2026年版・3-4

第1類:亜塩素酸塩類・臭素酸塩類・硝酸塩類の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第1類 酸化性固体」から、第1類:亜塩素酸塩類・臭素酸塩類・硝酸塩類に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問13-4

亜塩素酸ナトリウムが酸と接触したときの危険性として、正しいものはどれか。

  • ①可燃性の水素を発生して、自然発火する
  • ②無害な窒素を発生して、酸化性がなくなる
  • ③有毒で爆発性のある二酸化塩素を発生する
  • ④刺激臭のあるアンモニアを発生する
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正解 ③有毒で爆発性のある二酸化塩素を発生する
解説
亜塩素酸ナトリウム(NaClO₂)は、酸と接触すると、有毒で爆発性のある二酸化塩素(ClO₂)を発生します。このため酸との接触を避けて貯蔵します。漂白剤などに使われる物質です。

他の選択肢が不適切な理由
・無害な窒素を発生:亜塩素酸ナトリウムに窒素は含まれていません。
・可燃性の水素を発生:酸と反応して水素を出すことはありません。
・アンモニアを発生:アンモニアはアンモニウム塩がアルカリと混ざったときに発生するもので、亜塩素酸ナトリウムは窒素を含みません。

覚え方のポイント
「亜塩素酸ナトリウム+酸=二酸化塩素(有毒)」。塩素系の漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると危険、という身近な注意と同じ考え方です。
問23-4

亜塩素酸ナトリウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①白色の結晶性の粉末で、吸湿性があり水に溶ける
  • ②黒紫色の結晶で、水に溶けて濃い紫色を示す
  • ③オレンジ色の粉末で、水と激しく反応して酸素を出す
  • ④常温で液体で、空気中で自然発火して燃える
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正解 ①白色の結晶性の粉末で、吸湿性があり水に溶ける
解説
亜塩素酸ナトリウムは白色の結晶性の粉末で、吸湿性があり、水に溶けます。加熱すると分解して酸素を放出し、酸と接触すると二酸化塩素を発生します。繊維の漂白剤などに使われます。

他の選択肢が不適切な理由
・黒紫色で水に溶けて紫色:これは過マンガン酸カリウムの性状です。
・オレンジ色で水と反応して酸素:これは過酸化カリウムの性状です。
・常温で液体で自然発火:亜塩素酸ナトリウムは固体で、自然発火する物質ではありません。

覚え方のポイント
亜塩素酸ナトリウムは「白い粉・吸湿性・酸で二酸化塩素」。漂白剤という用途とセットで覚えます。
問33-4

臭素酸カリウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①銀白色の金属で、水と激しく反応して水素を発生する物質である
  • ②赤褐色の液体で、揮発しやすく強い刺激臭がある物質である
  • ③黒紫色の結晶で、水に溶けて濃い紫色を示す物質である
  • ④無色の結晶性の粉末で、水に溶けるがアルコールには溶けにくい
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正解 ④無色の結晶性の粉末で、水に溶けるがアルコールには溶けにくい
解説
臭素酸カリウム(KBrO₃)は無色の結晶性の粉末で、水に溶けますが、アルコールには溶けにくい物質です。加熱すると分解して酸素を放出し、可燃物や有機物と混合すると、加熱・衝撃などで爆発するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・赤褐色の揮発しやすい液体:これは臭素(単体)の性状で、臭素酸カリウムではありません。
・黒紫色の結晶:これは過マンガン酸カリウムの性状です。
・銀白色の金属で水素を発生:これは第3類のカリウム(金属)の性状です。

覚え方のポイント
臭素酸塩類も第1類の典型どおり「無色の結晶・加熱で酸素・可燃物との混合は危険」。名前の「臭素」から液体を連想しないように注意します。
問43-4

