2026年版・1-9

法令:貯蔵・取扱いの基準の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「危険物に関する法令」から、法令:貯蔵・取扱いの基準に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問11-9

貯蔵所での危険物の貯蔵について、正しいものはどれか。

  • ①同じ類の危険物であっても、品名が違えば同一の貯蔵所では貯蔵できない
  • ②類を異にする危険物でも、容器が密栓されていれば自由に同一の室で貯蔵できる
  • ③類を異にする危険物は、原則として同一の貯蔵所で貯蔵してはならない
  • ④類を異にする危険物は、屋外貯蔵所に限って同一の場所で貯蔵できる
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正解 ③類を異にする危険物は、原則として同一の貯蔵所で貯蔵してはならない
解説
類を異にする危険物は、同一の貯蔵所(耐火構造の隔壁で完全に区分された室が2以上ある貯蔵所では同一の室)で貯蔵してはいけません(危険物の規制に関する政令第26条第1項第1号の2)。ただし、屋内貯蔵所または屋外貯蔵所で、第1類と第6類など一定の組合せを、類ごとにとりまとめて1m以上の間隔を置いて貯蔵する場合などは、例外として認められています(危険物の規制に関する規則第39条)。

他の選択肢が不適切な理由
・密栓すれば自由に貯蔵できる:容器の状態にかかわらず、原則は禁止です。
・品名が違えば貯蔵できない:禁止されているのは「類」が異なる場合で、同じ類の中で品名が違うだけなら禁止されていません。
・屋外貯蔵所に限って貯蔵できる:例外は屋外貯蔵所に限られず(屋内貯蔵所も対象)、しかも一定の組合せを類ごとにまとめて1m以上離す場合だけです。

覚え方のポイント
「貯蔵所では類ごとに分ける」が原則。混ぜると危険な組合せ(酸化剤と可燃物など)が生まれるのを防ぐためです。
問21-9

同一の貯蔵所で貯蔵してはならない組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①黄りんと、禁水性物品であるナトリウム
  • ②過塩素酸と、同じ第6類に属する硝酸
  • ③硫黄と、同じ第2類に属する赤りん
  • ④硝酸カリウムと、同じ第1類の硝酸ナトリウム
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正解 ①黄りんと、禁水性物品であるナトリウム
解説
第3類の危険物のうち、黄りんその他水中に貯蔵する物品と、禁水性物品とは、同一の貯蔵所で貯蔵してはいけません(危険物の規制に関する政令第26条第1項第1号の3)。黄りんは水中に保存するため、水と激しく反応するナトリウムなどと一緒に置くと、水と接触して発火するおそれがあるからです。

他の選択肢が不適切な理由
・過塩素酸と硝酸:どちらも第6類で、同じ類の危険物です。
・硫黄と赤りん:どちらも第2類で、同じ類の危険物です。
・硝酸カリウムと硝酸ナトリウム:どちらも第1類の硝酸塩類です。

覚え方のポイント
第3類の中でも「黄りん(水中保存)」と「禁水性物品(ナトリウム・カリウムなど)」は同じ場所に置けません。同じ類なのに一緒にできない、という特別な組合せです。
問31-9

屋内貯蔵所で容器に収納して貯蔵する危険物の温度について、正しいものはどれか。

  • ①温度についての基準は特に定められていない
  • ②40℃を超えないように必要な措置を講ずる
  • ③70℃を超えないように必要な措置を講ずる
  • ④55℃を超えないように必要な措置を講ずる
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正解 ④55℃を超えないように必要な措置を講ずる
解説
屋内貯蔵所では、容器に収納して貯蔵する危険物の温度が55℃を超えないように必要な措置を講じなければなりません(危険物の規制に関する政令第26条第1項第3号の3)。夏場の直射日光などで倉庫内の温度が上がり、容器内の圧力上昇や分解が起きるのを防ぐためです。

他の選択肢が不適切な理由
・40℃:引火性固体の引火点の基準などで使われる数値で、ここでの基準ではありません。
・70℃:第2石油類と第3石油類の境目の引火点です。
・定められていない:55℃という基準が定められています。

覚え方のポイント
「55℃」は、屋内貯蔵所の温度管理と、液体の危険物を運搬容器に収納するときの空間容積(55℃で漏れない空間)の両方に出てくる数字です。
問41-9

