2026年版・5-1

第3類:共通する性質と消火の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第3類 自然発火性・禁水性物質」から、第3類:共通する性質と消火に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問15-1

第3類の危険物に共通する性質として、正しいものはどれか。

  • ①それ自体は燃えないが、加熱すると分解して酸素を放出し、他の物質を燃やす
  • ②空気に触れると自然発火したり、水と接触して発火・可燃性ガスを出したりする
  • ③常温で液体であり、その蒸気が空気と混ざって引火しやすいものばかりである
  • ④分子内に酸素を含み、外部から酸素が供給されなくても自己燃焼するものばかりである
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正解 ②空気に触れると自然発火したり、水と接触して発火・可燃性ガスを出したりする
解説
第3類の危険物(自然発火性物質及び禁水性物質)は、空気中で自然に発火する性質(自然発火性)や、水と接触して発火したり可燃性ガスを発生したりする性質(禁水性)を持つ物質です。固体と液体の両方があり、多くの物質は両方の性質を持ちます。

他の選択肢が不適切な理由
・燃えないが分解して酸素を放出:これは第1類(酸化性固体)の性質です。
・常温で液体で引火しやすい:これは第4類(引火性液体)の性質です。第3類には固体もあります。
・分子内の酸素で自己燃焼:これは第5類(自己反応性物質)の性質です。

覚え方のポイント
第3類は「空気と水が大敵」。例外として、黄りんは自然発火性だけ、リチウムは禁水性だけを持ちます。
問25-1

第3類の危険物について、正しいものはどれか。

  • ①第3類のすべての物質は、常温で液体として存在する
  • ②黄りんは禁水性だけを持ち、空気中では安定である
  • ③第3類のすべての物質が、自然発火性と禁水性を持つ
  • ④黄りんは自然発火性だけを持ち、水とは反応しない
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正解 ④黄りんは自然発火性だけを持ち、水とは反応しない
解説
第3類の多くの物質は自然発火性と禁水性の両方を持ちますが、黄りんは自然発火性だけを持ち、水とは反応しません。このため黄りんは水中に保存します。一方、リチウムや炭化カルシウムなどは、禁水性だけを持ち、空気中で自然発火しません。

他の選択肢が不適切な理由
・黄りんは禁水性だけ:黄りんは空気中で自然発火する物質で、水とは反応しません。
・すべての物質が両方の性質を持つ:黄りんやリチウムなどの例外があります。
・すべて液体:カリウム・ナトリウム・黄りんなどは固体です。

覚え方のポイント
「両方持つのが基本、黄りんは自然発火性だけ、リチウム・炭化カルシウムは禁水性だけ」。例外が問われます。
問35-1

禁水性物品の火災の消火方法として、最も適切なものはどれか。

  • ①乾燥砂や膨張ひる石で覆って消火する
  • ②大量の水を注いで冷却して消火する
  • ③泡消火剤で表面を覆って消火する
  • ④強化液を霧状にして放射して消火する
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正解 ①乾燥砂や膨張ひる石で覆って消火する
解説
禁水性物品は、水と反応して発火したり可燃性ガスを発生したりするため、注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩や、炭酸水素塩類を主成分とする粉末消火剤などで消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・大量の水:水と反応して火災が拡大するおそれがあります。
・泡消火剤:泡は水を含むので使えません。
・霧状の強化液:強化液も水溶液なので使えません。

覚え方のポイント
「禁水性=水を含む消火剤(水・泡・強化液)はすべて不可」。二酸化炭素やハロゲン化物も、カリウム・ナトリウムなどには適しません。
問45-1

第3類の危険物の貯蔵方法について、正しいものはどれか。

  • ①カリウムやナトリウムは水中、黄りんは窒素を封入して保存する
  • ②カリウムやナトリウムは水中、黄りんは灯油中に保存する
  • ③カリウムやナトリウムは灯油中、黄りんは水中に保存する
  • ④カリウムも黄りんも、水を満たした容器の中で保存する
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正解 ③カリウムやナトリウムは灯油中、黄りんは水中に保存する
解説
カリウムやナトリウムは、空気中の酸素や湿気と反応するのを防ぐため、灯油や流動パラフィンなどの保護液の中に保存します。黄りんは空気中で自然発火しますが水とは反応しないので、水中に保存します。アルキルアルミニウムなどは、窒素などの不活性ガスを封入して保存します。

