2026年版・2-3

物化:酸化・還元と酸・塩基の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「物理・化学と燃焼・消火の基礎」から、物化:酸化・還元と酸・塩基に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問12-3

酸化と還元について、正しいものはどれか。

  • ①物質が酸素を失う変化のことを、酸化という
  • ②酸化だけが起こり、還元は起こらない反応のほうが多い
  • ③酸化と還元は、1つの反応の中で必ず同時に起こる
  • ④物質が水素と結びつく変化を、酸化という
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正解 ③酸化と還元は、1つの反応の中で必ず同時に起こる
解説
ある物質が酸化される(酸素を受け取る、水素や電子を失う)とき、その酸素を与えた(または水素や電子を受け取った)相手の物質は還元されます。このため、酸化と還元は1つの反応の中で必ず同時に起こり、まとめて酸化還元反応といいます。

他の選択肢が不適切な理由
・酸化だけが起こる反応が多い:酸化が起これば、必ず同時に還元も起こります。
・酸素を失う変化を酸化:酸素を失うのは還元です。
・水素と結びつく変化を酸化:水素と結びつくのは還元です。

覚え方のポイント
「酸化=O(酸素)をもらう・H(水素)を失う・電子を失う」「還元=その逆」。必ずペアで起こる、と覚えます。
問22-3

酸化銅(CuO)に水素(H₂)を反応させると、銅(Cu)と水(H₂O)ができる。この反応について、正しいものはどれか。

  • ①酸化銅は還元され、水素は酸化されている
  • ②酸化銅は酸化され、水素は還元されている
  • ③酸化銅も水素も、どちらも酸化されている
  • ④酸化銅も水素も、どちらも還元されている
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正解 ①酸化銅は還元され、水素は酸化されている
解説
CuO+H₂→Cu+H₂Oでは、酸化銅は酸素を失って銅になっているので還元されています。一方、水素は酸素と結びついて水になっているので酸化されています。このとき水素は相手を還元する「還元剤」、酸化銅は相手を酸化する「酸化剤」として働いています。

他の選択肢が不適切な理由
・酸化銅は酸化され、水素は還元:酸素の移動の向きが逆です。
・どちらも酸化:酸化と還元は必ず同時に起こり、片方が酸化されれば相手は還元されます。
・どちらも還元:同じ理由で誤りです。

覚え方のポイント
酸素がどこからどこへ移ったかを追います。「酸素を渡した側=還元された(酸化剤)」「酸素を受け取った側=酸化された(還元剤)」。
問32-3

酸化剤と還元剤について、正しいものはどれか。

  • ①第1類と第6類の危険物は、強い還元剤として働く
  • ②酸化剤は自らが酸化され、還元剤は自らが還元される
  • ③酸化剤と還元剤を混ぜても、反応が起こることはない
  • ④酸化剤は相手を酸化させ、還元剤は相手を還元させる
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正解 ④酸化剤は相手を酸化させ、還元剤は相手を還元させる
解説
酸化剤は相手を酸化させる物質で、自らは還元されます。還元剤は相手を還元させる物質で、自らは酸化されます。第1類(酸化性固体)と第6類(酸化性液体)の危険物は強い酸化剤で、可燃物(還元剤として働くもの)と混ざると激しく反応し、発火や爆発の原因になります。

他の選択肢が不適切な理由
・自らが酸化される/自らが還元される:逆です。酸化剤は自らが還元され、還元剤は自らが酸化されます。
・混ぜても反応しない:酸化剤と還元剤は反応しやすく、危険な組合せです。
・第1類と第6類は還元剤:第1類と第6類は強い酸化剤です。

覚え方のポイント
「○○剤=相手を○○する」。酸化剤は相手を酸化、還元剤は相手を還元します。自分は逆の変化をします。
問42-3

酸の性質について、正しいものはどれか。

  • ①水溶液は赤色リトマス紙を青色に変え、水酸化物イオンを生じる
  • ②水溶液は青色リトマス紙を赤色に変え、水素イオンを生じる
  • ③水溶液のpHは7より大きく、数値が大きいほど酸性が強い
  • ④水溶液はフェノールフタレイン溶液を加えると赤色に変える
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正解 ②水溶液は青色リトマス紙を赤色に変え、水素イオンを生じる
解説
酸は、水に溶けて水素イオン(H⁺)を生じる物質で、その水溶液は青色リトマス紙を赤色に変えます。塩酸・硫酸・硝酸などが代表例で、第6類の硝酸や過塩素酸も強い酸です。

