2026年版・1-15

法令:運搬容器への収納と積載方法の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「危険物に関する法令」から、法令:運搬容器への収納と積載方法に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全660問) 危険物に関する法令の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問11-15

危険物を運搬する際に、日光の直射を避けるため遮光性の被覆で覆わなければならないものはどれか。

  • ①第2類のうちマグネシウム
  • ②第5類のうち有機過酸化物
  • ③第4類のうち第2石油類
  • ④第2類のうち引火性固体
答えと解説を見る
正解 ②第5類のうち有機過酸化物
解説
運搬の際に遮光性の被覆で覆わなければならないのは、第1類の危険物、第3類の自然発火性物品、第4類の特殊引火物、第5類の危険物(有機過酸化物を含むすべて)、第6類の危険物です(危険物の規制に関する規則第45条第1項)。日光の熱や光で分解・発火しやすいものが対象です。

他の選択肢が不適切な理由
・第2類のうちマグネシウム:運搬で求められるのは防水性の被覆で、遮光性の被覆の対象ではありません。
・第4類のうち第2石油類:第4類で遮光性の被覆が必要なのは特殊引火物だけです。
・第2類のうち引火性固体:遮光性の被覆の対象ではありません。

覚え方のポイント
遮光は「1類・自然発火性・特殊引火物・5類・6類」。酸化剤(1類・6類)と自己反応性(5類)は丸ごと対象、と整理すると覚えやすくなります。
問21-15

危険物を運搬する際に、雨水の浸透を防ぐため防水性の被覆で覆わなければならないものはどれか。

  • ①第6類のうち過酸化水素
  • ②第5類のうち有機過酸化物
  • ③第2類のうちマグネシウム
  • ④第1類のうち塩素酸塩類
答えと解説を見る
正解 ③第2類のうちマグネシウム
解説
防水性の被覆で覆わなければならないのは、第1類のアルカリ金属の過酸化物、第2類の鉄粉・金属粉・マグネシウム(これらを含有するものを含む)、第3類の禁水性物品です(危険物の規制に関する規則第45条第2項)。いずれも水と反応して発熱したり、可燃性のガスを出したりするものです。

他の選択肢が不適切な理由
・第6類のうち過酸化水素:第6類は遮光性の被覆の対象で、防水性の被覆の対象ではありません。
・第5類のうち有機過酸化物:第5類は遮光性の被覆の対象で、防水性の被覆の対象ではありません。
・第1類のうち塩素酸塩類:第1類で防水性の被覆が必要なのはアルカリ金属の過酸化物だけで、塩素酸塩類は対象ではありません(遮光性の被覆は必要です)。

覚え方のポイント
防水は「水と反応するもの」=アルカリ金属の過酸化物・鉄粉・金属粉・マグネシウム・禁水性物品。運搬容器の注意事項に「禁水」と書くものと重なります。
問31-15

第4類の危険物のうち、運搬の際に遮光性の被覆で覆わなければならないものはどれか。

  • ①第1石油類
  • ②アルコール類
  • ③第2石油類
  • ④特殊引火物
答えと解説を見る
正解 ④特殊引火物
解説
第4類の危険物のうち、運搬の際に遮光性の被覆で覆わなければならないのは特殊引火物です(危険物の規制に関する規則第45条第1項)。ジエチルエーテルや二硫化炭素のように、沸点や発火点が低く、日光の熱で蒸発・発火の危険が大きいものが含まれます。

他の選択肢が不適切な理由
・第1石油類:遮光性の被覆の対象ではありません。
・アルコール類:遮光性の被覆の対象ではありません。
・第2石油類:遮光性の被覆の対象ではありません。

覚え方のポイント
第4類で遮光が必要なのは「特殊引火物だけ」。第4類の中でも特に危険な品名だけが対象です。
問41-15

危険物を運搬する際に、保冷コンテナに収納する等、適正な温度管理をしなければならないものはどれか。

  • ①日光や熱で分解しやすい第6類の過酸化水素
  • ②水と反応して可燃性ガスを出す第3類の禁水性物品
  • ③55℃以下で分解するおそれのある第5類の危険物
  • ④揮発しやすく引火点の低い第4類の特殊引火物
答えと解説を見る
正解 ③55℃以下で分解するおそれのある第5類の危険物
解説
第5類の危険物のうち、55℃以下の温度で分解するおそれのあるものは、保冷コンテナに収納する等、適正な温度管理をしなければなりません(危険物の規制に関する規則第45条第3項)。運搬中に温度が上がると、自己反応による分解・発火が起こるおそれがあるためです。

