2026年版・5-3

第3類:アルキルアルミニウム・アルキルリチウムの一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第3類 自然発火性・禁水性物質」から、第3類:アルキルアルミニウム・アルキルリチウムに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問15-3

アルキルアルミニウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①水中に保存すれば、空気とも水とも反応しない安定な物質である
  • ②空気中では安定だが、水と接触すると激しく反応する
  • ③燃えない物質で、加熱すると分解して酸素を放出するものである
  • ④空気と接触すると自然発火し、水と接触すると激しく反応する
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正解 ④空気と接触すると自然発火し、水と接触すると激しく反応する
解説
アルキルアルミニウム(トリエチルアルミニウムなど)は、アルミニウムにアルキル基が結合した化合物で、多くは無色の液体です。空気と接触すると自然発火し、水と接触すると激しく反応して、エタンなどの可燃性ガスを発生します。

他の選択肢が不適切な理由
・空気中では安定:水だけでなく、空気と接触しても自然発火します。
・燃えない物質で酸素を放出:これは第1類の性質です。
・水中に保存すれば安定:水と激しく反応するので、水中保存は危険です。

覚え方のポイント
アルキルアルミニウムは「空気で発火・水で激しく反応」。第3類の性質を最もはっきり持つ物質です。
問25-3

アルキルアルミニウムの貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①乾燥した空気を封入して、容器を完全に密封する
  • ②水を満たした容器に入れて、空気と触れないようにする
  • ③窒素などの不活性ガスを封入し、容器を完全に密封する
  • ④容器に少量の水を加え、湿らせた状態で密封する
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正解 ③窒素などの不活性ガスを封入し、容器を完全に密封する
解説
アルキルアルミニウムは空気とも水とも激しく反応するため、窒素などの不活性ガスを封入し、容器を完全に密封して貯蔵します。貯蔵タンクや移動タンクでも、不活性ガスを封入する基準が定められています。

他の選択肢が不適切な理由
・水を満たした容器:水と激しく反応するので危険です。
・乾燥した空気を封入:乾燥していても空気中の酸素と触れると自然発火します。封入するのは窒素などの不活性ガスです。
・少量の水で湿らせる:水と激しく反応するので危険です。

覚え方のポイント
「アルキルアルミニウム・アルキルリチウム=不活性ガス封入」。灯油(K・Na)、水(黄りん)との違いを押さえます。
問35-3

アルキルアルミニウムの火災の消火方法として、適切なものはどれか。

  • ①大量の水を注いで冷却して消火する
  • ②乾燥砂や膨張ひる石で覆って消火する
  • ③泡消火剤を放射して窒息消火する
  • ④ハロゲン化物を放射して抑制消火する
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正解 ②乾燥砂や膨張ひる石で覆って消火する
解説
アルキルアルミニウムの火災には、乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩などで覆って消火します。水と激しく反応するので注水は厳禁で、泡も使えません。ハロゲン化物とも反応して有毒ガスを生じるおそれがあるため、ハロゲン化物消火剤も適しません。

他の選択肢が不適切な理由
・大量の水:水と激しく反応して、火災が拡大します。
・泡消火剤:泡は水を含むので使えません。
・ハロゲン化物:アルキルアルミニウムと反応するため、適しません。

覚え方のポイント
アルキルアルミニウム等を積む移動タンク貯蔵所には、乾燥砂150L以上と膨張ひる石・膨張真珠岩640L以上の備付けが義務づけられています。消火方法と法令をセットで覚えます。
問45-3

アルキルアルミニウムについて、正しいものはどれか。

  • ①ヘキサンなどの溶剤で希釈すると、反応性を弱めることができる
  • ②水で希釈すると、反応性が弱まって安全に取り扱えるようになる
  • ③空気と混ぜておくと、反応性が弱まって安全に取り扱えるようになる
  • ④希釈するほど反応性は強くなるので、原液のまま扱うほうが安全である
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正解 ①ヘキサンなどの溶剤で希釈すると、反応性を弱めることができる
解説
アルキルアルミニウムは、ヘキサンやベンゼンなどの炭化水素の溶剤で希釈すると、反応性を弱めることができます。このため、希釈した溶液の形で流通・使用されることが多くあります。