他の選択肢が不適切な理由
・カリウムを水中、黄りんを灯油中:保存方法が逆です。カリウムを水中に入れると激しく反応して発火します。
・カリウムは水中、黄りんは窒素封入:カリウムは水と激しく反応します。窒素などの不活性ガスを封入するのはアルキルアルミニウムなどで、黄りんは水中に保存します。
・どちらも水中:カリウムは水と激しく反応するので危険です。

覚え方のポイント
保存方法は「K・Na=灯油中」「黄りん=水中」「アルキルアルミニウム等=不活性ガス」。この3つは確実に覚えます。
問55-1

第3類の禁水性物品について、製造所等に設ける掲示板の注意事項として、正しいものはどれか。

  • ①禁水
  • ②火気注意
  • ③可燃物接触注意
  • ④衝撃注意
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正解 ①禁水
解説
禁水性物品を貯蔵・取り扱う製造所等には、「禁水」の掲示板(地は青色、文字は白色)を設けます。自然発火性物品の場合は「火気厳禁」の掲示板を設けます(危険物の規制に関する規則第18条第1項第4号・第5号)。

他の選択肢が不適切な理由
・火気注意:第2類(引火性固体を除く)の掲示板です。
・可燃物接触注意:運搬容器の表示で、第1類や第6類に使います。
・衝撃注意:運搬容器の表示で、第1類や第5類に使います。

覚え方のポイント
第3類の掲示板は「禁水性=禁水(青)」「自然発火性=火気厳禁(赤)」。両方の性質を持つ物質には両方を設けます。
問65-1

第3類の自然発火性物品を運搬容器に収納するときの方法として、正しいものはどれか。

  • ①容器の内容積いっぱいまで詰め、空間を残さずに密封する
  • ②分解ガスを逃がすため、通気口のある容器に入れて収納する
  • ③不活性の気体を封入して密封し、空気と接しないようにする
  • ④吸湿のため、紙袋などの通気性のある包装に入れて運ぶ
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正解 ③不活性の気体を封入して密封し、空気と接しないようにする
解説
第3類の自然発火性物品は、不活性の気体を封入して密封するなど、空気と接しないように運搬容器に収納します。自然発火性物品以外の第3類(禁水性物品)は、パラフィン・軽油・灯油などの保護液で満たして密封するか、不活性の気体を封入して密封するなど、水分と接しないように収納します(危険物の規制に関する規則第43条の3第1項第6号)。

他の選択肢が不適切な理由
・内容積いっぱいまで詰める:固体の危険物は運搬容器の内容積の95%以下の収納率で収納します(同規則第43条の3第1項第3号)。
・通気口のある容器:通気口から空気が入り、自然発火するおそれがあります。ガスを逃がす栓を使うのは過酸化水素などの例外です。
・紙袋などの通気性のある包装:空気や湿気と触れて発火するおそれがあります。

覚え方のポイント
運搬の収納も「自然発火性=空気を断つ」「禁水性=水分を断つ」。名前から方法を導けます。
問75-1

第3類の危険物が水と反応して発生するガスとして、誤っている組合せはどれか。

  • ①カリウム ― 水素
  • ②ナトリウム ― 酸素
  • ③炭化カルシウム ― アセチレン
  • ④りん化カルシウム ― りん化水素
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正解 ②ナトリウム ― 酸素
解説
ナトリウムは水と反応すると、水素と熱を発生し、水酸化ナトリウムを生じます(2Na+2H₂O→2NaOH+H₂)。酸素は発生しません。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい組合せです。
・カリウム ― 水素:カリウムもナトリウムと同様に、水と反応して水素を発生します。
・炭化カルシウム ― アセチレン:炭化カルシウム(カーバイド)は水と反応して可燃性のアセチレンを発生します。
・りん化カルシウム ― りん化水素:りん化カルシウムは水と反応して有毒で可燃性のりん化水素を発生します。