他の選択肢が不適切な理由
・第6類の過酸化水素:運搬で求められるのは遮光性の被覆で、保冷コンテナの規定の対象ではありません。
・第3類の禁水性物品:運搬で求められるのは防水性の被覆です。
・第4類の特殊引火物:運搬で求められるのは遮光性の被覆です。

覚え方のポイント
「遮光(日光)」「防水(雨水)」「温度管理(55℃以下で分解する第5類)」の3つを、対象の危険物と対にして覚えます。
問51-15

危険物を収納した運搬容器を積み重ねて積載する場合の高さの基準として、正しいものはどれか。

  • ①2m以下
  • ②3m以下
  • ③4m以下
  • ④6m以下
答えと解説を見る
正解 ②3m以下
解説
危険物を収納した運搬容器を積み重ねる場合は、高さ3m以下としなければなりません(危険物の規制に関する政令第29条第7号、危険物の規制に関する規則第46条の2第1項)。高く積むと、下の容器に大きな荷重がかかって破損したり、荷崩れしたりするおそれがあるためです。

他の選択肢が不適切な理由
・2m以下:法令の値ではありません。
・4m以下:法令の値ではありません。
・6m以下:法令の値ではありません。6mは、屋内貯蔵所の貯蔵倉庫の軒高(6m未満)などに出てくる数値です。

覚え方のポイント
運搬で積み重ねるときは「3m以下」。屋内貯蔵所で容器を積み重ねるときの高さ(原則3m以下)とも同じ数字です。
問61-15

危険物を収納した運搬容器の積載のしかたとして、正しいものはどれか。

  • ①運搬容器の向きは、積みやすい向きでよい
  • ②運搬容器は、収納口を横に向けて積載する
  • ③運搬容器は、収納口を下方に向けて積載する
  • ④運搬容器は、収納口を上方に向けて積載する
答えと解説を見る
正解 ④運搬容器は、収納口を上方に向けて積載する
解説
運搬容器は、収納口を上方に向けて積載しなければなりません(危険物の規制に関する政令第29条第4号)。収納口が横や下を向いていると、振動や衝撃でふたがゆるんだときに危険物が漏れ出すおそれがあるためです。

他の選択肢が不適切な理由
・収納口を横に向ける:収納口は上方に向けます。
・収納口を下方に向ける:漏れやすく、基準に反します。
・積みやすい向きでよい:向きは法令で決められています。

覚え方のポイント
積載方法は「収納口は上・落ちない倒れない・積み重ねは3m以下」。容器を運ぶときの常識的な安全策が、そのまま法令になっています。
問71-15

液体の危険物を運搬容器に収納するときの基準として、正しいものはどれか。

  • ①内容積の100%まで満たし、空気が入らないように密封する
  • ②内容積の98%以下とし、20℃で漏れないように空間容積をとる
  • ③内容積の90%以下とし、40℃で漏れないように空間容積をとる
  • ④内容積の98%以下とし、55℃で漏れないように空間容積をとる
答えと解説を見る
正解 ④内容積の98%以下とし、55℃で漏れないように空間容積をとる
解説
液体の危険物は、運搬容器の内容積の98%以下の収納率であって、かつ、55℃の温度において漏れないように十分な空間容積を有して収納しなければなりません(危険物の規制に関する規則第43条の3第1項第4号)。液体は温度が上がると膨張するため、そのぶんの空間を残しておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
・98%以下で20℃:空間容積を考える温度は55℃です。
・90%以下で40℃:収納率も温度も法令の値と違います(90%は、アルキルアルミニウム等の収納率です)。
・100%まで満たす:膨張したときに漏れたり容器が壊れたりするため、満杯にはしません。

覚え方のポイント
収納率は「固体95%・液体98%(55℃で漏れない空間)」。55℃は、屋内貯蔵所で容器入りの危険物の温度を超えないようにする値と同じです。
問81-15