他の選択肢が不適切な理由
・水で希釈:水と激しく反応するので、絶対にしてはいけません。
・空気と混ぜる:空気と接触すると自然発火します。
・希釈するほど反応性が強くなる:溶剤で希釈すると反応性は弱まります。

覚え方のポイント
「アルキルアルミニウムは溶剤(ヘキサンなど)で薄めて扱う」。水や空気で薄めるという選択肢は必ず誤りです。
問55-3

トリエチルアルミニウムが水と反応したときに発生するガスとして、正しいものはどれか。

  • ①酸素
  • ②エタン
  • ③塩素
  • ④窒素
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正解 ②エタン
解説
トリエチルアルミニウム((C₂H₅)₃Al)は水と激しく反応して、可燃性のエタン(C₂H₆)を発生します。エタンは燃えやすい気体なので、反応熱で発火するおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・酸素:酸素を発生するのは第1類のアルカリ金属の過酸化物などです。
・塩素:トリエチルアルミニウムに塩素は含まれていません。
・窒素:トリエチルアルミニウムに窒素は含まれていません。

覚え方のポイント
「エチル基(C₂H₅)を持つ物質+水→エタン」。ジエチル亜鉛が水と反応したときもエタンが発生します。
問65-3

ノルマルブチルリチウム(アルキルリチウムの一種)の性状として、正しいものはどれか。

  • ①黄褐色の液体で、水と激しく反応して可燃性のエタンを発生する
  • ②無色の固体で、空気中では安定し、水とだけ反応する
  • ③黄褐色の液体で、水中に保存すれば空気とも反応せず安定である
  • ④黄褐色の液体で、空気中で自然発火し、水と激しく反応する
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正解 ④黄褐色の液体で、空気中で自然発火し、水と激しく反応する
解説
ノルマルブチルリチウム(n-C₄H₉Li)は黄褐色の液体で、空気中で自然発火し、水と激しく反応してブタンを発生します。ヘキサンやベンゼンなどに溶け、これらで希釈して流通しています。貯蔵は、アルキルアルミニウムと同様に不活性ガスを封入して密封します。

他の選択肢が不適切な理由
・水と反応してエタン:エタンを発生するのはエチル基を持つトリエチルアルミニウムなどで、ブチル基を持つノルマルブチルリチウムはブタンを発生します。
・無色の固体で空気中では安定:黄褐色の液体で、空気中で自然発火します。
・水中に保存すれば安定:水と激しく反応するので、水中保存は危険です。

覚え方のポイント
アルキルリチウムは「アルキルアルミニウムのリチウム版」。性質も保存方法も消火方法もほぼ同じ、と覚えます。
問75-3

アルキルアルミニウム・アルキルリチウムの指定数量として、正しいものはどれか。

  • ①50kg
  • ②20kg
  • ③10kg
  • ④100kg
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正解 ③10kg
解説
アルキルアルミニウムとアルキルリチウムの指定数量は、カリウム・ナトリウムと同じく10kgです(危険物の規制に関する政令別表第三)。危険物の中で最も小さい指定数量のグループに入ります。

他の選択肢が不適切な理由
・20kg:黄りんの指定数量です。
・50kg:第二種自然発火性物質及び禁水性物質の指定数量です。
・100kg:第3類にはない値です(第2類の硫化りんなどの値です)。

