2026年版・5-5

第3類:アルカリ土類金属・有機金属化合物の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第3類 自然発火性・禁水性物質」から、第3類:アルカリ土類金属・有機金属化合物に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問15-5

カルシウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①銀白色の金属で、水とはまったく反応せず、炎色反応は黄色である
  • ②銀白色の金属で、水と反応して水素を発生し、炎色反応は橙赤色である
  • ③暗赤色の粉末で、水と反応して硫化水素を発生し、炎色反応は紫色である
  • ④白色の粉末で、水と反応して酸素を発生し、燃焼を激しくするものである
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正解 ②銀白色の金属で、水と反応して水素を発生し、炎色反応は橙赤色である
解説
カルシウム(Ca)は銀白色の金属で、比重は約1.55です。水と反応して水素を発生し、水酸化カルシウムを生じます。炎色反応は橙赤色です。空気中で加熱すると燃えて酸化カルシウムになります。第3類の品名「アルカリ金属(カリウム及びナトリウムを除く)及びアルカリ土類金属」に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・水と反応せず炎色反応は黄色:カルシウムは水と反応し、黄色はナトリウムの炎色反応です。
・暗赤色の粉末で硫化水素:カルシウムに硫黄は含まれていません。
・白色の粉末で酸素を発生:これは第1類の過酸化物などの性質に近いものです。

覚え方のポイント
アルカリ土類金属(カルシウム・バリウムなど)は「銀白色・水と反応して水素」。アルカリ金属より反応は穏やかです。
問25-5

カルシウムとナトリウムの比較として、正しいものはどれか。

  • ①カルシウムは灯油中で保存するが、ナトリウムは水中で保存するもの
  • ②どちらも水と反応して酸素を発生し、どちらも水より軽い金属である
  • ③カルシウムは水と反応しないが、ナトリウムは水と反応して水素を出す
  • ④どちらも水と反応して水素を発生するが、カルシウムは水よりも重い
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正解 ④どちらも水と反応して水素を発生するが、カルシウムは水よりも重い
解説
カルシウムもナトリウムも、水と反応して水素を発生します。比重はカルシウムが約1.55で水より重く、ナトリウムは約0.97で水より軽い金属です。反応の激しさは、ナトリウムのほうが大きくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・酸素を発生し、どちらも水より軽い:発生するのは水素で、カルシウムは水よりも重い金属です。
・カルシウムは水と反応しない:カルシウムも水と反応して水素を発生します。
・ナトリウムを水中で保存:ナトリウムは水と激しく反応するので、灯油中に保存します。

覚え方のポイント
比重は「リチウム0.53・カリウム0.86・ナトリウム0.97(水より軽い)」「カルシウム1.55・バリウム3.6(水より重い)」。
問35-5

バリウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①銀白色の金属で水と反応して水素を発生し、炎色反応は黄緑色である
  • ②黄色の結晶で水とは反応せず、二硫化炭素によく溶ける性質を持つ
  • ③無色の液体で空気中で自然発火し、水と反応してエタンを発生する
  • ④暗赤色の粉末で水とは反応せず、自然発火もしない安定な物質である
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正解 ①銀白色の金属で水と反応して水素を発生し、炎色反応は黄緑色である
解説
バリウム(Ba)は銀白色の金属で、比重は約3.6です。アルカリ土類金属の一つで、水と反応して水素を発生し、水酸化バリウムを生じます。炎色反応は黄緑色です。

他の選択肢が不適切な理由
・黄色の結晶で二硫化炭素に溶ける:これは三硫化りんや硫黄の性状に近いものです。
・無色の液体で水と反応してエタン:これはジエチル亜鉛などの有機金属化合物の性状です。
・暗赤色の粉末で安定:これは第2類の赤りんの性状に近いものです。