製造所等での危険物のくず・かす等の処置として、正しいものはどれか。

  • ①1週間に1回以上、危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄その他適当な処置をする
  • ②1日に1回以上、危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄その他適当な処置をする
  • ③1か月に1回以上、危険物の性質にかかわらず屋外でまとめて焼却することにする
  • ④容器に入れて密栓しておけば、処置する頻度についての定めはないものとする
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正解 ②1日に1回以上、危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄その他適当な処置をする
解説
危険物のくず、かす等は、1日に1回以上、その危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄その他適当な処置をしなければなりません(危険物の規制に関する政令第24条第5号)。くずやかすも危険物としての性質を持っており、放置すると自然発火などの原因になります。

他の選択肢が不適切な理由
・1週間に1回以上:処置の方法は合っていますが、頻度は1日に1回以上です。
・1か月に1回、性質にかかわらず焼却:頻度は1日1回以上で、処置は性質に応じて行う必要があります。
・密栓すれば頻度の定めはない:容器に入れているかどうかにかかわらず、1日に1回以上処置しなければなりません。

覚え方のポイント
「くず・かすは毎日(1日1回以上)片づける」。油のしみたウエスなどを放置すると自然発火することがあります。
問51-9

危険物を保護液中に保存する場合の基準として、正しいものはどれか。

  • ①保護液は毎日すべて入れ替えなければならない
  • ②保護液は危険物が半分浸る量だけ入れる
  • ③保護液の液面は危険物より低く保っておく
  • ④危険物が保護液から露出しないようにする
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正解 ④危険物が保護液から露出しないようにする
解説
危険物を保護液中に保存する場合は、その危険物が保護液から露出しないようにしなければなりません(危険物の規制に関する政令第24条第14号)。ナトリウムやカリウムは灯油などの保護液中に、黄りんは水中に保存しますが、露出すると空気や湿気と反応して発火するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・半分浸る量:露出した部分が空気や湿気に触れてしまいます。
・液面を危険物より低く:それでは危険物が露出してしまいます。
・毎日すべて入れ替える:そのような基準はありません。むやみに入れ替えると、かえって空気に触れる機会が増えます。

覚え方のポイント
保護液の目的は「空気や水分を遮ること」。だから「完全に沈めておく(露出させない)」が基準になります。
問61-9

危険物の類ごとに共通する貯蔵・取扱いの基準として、第1類について定められているものはどれか。

  • ①空気との接触を避け、保護液の中や不活性ガスの中で貯蔵して取り扱う
  • ②可燃物との接触を避け、アルカリ金属の過酸化物は水との接触も避ける
  • ③炎や高温体との接近を避け、みだりに可燃性の蒸気を発生させない
  • ④酸化剤との接触を避け、鉄粉・金属粉などは水や酸との接触を避ける
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正解 ②可燃物との接触を避け、アルカリ金属の過酸化物は水との接触も避ける
解説
第1類の危険物は、可燃物との接触・混合、分解を促す物品との接近、過熱・衝撃・摩擦を避けるとともに、アルカリ金属の過酸化物とこれを含有するものは水との接触を避けます(危険物の規制に関する政令第25条第1項第1号)。第1類は酸化剤なので、可燃物(燃える物)と一緒にしないことが最重要です。

他の選択肢が不適切な理由
・空気との接触を避ける:第3類の自然発火性物品の基準です。
・みだりに可燃性の蒸気を発生させない:第4類の基準です(第2類の引火性固体にも同じ趣旨の定めがあります)。
・酸化剤との接触を避け、鉄粉などは水や酸を避ける:第2類の基準です。

覚え方のポイント
「第1類・第6類は可燃物を避ける」「第2類は酸化剤を避ける」。燃やす側と燃える側は互いに相手を避ける、と覚えます。
問71-9

第2類の鉄粉・金属粉・マグネシウムについての類ごとの基準として、正しいものはどれか。

  • ①水または酸との接触を避ける
  • ②空気との接触を必ず避ける
  • ③水中に沈めて貯蔵しておく
  • ④可燃物との接触や混合を避ける
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正解 ①水または酸との接触を避ける
解説
第2類の危険物は、酸化剤との接触・混合、炎・火花・高温体との接近、過熱を避けるとともに、鉄粉・金属粉・マグネシウムとこれらを含有するものは、水または酸との接触を避けます(危険物の規制に関する政令第25条第1項第2号)。これらは水や酸と反応して水素を発生し、発火や爆発の原因になるからです。

他の選択肢が不適切な理由
・空気との接触を必ず避ける:第3類の自然発火性物品の基準です。
・水中に沈めて貯蔵:水と反応するので逆効果です。水中保存するのは第3類の黄りんです。
・可燃物との接触や混合を避ける:これは第1類と第6類(酸化剤)の基準です。第2類は燃える側の物品なので、反対に酸化剤との接触・混合を避けます。