覚え方のポイント
第3類が水と反応して出すガスは「金属・水素化物→水素」「炭化カルシウム→アセチレン」「炭化アルミニウム→メタン」「りん化カルシウム→りん化水素」「アルキルアルミニウム→エタンなど」。
問85-1

第3類の危険物のうち、黄りんの火災の消火に適しているものはどれか。

  • ①炭酸水素塩類の粉末
  • ②二酸化炭素
  • ③ハロゲン化物
  • ④霧状の水
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正解 ④霧状の水
解説
黄りんは水と反応しないので、火災の際は噴霧注水(霧状の水)で冷却消火できます。泡・強化液・乾燥砂も使えます。ただし、高圧の棒状の水をかけると、黄りんが飛び散って燃え広がるおそれがあるので注意します。

他の選択肢が不適切な理由
・二酸化炭素:窒息効果だけでは冷却が不十分で、黄りんは再び自然発火するおそれがあります。
・ハロゲン化物:黄りんの火災の消火には適しません。
・炭酸水素塩類の粉末:禁水性物品の火災には使えますが、黄りんのような自然発火性だけの物質の火災には適応しません(危険物の規制に関する政令別表第五)。

覚え方のポイント
第3類で水が使えるのは「黄りん」だけ。水中に保存しているくらいだから、水で消せると覚えます。
問95-1

第3類の危険物の火災予防の方法として、誤っているものはどれか。

  • ①黄りんなど水中に保存する物品と、禁水性物品を一緒に貯蔵しない
  • ②自然発火性物品は、炎や高温体との接近と空気との接触を避ける
  • ③保護液に入れて保存するものは、保護液から露出させない
  • ④禁水性物品の火災に備え、貯蔵所に水バケツを備えておく
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正解 ④禁水性物品の火災に備え、貯蔵所に水バケツを備えておく
解説
禁水性物品は、水と接触すると発火したり可燃性ガスを発生したりするので、水バケツや水槽(第5種の消火設備)は禁水性物品の火災に適応しません(危険物の規制に関する政令別表第五)。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩や、炭酸水素塩類等の粉末消火剤を備えます。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい火災予防の方法です。
・自然発火性物品は空気との接触を避ける:危険物の規制に関する政令第25条第1項第3号の基準です。
・保護液から露出させない:同政令第24条第14号の基準です。
・水中に保存する物品と禁水性物品を一緒に貯蔵しない:同政令第26条第1項第1号の3の基準です。

覚え方のポイント
第3類の火災予防は「空気を断つ・水を断つ・保護液から出さない・黄りんと禁水性を分ける」。
問105-1

カリウムやナトリウムの火災に、二酸化炭素消火剤やハロゲン化物消火剤が適さない理由として、正しいものはどれか。

  • ①高温の活性な金属が、これらの消火剤と反応してしまうから
  • ②これらの消火剤は、水を多く含んでいて金属と反応するから
  • ③これらの消火剤は電気を通し、感電のおそれがあるから
  • ④これらの消火剤は空気より軽く、燃焼面を覆えないから
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正解 ①高温の活性な金属が、これらの消火剤と反応してしまうから
解説
カリウムやナトリウムなどのアルカリ金属は非常に反応性が高く、燃えて高温になると、二酸化炭素やハロゲン化物とも反応してしまうため、これらの消火剤は効果がありません。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩や、金属火災用の粉末消火剤などで覆って消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・水を多く含む:二酸化炭素消火剤やハロゲン化物消火剤は水を含みません。
・電気を通し感電のおそれ:二酸化炭素やハロゲン化物は電気を通しにくく、電気火災にも使える消火剤です。
・空気より軽く覆えない:二酸化炭素もハロゲン化物も空気より重い気体です。適さない理由は、高温の金属と反応してしまうことにあります。

覚え方のポイント
「燃えている活性な金属には、水も二酸化炭素もハロゲン化物も不可」。乾燥砂系で覆うのが基本です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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