2026年版・1-16

法令:移動タンク貯蔵所の構造と取扱いの一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「危険物に関する法令」から、法令:移動タンク貯蔵所の構造と取扱いに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問11-16

移動タンク貯蔵所を常置する場所として、正しいものはどれか。

  • ①屋外であれば場所を問わず、または木造を含めたすべての建築物の1階
  • ②屋外の防火上安全な場所、または耐火構造か不燃材料で造った建物の1階
  • ③屋内に限り、耐火構造か不燃材料で造った建築物の地階または2階以上
  • ④道路上の駐車スペース、または耐火構造か不燃材料で造った建築物の屋上
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正解 ②屋外の防火上安全な場所、または耐火構造か不燃材料で造った建物の1階
解説
移動タンク貯蔵所は、屋外の防火上安全な場所、または壁・床・はり・屋根を耐火構造とし、もしくは不燃材料で造った建築物の1階に常置しなければなりません(危険物の規制に関する政令第15条第1項第1号)。

他の選択肢が不適切な理由
・屋外なら場所を問わない・木造でもよい:屋外は防火上安全な場所に限られ、建築物は耐火構造か不燃材料で造ったものに限られます。
・地階または2階以上:建築物に常置する場合は1階です。
・道路上の駐車スペースや屋上:常置場所として認められていません。

覚え方のポイント
移動タンク貯蔵所の「車庫」は「屋外の安全な場所か、燃えない建物の1階」。常置場所を変えるときは、変更の許可が必要になる点も試験に出ます。
問21-16

移動貯蔵タンク(圧力タンクを除く)の構造の基準として、正しいものはどれか。

  • ①厚さ1.6mm以上の鋼板で造り、40kPaの圧力で5分間の水圧試験を行う
  • ②厚さ3.2mm以上の鋼板で造り、70kPaの圧力で10分間の水圧試験を行う
  • ③厚さ3.2mm以上の鋼板で造り、20kPaの圧力で30分間の水圧試験を行う
  • ④厚さ6.0mm以上の鋼板で造り、100kPaの圧力で1分間の水圧試験を行う
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正解 ②厚さ3.2mm以上の鋼板で造り、70kPaの圧力で10分間の水圧試験を行う
解説
移動貯蔵タンクは、厚さ3.2mm以上の鋼板またはこれと同等以上の機械的性質を有する材料で気密に造り、圧力タンク以外のタンクは70kPaの圧力で10分間行う水圧試験において、漏れ、または変形しないものでなければなりません(危険物の規制に関する政令第15条第1項第2号)。圧力タンクは、最大常用圧力の1.5倍の圧力で10分間行います。

他の選択肢が不適切な理由
・1.6mm・40kPa・5分:1.6mmは防波板の鋼板の厚さで、圧力と時間も法令の値ではありません。
・3.2mm・20kPa・30分:圧力と時間が法令の値ではありません。
・6.0mm・100kPa・1分:いずれも法令の値ではありません。

覚え方のポイント
タンクの鋼板は「3.2mm」、水圧試験は「70kPaで10分間」。地下貯蔵タンク・簡易貯蔵タンクも同じ3.2mm・70kPa・10分なので、まとめて覚えられます。
問31-16

移動貯蔵タンクの防波板について、正しいものはどれか。

  • ①容量が1,000L以上のタンク室に、厚さ0.5mm以上の鋼板等で設ける
  • ②容量が4,000L以上のタンク室に、厚さ3.2mm以上の鋼板等で設ける
  • ③容量が2,000L以上のタンク室に、厚さ1.6mm以上の鋼板等で設ける
  • ④容量にかかわらず、すべてのタンク室に、木製の板で設けてもよい
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正解 ③容量が2,000L以上のタンク室に、厚さ1.6mm以上の鋼板等で設ける
解説
間仕切で仕切られた各部分には、厚さ1.6mm以上の鋼板またはこれと同等以上の機械的性質を有する材料で造られた防波板を設けます(危険物の規制に関する政令第15条第1項第4号)。防波板は、容量が2,000L以上のタンク室に設けます(危険物の規制に関する規則第24条の2の9第1号)。走行中に危険物が揺れて車両が不安定になるのを防ぐためのものです。

他の選択肢が不適切な理由
・4,000L以上・3.2mm:4,000Lは間仕切を設ける間隔、3.2mmはタンク本体や間仕切の鋼板の厚さです。
・1,000L以上・0.5mm:法令の値ではありません。
・すべてのタンク室に木製の板:容量の条件があり、材質も鋼板等です。

覚え方のポイント
移動タンクの数字は「容量3万L・間仕切4,000Lごと・防波板は2,000L以上の室に1.6mm」。タンク本体と間仕切は3.2mmです。
問41-16