硝酸カリウムの用途・性質として、正しいものはどれか。

  • ①水と反応して水素を出すため、発電用の燃料に使われる
  • ②木炭や硫黄と混ぜて、黒色火薬の原料として使われる
  • ③空気中で自然発火しやすく、マッチの頭薬に使われる
  • ④水溶液は強いアルカリ性を示し、除草剤に使われる
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正解 ②木炭や硫黄と混ぜて、黒色火薬の原料として使われる
解説
硝酸カリウム(KNO₃)は硝石とも呼ばれ、木炭・硫黄と混ぜて黒色火薬の原料にされます。硝酸カリウムが酸化剤、木炭と硫黄が可燃物の役割を果たします。無色の結晶で水に溶け、潮解性はありません。約400℃に加熱すると分解して酸素を放出します。

他の選択肢が不適切な理由
・水と反応して水素:硝酸カリウムは水と反応して水素を出しません。
・自然発火しやすい:硝酸カリウムは不燃性で、自然発火しません。
・強いアルカリ性で除草剤:硝酸カリウムの水溶液はほぼ中性で、除草剤に使われるのは塩素酸ナトリウムです。

覚え方のポイント
「黒色火薬=硝酸カリウム(酸化剤)+木炭+硫黄(可燃物)」。第1類と第2類の組合せが火薬になる、という典型例です。
問53-4

硝酸ナトリウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①黒色の粉末で、水と反応して水素を発生する
  • ②無色の結晶で潮解性がなく、水に溶けない
  • ③黄色の液体で、空気中で自然発火しやすい
  • ④無色の結晶で潮解性があり、水によく溶ける
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正解 ④無色の結晶で潮解性があり、水によく溶ける
解説
硝酸ナトリウム(NaNO₃)は無色の結晶で、潮解性があり、水によく溶けます。チリ硝石とも呼ばれます。加熱すると分解して酸素を放出し、可燃物と混合すると爆発的に燃焼するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・潮解性がなく水に溶けない:潮解性がないのは硝酸カリウムで、その硝酸カリウムも水には溶けます。
・黄色の液体で自然発火:硝酸ナトリウムは固体で、自然発火しません。
・水と反応して水素:水と反応して水素を出すことはありません。

覚え方のポイント
硝酸塩類では「硝酸カリウム=潮解性なし」「硝酸ナトリウム・硝酸アンモニウム=潮解性あり」。
問63-4

硝酸アンモニウムを水に溶かしたときの変化として、正しいものはどれか。

  • ①激しく発熱して、水が沸騰するほど熱くなっていく
  • ②周囲から熱を吸収するため、水の温度が下がる
  • ③水と反応して、可燃性の水素ガスを発生する
  • ④水と反応して、有毒な二酸化塩素を発生する
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正解 ②周囲から熱を吸収するため、水の温度が下がる
解説
硝酸アンモニウム(NH₄NO₃)は水によく溶け、溶けるときに周囲から熱を吸収する(吸熱する)ため、水の温度が下がります。この性質は、たたくと冷たくなる瞬間冷却パックに利用されています。

他の選択肢が不適切な理由
・激しく発熱:溶けるときは吸熱します。水と混ざって激しく発熱するのは、第6類の過塩素酸や濃硝酸などです。
・水素ガスを発生:水と反応して水素を出すことはありません。
・二酸化塩素を発生:二酸化塩素は、亜塩素酸ナトリウムや塩素酸塩類が酸と反応したときに発生します。

覚え方のポイント
「硝酸アンモニウムは水に溶けると冷える(吸熱)」。瞬間冷却パックとして覚えると忘れません。
問73-4

硝酸アンモニウムを加熱したときの危険性として、正しいものはどれか。

  • ①約210℃で一酸化二窒素と水に分解し、急激に加熱すると爆発のおそれがある
  • ②約210℃で分解して塩化水素を生じ、周囲の金属を激しく腐食させる
  • ③加熱すると融けて可燃性の蒸気を出し、その蒸気が引火して周囲へ次々と燃え広がる
  • ④加熱すると水素を発生して、空気中で自然発火しやすくなる性質を持つ
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正解 ①約210℃で一酸化二窒素と水に分解し、急激に加熱すると爆発のおそれがある
解説
硝酸アンモニウムは約210℃で分解し、一酸化二窒素(亜酸化窒素)と水を生じます。急激に加熱したり、強い衝撃を与えたりすると、爆発するおそれがあります。大量に貯蔵された硝酸アンモニウムが火災をきっかけに大爆発を起こした事故も知られています。