覚え方のポイント
「名前が挙がっている第3類の4品名(K・Na・アルキルAl・アルキルLi)は10kg、黄りんだけ20kg」。
問85-3

アルキルアルミニウム等を移送する場合の基準として、正しいものはどれか。

  • ①移送の経路などを記載した書面を関係消防機関に送付し、その写しを携帯する
  • ②移送の前に、市町村長等の許可をその都度受けなければ移送することができない
  • ③危険物取扱者の乗車は不要で、運転者だけで移送することができる
  • ④移送の経路は自由に決めてよく、関係機関へ前もって知らせる必要もない
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正解 ①移送の経路などを記載した書面を関係消防機関に送付し、その写しを携帯する
解説
アルキルアルミニウム等を移動タンク貯蔵所で移送する場合は、移送の経路その他必要な事項を記載した書面を関係消防機関に送付するとともに、その書面の写しを携帯し、記載された内容に従わなければなりません(危険物の規制に関する政令第30条の2第5号、危険物の規制に関する規則第47条の3)。

他の選択肢が不適切な理由
・その都度許可を受ける:移送に許可の制度はありません。必要なのは書面の送付です。
・危険物取扱者の乗車は不要:移送には、その危険物を扱える危険物取扱者の乗車が必要です。
・経路は自由で知らせる必要はない:アルキルアルミニウム等は、経路を記載した書面を送付する必要があります。

覚え方のポイント
アルキルアルミニウム等の移送は「書面を事前に送付+写しを携帯」。特に危険な物質なので、特別な基準があります。
問95-3

アルキルアルミニウム等を貯蔵・取り扱う移動タンク貯蔵所に備え付けるものとして、正しいものはどれか。

  • ①緊急時の連絡先などを記載した書類と、防護服などの用具
  • ②予防規程の認可書と、危険物保安監督者の選任届出書の写し
  • ③水バケツと、散水用のホースをそれぞれ2個以上ずつ
  • ④消防署長の承認書と、仮貯蔵の承認を受けた旨の書類
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正解 ①緊急時の連絡先などを記載した書類と、防護服などの用具
解説
アルキルアルミニウム等を貯蔵・取り扱う移動タンク貯蔵所には、緊急時における連絡先その他応急措置に関し必要な事項を記載した書類と、防護服・ゴム手袋・弁等の締付け工具・携帯用拡声器を備え付けておかなければなりません(危険物の規制に関する政令第26条第1項第10号、危険物の規制に関する規則第40条の2の4)。

他の選択肢が不適切な理由
・予防規程の認可書と選任届:移動タンク貯蔵所は予防規程や保安監督者の対象ではありません。
・水バケツと散水用のホース:アルキルアルミニウム等は水と激しく反応するので、水による消火は不適切です。
・消防署長の承認書:移動タンク貯蔵所の備付け書類ではありません。

覚え方のポイント
アルキルアルミニウム等の移動タンクには「緊急連絡の書類+防護服・ゴム手袋・締付け工具・拡声器」、消火用に「乾燥砂と膨張ひる石」。
問105-3

アルキルアルミニウム・アルキルリチウムについて、誤っているものはどれか。

  • ①空気と接触すると自然発火するので、不活性ガスを封入する
  • ②水と反応しないので、火災の際は大量の水で冷却消火する
  • ③水と激しく反応して、可燃性のガスを発生することがある
  • ④ヘキサンなどの溶剤で希釈すると、反応性が弱くなる
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正解 ②水と反応しないので、火災の際は大量の水で冷却消火する
解説
アルキルアルミニウムとアルキルリチウムは、水と激しく反応して可燃性のガスを発生するため、注水による消火は厳禁です。乾燥砂や膨張ひる石などで覆って消火します。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい記述です。
・空気と接触すると自然発火するので不活性ガスを封入:正しい貯蔵方法です。
・水と激しく反応して可燃性のガスを発生:トリエチルアルミニウムはエタン、ノルマルブチルリチウムはブタンを発生します。
・溶剤で希釈すると反応性が弱くなる:希釈した溶液で流通しています。

覚え方のポイント
第3類で水を使えるのは黄りんだけ。アルキル系は「空気も水も厳禁」です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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