ガソリンなど静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物の移動貯蔵タンクに設けなければならないものはどれか。

  • ①避雷設備
  • ②接地導線
  • ③自動火災報知設備
  • ④温度測定装置
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正解 ②接地導線
解説
ガソリン、ベンゼンその他静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物の移動貯蔵タンクには、接地導線を設けなければなりません(危険物の規制に関する政令第15条第1項第14号)。荷下ろしなどのときに移動貯蔵タンクを接地し、たまった静電気を大地へ逃がします(同令第27条第6項第4号ハ)。

他の選択肢が不適切な理由
・避雷設備:指定数量の倍数が10以上の製造所などに設けるもので、移動貯蔵タンクの基準ではありません。
・自動火災報知設備:警報設備の一つで、移動タンク貯蔵所は警報設備の設置対象から除かれています。
・温度測定装置:製造所の温度の変化が起こる設備などに設けるもので、この基準で求められるものではありません。

覚え方のポイント
ガソリンを運ぶタンクローリーには「接地導線」。静電気がたまりやすい液体を扱う場面では、必ず静電気の逃げ道をつくる、と覚えます。
問51-16

移動貯蔵タンクの下部に排出口を設ける場合の基準として、正しいものはどれか。

  • ①排出口には底弁を設けず、上部の注入口のふたを閉めればよい
  • ②排出口にはふたを設ければよく、閉鎖装置は設けなくてよい
  • ③排出口に底弁を設け、閉鎖装置は運転席からの電動式だけとする
  • ④排出口に底弁を設け、手動閉鎖装置と自動閉鎖装置を設ける
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正解 ④排出口に底弁を設け、手動閉鎖装置と自動閉鎖装置を設ける
解説
移動貯蔵タンクの下部に排出口を設ける場合は、排出口に底弁を設けるとともに、非常の場合に直ちに底弁を閉鎖することができる手動閉鎖装置と自動閉鎖装置を設けなければなりません(危険物の規制に関する政令第15条第1項第9号)。ただし、引火点が70℃以上の第4類の危険物のタンクの排出口などには、自動閉鎖装置を設けなくてよいとされています。手動閉鎖装置にはレバーを設け、その直近にその旨を表示します(同項第10号)。

他の選択肢が不適切な理由
・ふたを設ければよい:底弁と閉鎖装置が必要です。
・運転席からの電動式だけ:手動閉鎖装置と自動閉鎖装置の両方が必要です。
・底弁を設けない:排出口には底弁を設けます。

覚え方のポイント
タンクローリーの下の出口は「底弁+手動と自動の閉鎖装置」。事故のときにすぐ止められることが目的です。
問61-16

移動貯蔵タンクの見やすい箇所に設ける表示設備で表示する事項として、正しいものはどれか。

  • ①危険物の類、品名および最大数量
  • ②危険物の化学名、比重および引火点
  • ③所有者の氏名、住所および電話番号
  • ④危険物取扱者の氏名と免状の番号
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正解 ①危険物の類、品名および最大数量
解説
移動貯蔵タンクには、そのタンクが貯蔵し、または取り扱う危険物の類、品名および最大数量を表示する設備を見やすい箇所に設けるとともに、標識を掲げなければなりません(危険物の規制に関する政令第15条第1項第17号)。標識は、車両の前後の見やすい箇所に掲げる「危」の表示です。

他の選択肢が不適切な理由
・化学名・比重・引火点:表示設備で表示する事項ではありません。
・所有者の氏名・住所・電話番号:表示設備で表示する事項ではありません。
・危険物取扱者の氏名と免状の番号:表示設備で表示する事項ではありません。移送するときは、危険物取扱者が乗車して免状を携帯します。

覚え方のポイント
移動貯蔵タンクの表示は「類・品名・最大数量」。製造所等の掲示板に書く「類・品名・最大数量・指定数量の倍数・危険物保安監督者の氏名(職名)」と比べると、区別しやすくなります。
問71-16

移動貯蔵タンクから危険物を貯蔵し、または取り扱うタンクに液体の危険物を注入するときの基準として、正しいものはどれか。

  • ①原則として、タンクの注入口に注入ホースを緊結して注入する
  • ②注入ホースの先端を注入口に差し込むだけで、手で押さえて注入する
  • ③注入ホースは使わず、容器に小分けしてからタンクへ流し込む
  • ④注入ホースを緊結するのは、指定数量の10倍以上を注入するときだけ
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正解 ①原則として、タンクの注入口に注入ホースを緊結して注入する
解説
移動貯蔵タンクから液体の危険物を注入するときは、そのタンクの注入口に移動貯蔵タンクの注入ホースを緊結しなければなりません(危険物の規制に関する政令第27条第6項第4号イ)。ただし、総務省令で定めるタンクに引火点が40℃以上の第4類の危険物を注入するときは、この限りではありません。

