2026年版・3-3

第1類:無機過酸化物の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第1類 酸化性固体」から、第1類:無機過酸化物に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問13-3

過酸化ナトリウムが水と反応したときに発生するものとして、正しいものはどれか。

  • ①水素と熱
  • ②酸素と熱
  • ③塩素と熱
  • ④窒素と熱
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正解 ②酸素と熱
解説
過酸化ナトリウム(Na₂O₂)は水と反応して、酸素と熱を発生し、水酸化ナトリウム(強いアルカリ)を生じます(2Na₂O₂+2H₂O→4NaOH+O₂)。発生した熱と酸素によって、周囲の可燃物が激しく燃えるおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・水素と熱:水と反応して水素を出すのは、第3類のナトリウムやカリウムなどです。
・塩素と熱:過酸化ナトリウムに塩素は含まれていません。
・窒素と熱:過酸化ナトリウムに窒素は含まれていません。

覚え方のポイント
「過酸化ナトリウム+水=酸素」「ナトリウム(金属)+水=水素」。名前が似ていても、出てくる気体が違います。
問23-3

過酸化ナトリウムの火災の消火方法として、正しいものはどれか。

  • ①強化液を霧状にして消火する
  • ②大量の水で冷却して消火する
  • ③泡消火剤で覆って消火する
  • ④乾燥砂などで覆って消火する
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正解 ④乾燥砂などで覆って消火する
解説
過酸化ナトリウムは、水と反応して酸素と熱を発生するため、注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩や、炭酸水素塩類を主成分とする粉末消火剤などで消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・大量の水で冷却:水と反応して酸素と熱を出すため、危険が増します。
・泡消火剤:泡は水を含むため使えません。
・強化液を霧状に:強化液も水溶液なので使えません。

覚え方のポイント
アルカリ金属の過酸化物は「第1類の中の禁水」。掲示板・運搬容器の表示にも「禁水」が入ります。
問33-3

過酸化カリウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①黄〜橙色の粉末で吸湿性があり、水と反応して酸素を出す
  • ②無色の液体で揮発性があり、水と反応して水素を出す
  • ③黒紫色の結晶で水に溶け、水溶液は濃い紫色を示す
  • ④灰白色の粉末で水に溶けにくく、水とはほとんど反応しない
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正解 ①黄〜橙色の粉末で吸湿性があり、水と反応して酸素を出す
解説
過酸化カリウム(K₂O₂)は黄色〜オレンジ色(橙色)の粉末で、吸湿性があります(受験用の資料では「オレンジ色」と書かれることが多い物質です)。水と激しく反応して、酸素と熱を発生し、水酸化カリウムを生じます。過酸化ナトリウムと同じく、アルカリ金属の過酸化物として注水厳禁です。

他の選択肢が不適切な理由
・無色の液体で水素を出す:過酸化カリウムは固体で、水と反応して出すのは酸素です。
・黒紫色の結晶:これは過マンガン酸カリウムの性状です。
・灰白色で水とほとんど反応しない:これは過酸化バリウムの性状に近いものです。

覚え方のポイント
アルカリ金属の過酸化物の色は「過酸化カリウム=黄〜オレンジ色」「過酸化ナトリウム=黄白色(純粋なものは白色)」。
問43-3

過酸化ナトリウムの貯蔵・取扱いの方法として、正しいものはどれか。

  • ①灯油の中に入れて、水分と触れないように保存する
  • ②水中に沈めて、空気と触れないように保存する
  • ③容器を密栓し、水分や湿気と接触しないようにする
  • ④湿った布で包み、乾燥しすぎないように保存する
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正解 ③容器を密栓し、水分や湿気と接触しないようにする
解説
過酸化ナトリウムは水や湿気と反応して酸素と熱を出すため、容器を密栓して水分と接触しないように貯蔵します。また酸化剤なので、可燃物や有機物とも離して保管します。

他の選択肢が不適切な理由
・水中に沈める:水と反応するので絶対にしてはいけません。水中に保存するのは第3類の黄りんです。
・灯油の中に入れる:灯油は可燃物で、酸化剤である過酸化ナトリウムと一緒にするのは危険です。灯油中に保存するのは第3類のナトリウムやカリウムです。
・湿った布で包む:湿気と反応し、布(可燃物)も燃えやすくなり危険です。

覚え方のポイント
「ナトリウム(第3類)は灯油の中」「過酸化ナトリウム(第1類)は密栓して乾燥状態で」。混同しやすいので区別します。
問53-3

過酸化バリウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①灰白色の粉末で水に溶けにくく、酸と反応して過酸化水素を生じる
  • ②オレンジ色の粉末で水と激しく反応し、酸素と多量の熱を放出する
  • ③常温で液体で、水と混ざると激しく発熱して飛び散る
  • ④黒紫色の結晶で水によく溶け、水溶液は濃い紫色を示す
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正解 ①灰白色の粉末で水に溶けにくく、酸と反応して過酸化水素を生じる
解説
過酸化バリウム(BaO₂)は灰白色の粉末で、水に溶けにくい物質です。酸と反応すると過酸化水素を生じ、高温に加熱すると分解して酸素を放出します。アルカリ土類金属の過酸化物の中では最も安定しています。

他の選択肢が不適切な理由
・オレンジ色で水と激しく反応:これは過酸化カリウムの性状です。
・常温で液体:過酸化バリウムは固体です(第1類はすべて固体)。
・黒紫色で水に溶けて紫色:これは過マンガン酸カリウムの性状です。

覚え方のポイント
アルカリ土類金属の過酸化物(バリウム・カルシウム・マグネシウム)は「水に溶けにくく、酸と反応して過酸化水素」。アルカリ金属の過酸化物ほど水と激しくは反応しません。
問63-3