覚え方のポイント
炎色反応で「バリウム=黄緑」。花火の緑色の光に使われています。
問45-5

カルシウム・バリウムの火災の消火方法として、適切なものはどれか。

  • ①泡で覆って窒息消火する
  • ②大量の水を注いで冷却して消火する
  • ③乾燥砂などで覆って消火する
  • ④強化液を棒状に放射する
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正解 ③乾燥砂などで覆って消火する
解説
カルシウムやバリウムは水と反応して水素を発生する禁水性の物質なので、注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩などで覆って消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・大量の水:水と反応して水素を発生し、火災が拡大するおそれがあります。
・泡:泡は水を含むので使えません。
・強化液:強化液も水溶液なので使えません。

覚え方のポイント
第3類の金属(カリウム・ナトリウム・リチウム・カルシウム・バリウム)はすべて「乾燥砂で覆う」。
問55-5

ジエチル亜鉛の性状として、正しいものはどれか。

  • ①無色の液体で、空気中で自然発火し、水と反応してエタンを発生する
  • ②銀白色の固体で、水とは反応しないが、空気中で自然発火しやすい
  • ③黄色の結晶で、水と反応して硫化水素を発生し、二硫化炭素に溶ける
  • ④白色の粉末で燃えない性質を持ち、加熱すると酸素を放出するもの
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正解 ①無色の液体で、空気中で自然発火し、水と反応してエタンを発生する
解説
ジエチル亜鉛((C₂H₅)₂Zn)は無色の液体で、比重は約1.2です。空気中で自然発火し、水と激しく反応して可燃性のエタンを発生します。ジエチルエーテル・ベンゼン・ヘキサンなどに溶けます。第3類の品名「有機金属化合物(アルキルアルミニウム及びアルキルリチウムを除く)」に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・銀白色の固体で水と反応しない:ジエチル亜鉛は無色の液体で、水と激しく反応します。
・黄色の結晶で硫化水素:これは硫化りんの性状です。
・燃えない粉末で酸素を放出:これは第1類の性質です。

覚え方のポイント
ジエチル亜鉛は「アルキルアルミニウムの亜鉛版」。空気で発火・水でエタン・不活性ガス封入、と同じ扱いです。
問65-5

ジエチル亜鉛の貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①乾燥した空気を封入して、容器を完全に密封する
  • ②水を満たした容器に沈めて、空気と触れないようにしておく
  • ③容器に窒素などの不活性ガスを封入して、完全に密封する
  • ④湿らせた砂の中に容器ごと埋めて、空気を遮断する
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正解 ③容器に窒素などの不活性ガスを封入して、完全に密封する
解説
ジエチル亜鉛は空気中で自然発火し、水と激しく反応するため、容器に窒素などの不活性ガスを封入し、完全に密封して貯蔵します。空気や水分との接触を断つことが最も重要です。

他の選択肢が不適切な理由
・水を満たした容器:水と激しく反応するので危険です。
・乾燥した空気を封入:乾燥していても空気中の酸素と触れると自然発火します。封入するのは窒素などの不活性ガスです。
・湿らせた砂の中に埋める:空気は断てても、水分と接して激しく反応するおそれがあります。

覚え方のポイント
「有機金属化合物(アルキル系・ジエチル亜鉛)=不活性ガス封入」。水中(黄りん)や灯油中(K・Na)と区別します。
問75-5

ジエチル亜鉛の火災の消火方法として、適切なものはどれか。

  • ①大量の水を注いで十分に冷却して消火する
  • ②乾燥砂や膨張ひる石で覆って消火する
  • ③泡消火剤を放射して窒息消火する
  • ④ハロゲン化物を放射して抑制消火する
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正解 ②乾燥砂や膨張ひる石で覆って消火する
解説
ジエチル亜鉛の火災には、乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩などで覆って消火します。水と激しく反応するので注水は厳禁で、泡も使えません。ハロゲン化物とも反応して有毒ガスを生じるおそれがあるため、ハロゲン化物消火剤も適しません。

他の選択肢が不適切な理由
・大量の水:水と激しく反応してエタンを発生し、火災が拡大します。
・泡消火剤:泡は水を含むので使えません。
・ハロゲン化物:ジエチル亜鉛と反応するため、適しません。

