2026年版・3-7

第1類:物質の比較と総合問題の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第1類 酸化性固体」から、第1類:物質の比較と総合問題に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問13-7

次の第1類の危険物のうち、水に溶けにくいものはどれか。

  • ①塩素酸ナトリウム
  • ②塩素酸カリウム
  • ③硝酸アンモニウム
  • ④亜塩素酸ナトリウム
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正解 ②塩素酸カリウム
解説
塩素酸カリウムは、冷水には溶けにくく、熱水には溶ける物質です。

他の選択肢が不適切な理由
・塩素酸ナトリウム:水によく溶け、潮解性もあります。
・硝酸アンモニウム:水によく溶け、溶けるときに吸熱します。潮解性もあります。
・亜塩素酸ナトリウム:水に溶け、吸湿性があります。

覚え方のポイント
水に溶けにくい第1類の代表は「塩素酸カリウム・過塩素酸カリウム」と、アルカリ土類金属の過酸化物(過酸化バリウム・過酸化カルシウム・過酸化マグネシウム)、二酸化鉛です。
問23-7

次の第1類の危険物のうち、潮解性がないものはどれか。

  • ①三酸化クロム
  • ②硝酸ナトリウム
  • ③塩素酸ナトリウム
  • ④硝酸カリウム
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正解 ④硝酸カリウム
解説
硝酸カリウムには潮解性がありません。湿気を吸いにくいため、昔から黒色火薬の原料として使われてきました。

他の選択肢が不適切な理由
・硝酸ナトリウム:潮解性があります。
・塩素酸ナトリウム:潮解性があります。
・三酸化クロム:潮解性があります。

覚え方のポイント
潮解性のある第1類の代表は「塩素酸ナトリウム・過塩素酸ナトリウム・硝酸ナトリウム・硝酸アンモニウム・過マンガン酸ナトリウム・三酸化クロム」。ナトリウム塩とアンモニウム塩が多い、と整理します。
問33-7

次の第1類の危険物のうち、火災の際に注水による消火が不適当なものはどれか。

  • ①過酸化ナトリウム
  • ②塩素酸カリウム
  • ③硝酸アンモニウム
  • ④重クロム酸カリウム
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正解 ①過酸化ナトリウム
解説
過酸化ナトリウムはアルカリ金属の過酸化物で、水と反応して酸素と熱を発生するため、注水は不適当です。乾燥砂・膨張ひる石・炭酸水素塩類の粉末消火剤などで消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・塩素酸カリウム:大量の水で冷却消火します。
・硝酸アンモニウム:大量の水で冷却消火します。
・重クロム酸カリウム:大量の水で冷却消火します。

覚え方のポイント
第1類で注水が不適当なのは「アルカリ金属の過酸化物(過酸化カリウム・過酸化ナトリウム・過酸化リチウム)」。それ以外は大量の水、と覚えます。
問43-7

次の第1類の危険物のうち、無色(白色)ではないものはどれか。

  • ①硝酸カリウム
  • ②塩素酸カリウム
  • ③重クロム酸カリウム
  • ④過塩素酸カリウム
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正解 ③重クロム酸カリウム
解説
重クロム酸カリウムは橙赤色の結晶です。第1類の多くは無色の結晶または白色の粉末ですが、クロムやマンガンの化合物などには色があります。

他の選択肢が不適切な理由
・塩素酸カリウム:無色の結晶(白色の粉末)です。
・硝酸カリウム:無色の結晶です。
・過塩素酸カリウム:無色の結晶です。

覚え方のポイント
色で見分ける問題では「クロム(橙赤・暗赤)・マンガン(紫)・過酸化カリウム(黄〜オレンジ)・二酸化鉛(黒褐)」の4グループを思い出します。
問53-7

酸と接触すると有毒な二酸化塩素を発生するものはどれか。

  • ①亜塩素酸ナトリウム
  • ②硝酸カリウム
  • ③過酸化バリウム
  • ④よう素酸カリウム
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正解 ①亜塩素酸ナトリウム
解説
亜塩素酸ナトリウムは、酸と接触すると、有毒で爆発性のある二酸化塩素を発生します。塩素酸塩類も、強酸と接触すると二酸化塩素を発生して爆発するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・硝酸カリウム:塩素を含まないので、二酸化塩素は発生しません。
・過酸化バリウム:酸と反応すると過酸化水素を生じます。
・よう素酸カリウム:塩素を含まないので、二酸化塩素は発生しません。

覚え方のポイント
「塩素を含む第1類(塩素酸・亜塩素酸・次亜塩素酸)+酸=有毒ガス」。成分に塩素があるかどうかで判断できます。
問63-7

物質と用途の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①塩素酸カリウム ― 酸素系漂白剤
  • ②過酸化ナトリウム ― 瞬間冷却パック
  • ③硝酸カリウム ― 黒色火薬の原料
  • ④硝酸アンモニウム ― プールの消毒剤
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正解 ③硝酸カリウム ― 黒色火薬の原料
解説
硝酸カリウムは、木炭・硫黄と混ぜて黒色火薬の原料にされます。硝酸カリウムが酸化剤、木炭と硫黄が可燃物の役割を果たします。