覚え方のポイント
「鉄粉・金属粉・マグネシウムは水も酸もダメ」。反応して水素を出す、と理由で覚えると、消火方法(注水厳禁)にもつながります。
問81-9

第3類の危険物についての類ごとの基準として、正しいものはどれか。

  • ①すべての第3類の危険物は、水中に沈めて空気と遮断して貯蔵する
  • ②自然発火性物品は水との接触を避け、禁水性物品は空気との接触を避ける
  • ③自然発火性物品は空気との接触を避け、禁水性物品は水との接触を避ける
  • ④禁水性物品は、炎・火花・高温体との接近だけを避ければよい
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正解 ③自然発火性物品は空気との接触を避け、禁水性物品は水との接触を避ける
解説
第3類の危険物のうち、自然発火性物品は炎・火花・高温体との接近、過熱、空気との接触を避け、禁水性物品は水との接触を避けます(危険物の規制に関する政令第25条第1項第3号)。多くの物質は両方の性質を持つため、両方の基準に従います。

他の選択肢が不適切な理由
・空気と水が逆:自然発火性は「空気」、禁水性は「水」を避けます。
・すべて水中に沈める:水中で保存するのは黄りんなどに限られ、禁水性物品を水に沈めるのは極めて危険です。
・禁水性物品は炎などとの接近だけを避ければよい:禁水性物品は、水との接触を避けることが基準です。炎・火花・高温体との接近や過熱を避けるのは、自然発火性物品の基準です。

覚え方のポイント
名前のとおり「自然発火性=空気がダメ」「禁水性=水がダメ」。名前から基準を導けます。
問91-9

第5類の危険物についての類ごとの基準として、正しいものはどれか。

  • ①水との接触を避け、灯油などの保護液の中で貯蔵して取り扱う
  • ②可燃物との接触を避け、分解を促す物品との接近と過熱を避ける
  • ③炎・火花・高温体との接近、過熱、衝撃、摩擦のいずれも避ける
  • ④酸化剤との接触を避け、炎・火花・高温体との接近と過熱を避ける
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正解 ③炎・火花・高温体との接近、過熱、衝撃、摩擦のいずれも避ける
解説
第5類の危険物は、炎・火花・高温体との接近、過熱、衝撃、摩擦を避けなければなりません(危険物の規制に関する政令第25条第1項第5号)。第5類は自己反応性物質で、加熱・衝撃・摩擦によって爆発的に分解・燃焼するおそれがあるからです。

他の選択肢が不適切な理由
・可燃物・分解を促す物品・過熱を避ける:これは第6類の基準です(危険物の規制に関する政令第25条第1項第6号)。第5類では衝撃・摩擦も避けます。
・水を避けて保護液中:第5類の多くは水と反応しないので、禁水ではありません。灯油中に保存するのは第3類のナトリウムなどです。
・酸化剤との接触、炎・高温体・過熱を避ける:これは第2類の基準です(同項第2号)。第5類の基準には衝撃・摩擦が含まれます。

覚え方のポイント
第5類は「熱・火・衝撃・摩擦のすべてがダメ」。自分の中に酸素を持つ物質なので、刺激を与えないことが最重要です。
問101-9

危険物の廃棄の基準として、正しいものはどれか。

  • ①埋没する場合は、危険物の性質にかかわらず、見張人をつけて行わなければならない
  • ②焼却する場合は、安全な場所で危害のない方法で行えば、見張人は不要である
  • ③海中や水中への流出・投下は、例外なくいかなる場合も禁止されている
  • ④焼却する場合は、安全な場所で他に危害を及ぼさない方法で行い、見張人をつける
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正解 ④焼却する場合は、安全な場所で他に危害を及ぼさない方法で行い、見張人をつける
解説
危険物を焼却する場合は、安全な場所で、燃焼や爆発によって他に危害または損害を及ぼすおそれのない方法で行うとともに、見張人をつけなければなりません。埋没する場合は危険物の性質に応じて安全な場所で行い、海中や水中に流出・投下することは原則として禁止されています(危険物の規制に関する政令第27条第5項第1号〜第3号)。

他の選択肢が不適切な理由
・安全な方法なら見張人は不要:安全な場所・方法で行うことに加えて、見張人をつけることも必要です。
・例外なく禁止:原則は禁止ですが、他に危害または損害を及ぼすおそれのないときや、災害の発生を防止するための適当な措置を講じたときは例外とされています(同項第3号ただし書)。
・埋没に見張人:見張人が必要なのは焼却の場合です。埋没は、危険物の性質に応じ、安全な場所で行います。

覚え方のポイント
廃棄の3原則は「焼却=安全な場所+見張人」「埋没=性質に応じ安全な場所」「海中・水中=原則禁止」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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