覚え方のポイント
ジエチル亜鉛の消火はアルキルアルミニウムと同じく「乾燥砂など」。水もハロゲン化物も使いません。
問85-5

第3類の品名「アルカリ金属(カリウム及びナトリウムを除く)及びアルカリ土類金属」に当たるものはどれか。

  • ①アルミニウム
  • ②カリウム
  • ③マグネシウム
  • ④リチウム
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正解 ④リチウム
解説
リチウムはアルカリ金属で、カリウムとナトリウムを除くアルカリ金属として、この品名に当たります。カルシウムやバリウムなどのアルカリ土類金属も、この品名に含まれます。

他の選択肢が不適切な理由
・カリウム:アルカリ金属ですが、第3類の品名「カリウム」として別に掲げられています。
・マグネシウム:第2類の品名「マグネシウム」として掲げられており、第3類ではありません。
・アルミニウム:アルミニウム粉は第2類の金属粉に当たり、第3類ではありません。

覚え方のポイント
「カリウム・ナトリウムは独立した品名、それ以外のアルカリ金属(リチウム)とアルカリ土類金属(カルシウム・バリウム)はまとめた品名」と整理します。
問95-5

第3類の品名「有機金属化合物」から除かれているものの組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①炭化カルシウムと炭化アルミニウム
  • ②ジエチル亜鉛とトリエチルアルミニウム
  • ③水素化ナトリウムとりん化カルシウム
  • ④アルキルアルミニウムとアルキルリチウム
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正解 ④アルキルアルミニウムとアルキルリチウム
解説
第3類の品名「有機金属化合物」からは、アルキルアルミニウムとアルキルリチウムが除かれています。この2つは、特に危険性が高いため、それぞれ独立した品名として掲げられ、指定数量も10kgと定められています(消防法別表第一、危険物の規制に関する政令別表第三)。

他の選択肢が不適切な理由
・ジエチル亜鉛とトリエチルアルミニウム:ジエチル亜鉛は有機金属化合物に含まれ、トリエチルアルミニウムはアルキルアルミニウムの一種です。
・水素化ナトリウムとりん化カルシウム:それぞれ金属の水素化物、金属のりん化物という別の品名です。
・炭化カルシウムと炭化アルミニウム:「カルシウム又はアルミニウムの炭化物」という別の品名です。

覚え方のポイント
品名の一覧は「K・Na・アルキルAl・アルキルLi・黄りん(独立)」→「その他のアルカリ金属・アルカリ土類金属」→「その他の有機金属化合物」→「水素化物・りん化物・炭化物」→「塩素化けい素化合物」の順です。
問105-5

アルカリ土類金属について、正しいものはどれか。

  • ①水と反応して水素を発生するが、アルカリ金属よりは反応が穏やかである
  • ②水とは反応しないため、火災の際は大量の水で冷却消火することができる
  • ③水と反応して水素を発生し、その反応はアルカリ金属よりも激しい
  • ④水と反応して酸素を発生するので、周囲の可燃物を燃えやすくするもの
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正解 ①水と反応して水素を発生するが、アルカリ金属よりは反応が穏やかである
解説
カルシウムやバリウムなどのアルカリ土類金属は、水と反応して水素を発生しますが、カリウムやナトリウムなどのアルカリ金属よりは反応が穏やかです。いずれも禁水性の物質として、水との接触を避けて貯蔵し、火災の際は乾燥砂などで消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・水とは反応しない:アルカリ土類金属も水と反応して水素を発生します。
・アルカリ金属より激しい:水との反応は、カリウムやナトリウムなどのアルカリ金属より穏やかです。
・水と反応して酸素:発生するのは水素です。

覚え方のポイント
「アルカリ土類金属(カルシウム・バリウム)も水と反応して水素を出すが、アルカリ金属(カリウム・ナトリウム)よりは穏やか」と大まかに押さえます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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