他の選択肢が不適切な理由
・差し込むだけで手で押さえる:ホースが外れて漏れるおそれがあり、緊結が必要です。
・容器に小分けしてから流し込む:移動貯蔵タンクから容器への詰め替えは、原則として禁止されています(同号ロ)。
・指定数量の10倍以上のときだけ:数量による区別はありません。

覚え方のポイント
荷下ろしは「ホースを緊結」。例外は「引火点40℃以上の第4類」で、例外が認められるのは、指定数量未満の量を貯蔵するタンクに、手動開閉装置の付いた注入ノズルで注入する場合です(危険物の規制に関する規則第40条の5)。
問81-16

移動貯蔵タンクから、引火点が40℃未満の危険物をタンクに注入するときの措置として、正しいものはどれか。

  • ①移動タンク貯蔵所の原動機を停止させる
  • ②移動タンク貯蔵所の原動機をかけておく
  • ③移動タンク貯蔵所の前照灯を点灯させる
  • ④移動タンク貯蔵所の窓をすべて開けておく
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正解 ①移動タンク貯蔵所の原動機を停止させる
解説
移動貯蔵タンクから危険物を貯蔵し、または取り扱うタンクに引火点が40℃未満の危険物を注入するときは、移動タンク貯蔵所の原動機を停止させなければなりません(危険物の規制に関する政令第27条第6項第4号ニ)。エンジンの火花や高温部分が、発生した可燃性の蒸気の火源になるのを防ぐためです。

他の選択肢が不適切な理由
・原動機をかけておく:引火点40℃未満の危険物を注入するときは停止させます。
・前照灯を点灯させる:このような基準はありません。
・窓をすべて開けておく:このような基準はありません。

覚え方のポイント
「40℃未満はエンジン停止」。ガソリン(引火点約−40℃以下)の荷下ろしでは必ずエンジンを止めます。給油取扱所で自動車等に給油するときも、原動機を停止させます。
問91-16

移動貯蔵タンクから容器に危険物を詰め替えることについて、正しいものはどれか。

  • ①原則禁止で、引火点40℃以上の第4類を所定の容器に詰め替える場合は例外
  • ②原則として自由で、ガソリンなど引火点の低いものを詰め替える場合だけ禁止
  • ③原則として禁止で、指定数量の5分の1未満の量を詰め替える場合だけは例外
  • ④原則として自由で、第1類から第6類まで、どの類でも自由に詰め替えられる
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正解 ①原則禁止で、引火点40℃以上の第4類を所定の容器に詰め替える場合は例外
解説
移動貯蔵タンクから液体の危険物を容器に詰め替えてはいけません。ただし、総務省令で定めるところにより、総務省令で定める容器に引火点が40℃以上の第4類の危険物を詰め替えるときは、この限りではありません(危険物の規制に関する政令第27条第6項第4号ロ)。

他の選択肢が不適切な理由
・原則として自由で引火点の低いものだけ禁止:原則は禁止です。
・指定数量の5分の1未満なら例外:数量による例外ではなく、危険物の種類(引火点40℃以上の第4類)による例外です。
・どの類でも自由:原則は禁止です。

覚え方のポイント
移動タンクの「40℃」は2つ。「40℃以上の第4類なら緊結・詰め替えの例外」「40℃未満を注入するならエンジン停止」。以上と未満を取り違えないようにします。
問101-16

ガソリンなど静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物を、移動貯蔵タンクの上部から注入するときの基準として、正しいものはどれか。

  • ①注入管を用い、その先端を移動貯蔵タンクの底部に着ける
  • ②注入管を用い、その先端を液面より上にとどめて注入する
  • ③注入管は用いず、上部の注入口から勢いよく流し込む
  • ④注入管の先端を上に向け、液を霧状にして注入する
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正解 ①注入管を用い、その先端を移動貯蔵タンクの底部に着ける
解説
ガソリン、ベンゼンその他静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物を移動貯蔵タンクに上部から注入するときは、注入管を用いるとともに、注入管の先端を移動貯蔵タンクの底部に着けなければなりません(危険物の規制に関する政令第27条第6項第4号ホ)。液が高い所から落ちて飛び散ると、静電気が発生しやすくなるためです。

他の選択肢が不適切な理由
・先端を液面より上にとどめる:液が落下して飛び散り、静電気が発生しやすくなります。
・勢いよく流し込む:流速が大きいほど静電気が発生しやすくなります。
・霧状にして注入する:霧状にすると静電気が発生しやすく、可燃性の蒸気も広がります。

覚え方のポイント
静電気を防ぐには「流速を遅く・飛び散らせない・接地する」。注入管の先端を底に着けるのは、飛び散らせないための工夫です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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