他の選択肢が不適切な理由
・赤色を青色に変え、水酸化物イオンを生じる:塩基(アルカリ)の性質です。
・pHは7より大きい:酸性の水溶液のpHは7より小さく、小さいほど酸性が強くなります。
・フェノールフタレインを赤色にする:塩基性の水溶液の性質です。

覚え方のポイント
「酸=H⁺・青→赤・pH7未満」「塩基=OH⁻・赤→青・pH7超」。対にして覚えます。
問52-3

pH(水素イオン指数)について、正しいものはどれか。

  • ①pHは水溶液の温度を表す値で、数値が大きいほど高温である
  • ②pH7が中性で、7より大きいほど酸性、小さいほど塩基性が強い
  • ③pH0が中性で、数値が大きくなるほど酸性が強くなっていく
  • ④pH7が中性で、7より小さいほど酸性、大きいほど塩基性が強い
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正解 ④pH7が中性で、7より小さいほど酸性、大きいほど塩基性が強い
解説
pHは水溶液の酸性・塩基性の強さを表す値で、25℃ではpH7が中性、7より小さいと酸性、7より大きいと塩基性(アルカリ性)です。pHが1違うと、水素イオンの濃度は10倍違います。

他の選択肢が不適切な理由
・7より大きいほど酸性:逆です。
・pH0が中性:中性はpH7です。
・温度を表す値:pHは水素イオンの濃度に関係する値で、温度ではありません。

覚え方のポイント
「pH7が真ん中、小さい方が酸性」。レモン汁や胃液は酸性(pHが小さい)、石けん水は塩基性(pHが大きい)です。
問62-3

中和反応について、正しいものはどれか。

  • ①酸と酸が反応して、塩と酸素ができる反応である
  • ②酸と塩基が反応して、塩と水ができる反応である
  • ③塩基と塩基が反応して、酸と水素ができる反応である
  • ④金属と酸素が反応して、酸化物ができる反応である
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正解 ②酸と塩基が反応して、塩と水ができる反応である
解説
中和反応は、酸と塩基が反応して互いの性質を打ち消し合い、塩(えん)と水ができる反応です。たとえば塩酸と水酸化ナトリウムが反応すると、塩化ナトリウム(塩)と水ができます(HCl+NaOH→NaCl+H₂O)。

他の選択肢が不適切な理由
・酸と酸の反応:中和は酸と塩基の反応です。
・塩基と塩基の反応:これも中和ではありません。
・金属と酸素が反応して酸化物:これは酸化反応です。

覚え方のポイント
「酸+塩基→塩+水」。化学の「塩」は食塩に限らず、酸と塩基からできる物質の総称です(塩素酸カリウムや硝酸カリウムも塩の一種です)。
問72-3

金属のイオン化傾向について、正しいものはどれか。

  • ①イオン化傾向の大きい金属ほど、酸化されやすく腐食しやすい
  • ②イオン化傾向の大きい金属ほど、酸化されにくく腐食しにくい
  • ③イオン化傾向は、金属の重さ(密度)の順に並んでいる
  • ④金や白金は、鉄よりイオン化傾向が大きく腐食しやすい
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正解 ①イオン化傾向の大きい金属ほど、酸化されやすく腐食しやすい
解説
イオン化傾向は、金属が水溶液中で陽イオンになろうとする性質の強さです。大きい順におおむね、K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>(H₂)>Cu>Hg>Ag>Pt>Auで、イオン化傾向が大きい金属ほど酸化されやすく、腐食しやすい(さびやすい)性質があります。