過酸化カルシウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①常温で液体で、空気中の酸素と反応して自然発火しやすい
  • ②赤紫色の結晶で水に溶けやすく、その水溶液は紫色を示している
  • ③無色の粉末で水に溶けにくく、酸に溶けて過酸化水素を生じる
  • ④水と激しく反応して水素を出し、その熱で自然発火する
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正解 ③無色の粉末で水に溶けにくく、酸に溶けて過酸化水素を生じる
解説
過酸化カルシウム(CaO₂)は無色の粉末で、水に溶けにくく、アルコールやジエチルエーテルにも溶けません。酸に溶けると過酸化水素を生じ、加熱すると分解して酸素を放出します。

他の選択肢が不適切な理由
・赤紫色で水に溶けやすい:これは過マンガン酸ナトリウムなどの性状に近いものです。
・常温で液体で自然発火:過酸化カルシウムは固体で、自然発火する物質ではありません。
・水と反応して水素:水素を出すのは第3類のカルシウム(金属)などです。

覚え方のポイント
「カルシウム(金属)は第3類で水と反応して水素」「過酸化カルシウムは第1類で酸と反応して過酸化水素」。似た名前の物質を区別します。
問73-3

過酸化マグネシウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①銀白色の金属で、燃えると強い光を出して燃焼する
  • ②無色の粉末で水に溶けず、酸に溶けて過酸化水素を生じる
  • ③常温では液体で、水と混ざると激しく発熱して酸素を出す
  • ④黒色の粉末で、空気中で自然発火して白煙を上げる
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正解 ②無色の粉末で水に溶けず、酸に溶けて過酸化水素を生じる
解説
過酸化マグネシウム(MgO₂)は無色の粉末で、水に溶けません。酸に溶けると過酸化水素を生じ、湿気や水分によって酸素を放出することがあります。加熱すると分解して酸素を放出します。

他の選択肢が不適切な理由
・銀白色の金属で強い光を出して燃える:これは第2類のマグネシウム(金属)の性状です。
・常温で液体:過酸化マグネシウムは固体です。
・黒色の粉末で自然発火:過酸化マグネシウムにそのような性質はありません。

覚え方のポイント
「マグネシウム=第2類(燃える金属)」「過酸化マグネシウム=第1類(燃やす酸化剤)」。名前に「過酸化」が付くだけで性質が正反対になります。
問83-3

製造所等に設ける掲示板で、アルカリ金属の過酸化物を貯蔵・取り扱う場合に表示する注意事項はどれか。

  • ①可燃物接触注意
  • ②火気注意
  • ③火気厳禁
  • ④禁水
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正解 ④禁水
解説
第1類の危険物のうち、アルカリ金属の過酸化物またはこれを含有するものを貯蔵・取り扱う製造所等には、「禁水」の掲示板(地は青色、文字は白色)を設けます(危険物の規制に関する規則第18条第1項第4号・第5号)。運搬容器には「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」「禁水」を表示します(同規則第44条第1項第3号)。

他の選択肢が不適切な理由
・火気注意:第2類(引火性固体を除く)の掲示板です。
・火気厳禁:引火性固体・自然発火性物品・第4類・第5類の掲示板です。
・可燃物接触注意:運搬容器の表示に使う注意事項で、製造所等の掲示板の注意事項ではありません。

覚え方のポイント
第1類で掲示板が必要なのは「アルカリ金属の過酸化物=禁水」だけです。その他の第1類には、注意事項の掲示板の定めはありません。
問93-3

水と反応して酸素を発生するため、特に注水を避けなければならないものはどれか。

  • ①過マンガン酸カリウム
  • ②塩素酸カリウム
  • ③硝酸カリウム
  • ④過酸化カリウム
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正解 ④過酸化カリウム
解説
過酸化カリウムはアルカリ金属の過酸化物で、水と激しく反応して酸素と熱を発生します。このため注水は厳禁で、乾燥砂などで消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・塩素酸カリウム:水と反応して酸素を出すことはなく、火災には大量の水で冷却消火します。
・硝酸カリウム:同じく大量の水で消火します。
・過マンガン酸カリウム:水に溶けますが、水と反応して酸素を出すことはなく、大量の水で消火します。

覚え方のポイント
名前に「カリウム」が付いていても、注水が危険なのは「過酸化カリウム」だけ。「過酸化」+アルカリ金属(カリウム・ナトリウム・リチウム)の組合せを見抜きます。
問103-3

無機過酸化物について、正しいものはどれか。

  • ①アルカリ金属の過酸化物は、水と反応して酸素と熱を発生する
  • ②無機過酸化物は、いずれも水中に沈めて保存するのが安全である
  • ③無機過酸化物は、分子内に酸素を持たない還元性の物質である
  • ④無機過酸化物は、すべて常温で液体であり水より軽い物質である
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正解 ①アルカリ金属の過酸化物は、水と反応して酸素と熱を発生する
解説
無機過酸化物は、分子内に酸素と酸素の結合(-O-O-)を持つ無機化合物で、第1類の品名の一つです。このうち過酸化カリウム・過酸化ナトリウム・過酸化リチウムなどのアルカリ金属の過酸化物は、水と反応して酸素と熱を発生するため、水との接触を避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・水中に沈めて保存:アルカリ金属の過酸化物は水と反応するので、水中保存は危険です。
・酸素を持たない還元性の物質:過酸化物は酸素を多く含む酸化性の物質です。
・常温で液体で水より軽い:無機過酸化物は固体で、比重は1より大きくなっています。

覚え方のポイント
「無機過酸化物=第1類(固体)」「有機過酸化物=第5類」「過酸化水素=第6類(液体)」。過酸化の付く物質の類を整理します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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