他の選択肢が不適切な理由
・過酸化ナトリウム ― 瞬間冷却パック:瞬間冷却パックに使われるのは、水に溶けると熱を吸収する硝酸アンモニウムです。過酸化ナトリウムは水と反応して発熱します。
・塩素酸カリウム ― 酸素系漂白剤:酸素系漂白剤の成分は炭酸ナトリウム過酸化水素付加物(過炭酸ナトリウム)です。塩素酸カリウムはマッチの頭薬などに使われます。
・硝酸アンモニウム ― プールの消毒剤:プールの消毒に使われるのは次亜塩素酸カルシウムや塩素化イソシアヌル酸です。硝酸アンモニウムは主に肥料や爆薬の原料です。

覚え方のポイント
用途で覚えると物質の性質もつかみやすくなります。「硝酸カリウム=火薬」「塩素酸カリウム=マッチ」「過塩素酸アンモニウム=ロケット」「過マンガン酸カリウム=消毒」「硝酸アンモニウム=肥料・冷却パック」。
問73-7

第1類の危険物を運搬する際に、混載することができる他の類の危険物として正しいものはどれか(指定数量の10分の1を超える場合)。

  • ①第2類の危険物
  • ②第6類の危険物
  • ③第3類の危険物
  • ④第4類の危険物
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正解 ②第6類の危険物
解説
危険物を運搬する場合、第1類の危険物と混載できるのは第6類の危険物だけです(危険物の規制に関する規則別表第四)。どちらも酸化性の物質(酸化剤)なので、一緒に積んでも互いの燃焼を助ける関係になりにくいためです。

他の選択肢が不適切な理由
・第2類:可燃性固体で、酸化剤である第1類と混ざると爆発的な燃焼のおそれがあり、混載できません。
・第3類:混載できません。
・第4類:引火性液体で、第1類とは混載できません。

覚え方のポイント
混載できる組合せは「1-6、2-4、2-5、3-4、4-5」。第1類の相手は第6類だけです。
問83-7

硝酸アンモニウムが分解したときに生じる主な物質の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①二酸化塩素と酸素
  • ②水素とアンモニア
  • ③塩素と二酸化炭素
  • ④一酸化二窒素と水
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正解 ④一酸化二窒素と水
解説
硝酸アンモニウム(NH₄NO₃)は約210℃で分解し、一酸化二窒素(N₂O、亜酸化窒素)と水を生じます(NH₄NO₃→N₂O+2H₂O)。さらに急激に加熱すると、爆発的に分解するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・水素とアンモニア:加熱分解でこれらが主に生じるわけではありません(アンモニアは、アルカリと混ぜたときに発生します)。
・塩素と二酸化炭素:硝酸アンモニウムには塩素も炭素も含まれていません。
・二酸化塩素と酸素:二酸化塩素は、塩素を含む第1類が酸と反応したときに発生します。

覚え方のポイント
分解生成物は「成分の元素」から考えます。硝酸アンモニウムは窒素・水素・酸素だけでできているので、塩素や炭素の化合物はできません。
問93-7

第1類の危険物(塩素酸カリウム)を保管している倉庫で、床に灯油がこぼれた場合の対応として、最も適切なものはどれか。

  • ①床を乾かすため、ストーブで室内を加熱して灯油を蒸発させるようにする
  • ②灯油は引火点が高いので、常温であればそのまま放置してかまわない
  • ③灯油の上に塩素酸カリウムをまいて、灯油を吸い取らせるようにする
  • ④直ちに灯油を除去し、塩素酸カリウムと可燃物が接触しないようにする
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正解 ④直ちに灯油を除去し、塩素酸カリウムと可燃物が接触しないようにする
解説
塩素酸カリウムは強い酸化剤で、灯油のような可燃物と混ざると、わずかな刺激で激しく燃焼したり爆発したりするおそれがあります。こぼれた灯油は直ちに除去し、第1類と可燃物が接触しないようにします。

他の選択肢が不適切な理由
・常温なら放置してよい:灯油は常温では引火しにくくても可燃物であり、酸化剤と接触すると危険です。
・塩素酸カリウムをまいて吸い取らせる:酸化剤と可燃物を混ぜることになり、極めて危険です。
・ストーブで加熱して蒸発させる:火気で灯油の蒸気に引火したり、塩素酸カリウムの分解を促したりするおそれがあります。

覚え方のポイント
第1類の事故対応の基本は「可燃物との接触を断つ」「熱を与えない」。この2点に反する選択肢は誤りです。
問103-7

第1類の危険物について、誤っているものはどれか。

  • ①いずれも可燃性であり、空気中で自然発火する危険が大きい
  • ②いずれも分子内に酸素を含み、加熱すると酸素を放出する
  • ③可燃物や有機物と混合すると、爆発的に燃焼することがある
  • ④一般に、大量の水による冷却消火が効果的な物質が多い
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正解 ①いずれも可燃性であり、空気中で自然発火する危険が大きい
解説
第1類の危険物は、それ自体は燃えない不燃性の物質で、空気中で自然発火することもありません。可燃物の燃焼を助ける「酸素供給源」として危険な物質です。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい記述です。
・分子内に酸素を含み、加熱すると酸素を放出:第1類に共通する性質です。
・可燃物や有機物と混合すると爆発的に燃焼:第1類の最大の危険性です。
・大量の水による冷却消火が効果的:アルカリ金属の過酸化物を除き、大量の水で消火します。

覚え方のポイント
第1類の「誤り」の定番は「燃える」「自然発火する」「液体である」「比重が1より小さい」。これらはすべて第1類には当てはまりません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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