他の選択肢が不適切な理由
・塩化水素を生じる:硝酸アンモニウムは塩素を含まないので、塩化水素は生じません。
・融けて可燃性の蒸気を出す:第1類は不燃性で、可燃性の蒸気を出して燃えるものではありません。
・加熱すると水素を発生:硝酸アンモニウムの分解生成物は一酸化二窒素と水です。

覚え方のポイント
「硝酸アンモニウム=約210℃で分解(N₂Oと水)・急加熱で爆発」。肥料や爆薬の原料として使われる物質です。
問83-4

硝酸アンモニウムと水酸化ナトリウムなどのアルカリを混ぜたときに発生するものはどれか。

  • ①塩素
  • ②水素
  • ③アンモニア
  • ④二酸化塩素
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正解 ③アンモニア
解説
硝酸アンモニウムは、水酸化ナトリウムなどの強いアルカリと混ざると、アンモニアを発生します。アンモニウム塩に共通する性質で、アンモニアは刺激臭のある有毒な気体です。このため、アルカリとの接触も避けて貯蔵します。

他の選択肢が不適切な理由
・水素:アルカリとの反応で水素は発生しません。
・塩素:硝酸アンモニウムに塩素は含まれていません。
・二酸化塩素:亜塩素酸ナトリウムなどが酸と反応したときに発生する気体です。

覚え方のポイント
「アンモニウム塩+アルカリ→アンモニア」。硝酸アンモニウムは、強酸・アルカリ・可燃物・熱のいずれとも距離を置きます。
問93-4

硝酸カリウムと硝酸ナトリウムの比較として、正しいものはどれか。

  • ①どちらも潮解性がなく、水にもまったく溶けない物質である
  • ②硝酸カリウムには潮解性があるが、硝酸ナトリウムには潮解性がない
  • ③硝酸ナトリウムには潮解性があるが、硝酸カリウムには潮解性がない
  • ④どちらも潮解性があり、湿気を吸って溶けやすい物質である
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正解 ③硝酸ナトリウムには潮解性があるが、硝酸カリウムには潮解性がない
解説
硝酸ナトリウムは潮解性があり、湿気を吸って溶けやすい物質です。一方、硝酸カリウムは潮解性がありません。このため、湿気を吸いにくい硝酸カリウムが、昔から黒色火薬の原料として使われてきました。どちらも水には溶けます。

他の選択肢が不適切な理由
・硝酸カリウムに潮解性がある:逆です。
・どちらも水に溶けない:どちらも水に溶けます。
・どちらも潮解性がある:硝酸カリウムには潮解性がありません。

覚え方のポイント
「カリウム塩は湿気に強く、ナトリウム塩は湿気に弱い(潮解する)」。硝酸塩類に限らず、第1類でよく使える目安です。
問103-4

硝酸塩類の火災の消火方法として、最も適切なものはどれか。

  • ①ハロゲン化物で抑制消火する
  • ②二酸化炭素を放射して窒息消火する
  • ③炭酸水素塩類の粉末で消火する
  • ④大量の水を注いで冷却消火する
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正解 ④大量の水を注いで冷却消火する
解説
硝酸カリウム・硝酸ナトリウム・硝酸アンモニウムなどの硝酸塩類は、分解して自ら酸素を出すため、窒息消火は効果がありません。大量の水で冷却して分解を止め、消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・二酸化炭素で窒息消火:自ら酸素を出すので効果がありません。
・炭酸水素塩類の粉末:アルカリ金属の過酸化物以外の第1類には適応しません(危険物の規制に関する政令別表第五)。
・ハロゲン化物で抑制消火:酸素の供給を止められず、適しません。

覚え方のポイント
第1類はアルカリ金属の過酸化物を除いて「大量の水」。この原則は、塩素酸塩類・硝酸塩類・過マンガン酸塩類など多くの品名に共通します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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