの値)として割った値です(168÷7.9≒21)。この問題ではC=8.4が与えられています。
・168トン:Cで割っていない値です。
・1411トン:VとCを掛けてしまった値です。

覚え方のポイント
「冷凍能力=押しのけ量÷C」。割り算であることを忘れなければ確実に解けます。アンモニアのCは気筒1個の体積が5000cm³以下で8.4なので、この例はアンモニア冷凍機に当たります。20トンのアンモニア冷凍設備は、5トン以上50トン未満なので第二種製造者です。
問81-3

遠心式圧縮機を使用する製造設備で、その圧縮機の原動機の定格出力が60kWであるときの1日の冷凍能力として、正しいものはどれか。

  • ①50トン
  • ②72トン
  • ③60トン
  • ④15.5トン
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正解 ①50トン
解説
冷凍保安規則第5条第1項第1号により、遠心式圧縮機を使用する製造設備は、原動機の定格出力1.2キロワットを1日の冷凍能力1トンとします。

計算の手順
冷凍能力=定格出力÷1.2
=60÷1.2=50(トン)

他の選択肢が不適切な理由
・72トン:1.2で割らずに掛けてしまった値です。
・60トン:定格出力の数値をそのまま冷凍能力とした値です。
・15.5トン:3.86で割った値で、遠心式の算定基準とは異なります。

覚え方のポイント
「遠心式は1.2kWで1トン」なので、出力を1.2で割ります。50トンは、第一種ガスやアンモニアで許可が必要になる境目の数値でもあります。
問91-3

冷凍能力の算定基準について述べたイ〜ハのうち、冷凍保安規則上正しいものを全て挙げたものはどれか。
イ.遠心式圧縮機を使用する製造設備は、当該圧縮機の原動機の定格出力1.2キロワットをもって1日の冷凍能力1トンとする。
ロ.吸収式冷凍設備は、発生器を加熱する1時間の入熱量27800キロジュールをもって1日の冷凍能力1トンとする。
ハ.R=V/Cの算式のVは、圧縮機の標準回転速度における1分間のピストン押しのけ量である。

  • ①イ、ロ
  • ②イ
  • ③ロ、ハ
  • ④イ、ロ、ハ
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正解 ①イ、ロ
解説
冷凍保安規則第5条第1項は、製造設備の種類ごとに冷凍能力の算定基準を定めています。

各記述の正誤
・イ(正しい):第1号のとおりです。
・ロ(正しい):第2号のとおりです。
・ハ(誤り):Vは「1時間」のピストン押しのけ量(立方メートル)です(第4号)。

覚え方のポイント
数字の「1.2」「27800」「1時間」は、どれも書き換えのひっかけに使われます。条文の数字と単位をセットで覚えましょう。
問101-3

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいものはどれか。
イ.R=V/Cの算式のCは、冷媒ガスの種類に応じて定められた数値又は算式により得られた数値である。
ロ.冷凍設備に充塡する冷媒ガスの質量は、1日の冷凍能力の算定に用いる数値の一つである。
ハ.回転ピストン型圧縮機を使用する製造設備のVは、回転ピストンのガス圧縮部分の厚さ、回転ピストンの1分間の標準回転数、気筒の内径及びピストンの外径を用いた算式で求める。

  • ①イ
  • ②ロ、ハ
  • ③イ、ロ、ハ
  • ④イ、ハ
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正解 ④イ、ハ
解説
冷凍保安規則第5条第1項第4号は、R=V/CのVとCの求め方を定めています。

各記述の正誤
・イ(正しい):Cは冷媒ガスの種類に応じて表で定められ、表にない冷媒は比体積と比エンタルピーを用いた算式で求めます。
・ロ(誤り):冷媒の充塡量は、冷凍能力の算定に用いません。
・ハ(正しい):回転ピストン型のVは「60×0.785tn(D²-d²)」で求めます。tはガス圧縮部分の厚さ、nは1分間の標準回転数、Dは気筒の内径、dはピストンの外径です。

覚え方のポイント
回転ピストン型の式の細かい形より、「押しのけ量を、圧縮機の寸法と回転数から求める」ことを押さえましょう。60は1分間の回転数を1時間に直すための数字です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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