第3類の危険物のうち、アルキルアルミニウム等を運搬容器に収納するときの基準として、正しいものはどれか。

  • ①内容積の95%以下とし、55℃で漏れない空間容積をとる
  • ②内容積の98%以下とし、20℃で3%以上の空間容積をとる
  • ③内容積の90%以下とし、50℃で5%以上の空間容積をとる
  • ④内容積の80%以下とし、40℃で10%以上の空間容積をとる
答えと解説を見る
正解 ③内容積の90%以下とし、50℃で5%以上の空間容積をとる
解説
自然発火性物品のうちアルキルアルミニウム等は、運搬容器の内容積の90%以下の収納率であって、かつ、50℃の温度において5%以上の空間容積を有して収納しなければなりません(危険物の規制に関する規則第43条の3第1項第6号ハ)。空気に触れると発火するため、不活性の気体を封入して密封することも必要です(同号イ)。

他の選択肢が不適切な理由
・95%以下・55℃:95%は固体の危険物の一般的な収納率です。
・98%以下・20℃で3%:98%は液体の危険物の一般的な収納率で、温度と空間の値も違います。
・80%以下・40℃で10%:法令の値ではありません。

覚え方のポイント
アルキルアルミニウム等だけは特別に「90%・50℃で5%以上」。一般の「固体95%・液体98%」より余裕を大きくとります。
問91-15

第3類の危険物のうち、自然発火性物品以外の物品(禁水性物品)を運搬容器に収納するときの方法として、正しいものはどれか。

  • ①水を少量入れて湿らせた状態にし、空気と接しないようにして密封して収納する
  • ②容器のふたに通気口を設け、発生したガスを外へ逃がせるようにして収納する
  • ③保護液で満たすか不活性の気体を封入し、密封して水分と接しないようにする
  • ④紙袋や布袋に入れて、湿気を適度に吸わせながら乾燥した場所に置いて運ぶ
答えと解説を見る
正解 ③保護液で満たすか不活性の気体を封入し、密封して水分と接しないようにする
解説
第3類の危険物のうち自然発火性物品以外の物品は、パラフィン、軽油、灯油等の保護液で満たして密封し、または不活性の気体を封入して密封する等、水分と接しないようにして運搬容器に収納しなければなりません(危険物の規制に関する規則第43条の3第1項第6号ロ)。水と反応して発熱したり、可燃性のガスを出したりするためです。

他の選択肢が不適切な理由
・通気口を設けてガスを逃がす:水分と接しないよう密封することが求められています。
・水を少量入れて湿らせる:水と反応する物品なので、水は厳禁です。
・紙袋や布袋で湿気を吸わせる:湿気(水分)と接しないようにしなければなりません。

覚え方のポイント
第3類は「自然発火性物品=空気を断つ(不活性の気体)」「それ以外=水分を断つ(保護液か不活性の気体)」。何から守るかで方法を覚えます。
問101-15

危険物を運搬容器に収納するときの基準として、正しいものはどれか。

  • ①1つの外装容器には、第4類なら品名を問わず何種類でも収納できる
  • ②1つの外装容器には、類が違っても指定数量以下ならまとめて収納できる
  • ③1つの外装容器には、同じ類の危険物を2品名以上収納してはならない
  • ④1つの外装容器には、原則として類の異なる危険物を一緒に収納しない
答えと解説を見る
正解 ④1つの外装容器には、原則として類の異なる危険物を一緒に収納しない
解説
1つの外装容器には、類を異にする危険物を収納してはいけません。ただし、収納する危険物の性状、収納の態様等を勘案して告示で定める場合は、この限りではありません(危険物の規制に関する規則第43条の3第1項第5号)。性質の違う危険物が容器の中で接触すると、発火や爆発を起こすおそれがあるためです。

他の選択肢が不適切な理由
・類が違っても指定数量以下ならまとめて収納できる:数量による例外は定められていません。
・同じ類を2品名以上収納してはならない:法令が禁じているのは「類を異にする」危険物の収納です。
・第4類なら品名を問わず何種類でも収納できる:法令は品名の数を定めておらず、第4類だけを特別扱いする規定でもありません。容器は、収納する危険物と危険な反応を起こさない材質のものを使う必要があります(同項第2号)。

覚え方のポイント
1つの外装容器には「別の類を入れない」。車に積むときの「混載」の制限と、容器に入れるときの「収納」の制限を区別して覚えます。

危険物 丙種・乙種の対策問題(全660問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。各都道府県及び一般財団法人消防試験研究センターとは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】