他の選択肢が不適切な理由
・酸化されにくく腐食しにくい:逆です。
・重さ(密度)の順:イオン化傾向は密度とは関係がありません。
・金や白金のほうが大きい:金や白金はイオン化傾向が最も小さく、腐食しにくい金属です。

覚え方のポイント
「イオン化傾向が大きい=反応しやすい」。第3類のカリウム・ナトリウムが水と激しく反応するのも、イオン化傾向が非常に大きいためです。
問82-3

地中に埋設された鋼製(鉄)の配管の腐食を防ぐため、配管に接続する金属(流電陽極)として適しているものはどれか。

  • ①銀
  • ②銅
  • ③マグネシウム
  • ④鉛
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正解 ③マグネシウム
解説
鉄よりイオン化傾向の大きい金属を鉄の配管に接続すると、その金属が先に溶け出して(腐食して)鉄の腐食を防ぎます。これを流電陽極方式(犠牲陽極)による電気防食といい、マグネシウムや亜鉛、アルミニウムが使われます。

他の選択肢が不適切な理由
・銅:鉄よりイオン化傾向が小さいため、接続すると逆に鉄の腐食が進みます。
・銀:鉄よりイオン化傾向がかなり小さく、防食には使えません。
・鉛:鉄よりイオン化傾向が小さく、接続すると鉄の腐食を早めます。

覚え方のポイント
「鉄を守るのは、鉄より腐食しやすい金属(Mg・Zn・Al)」。自分が身代わりに溶けるので「犠牲陽極」と呼ばれます。
問92-3

地中に埋設された金属製の配管が腐食しやすい条件として、正しいものはどれか。

  • ①配管の全体が、同じ種類の土壌に一様に接している
  • ②乾燥した砂だけでできた土壌に、均一に埋設されている
  • ③直流電気鉄道の軌条(レール)の近くに埋設されている
  • ④配管が、より腐食しやすい金属と電気的に接続されている
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正解 ③直流電気鉄道の軌条(レール)の近くに埋設されている
解説
直流電気鉄道のレールから地中に漏れ出す電流(迷走電流)が配管に流れ込み、流れ出る部分で腐食が進みます。このほか、異なる種類の金属の接触、酸性の土壌、コンクリートと土壌にまたがる埋設、湿った土壌なども腐食の原因になります。

他の選択肢が不適切な理由
・乾燥した砂の土壌:水分が少ないので腐食は進みにくくなります(地下タンクの周囲に乾燥砂を詰めるのもこのためです)。
・同じ土壌に一様に接している:土壌の違いによる電位差ができにくく、腐食しにくい条件です。
・より腐食しやすい金属と接続:その金属が犠牲陽極となり、配管は守られます。

覚え方のポイント
腐食の原因は「迷走電流・異種金属・土壌の違い(コンクリートと土など)・酸性や湿った土壌」。電気の流れと水分がキーワードです。
問102-3

塩基(アルカリ)の性質について、正しいものはどれか。

  • ①水溶液は金属と反応して、必ず酸素を発生させる
  • ②水溶液は青色リトマス紙を赤色に変え、pHは7より小さい
  • ③水に溶けると、水素イオンを多く生じて酸性を示す
  • ④水溶液は赤色リトマス紙を青色に変え、pHは7より大きい
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正解 ④水溶液は赤色リトマス紙を青色に変え、pHは7より大きい
解説
塩基は、水に溶けて水酸化物イオン(OH⁻)を生じる物質で、その水溶液(アルカリ性)は赤色リトマス紙を青色に変え、pHは7より大きくなります。水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが代表例です。第1類のアルカリ金属の過酸化物は、水と反応すると水酸化物(強いアルカリ)を生じます。

他の選択肢が不適切な理由
・青色を赤色に変え、pHは7より小さい:酸の性質です。
・水素イオンを多く生じて酸性:酸の説明です。
・金属と反応して必ず酸素:塩基の水溶液が金属と反応しても、酸素が発生するわけではありません。

覚え方のポイント
「塩基=OH⁻・赤→青・pH7超」。ナトリウムやカリウムが水と反応すると、水素を出すとともに強いアルカリ(水酸化物)ができます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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