2026年版・5-6

第3類:水素化物・りん化物・炭化物ほかの一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第3類 自然発火性・禁水性物質」から、第3類:水素化物・りん化物・炭化物ほかに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問15-6

水素化ナトリウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①黄色の液体で、空気中で自然発火し水中で保存する
  • ②白色の粉末で、水と反応して酸素を発生するもの
  • ③灰色の結晶で、水と激しく反応して水素を発生する
  • ④暗赤色の塊で、水と反応してアセチレンを発生する
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正解 ③灰色の結晶で、水と激しく反応して水素を発生する
解説
水素化ナトリウム(NaH)は灰色の結晶で、水と激しく反応して水素を発生し、発火することがあります。強い還元性を持ち、高温ではナトリウムと水素に分解します。市販品は鉱油(流動パラフィンなど)の中に分散させたものが多く、窒素を封入するなどして水分と接触しないように貯蔵します。

他の選択肢が不適切な理由
・水と反応して酸素:水素化物が水と反応して出すのは水素です。
・黄色の液体で水中保存:水素化ナトリウムは固体で、水と激しく反応するので水中保存はできません。
・暗赤色の塊でアセチレン:アセチレンを発生するのは炭化カルシウムです。

覚え方のポイント
「金属の水素化物+水=水素」。名前に「水素」が入っている物質は、水と反応して水素を出す、と覚えます。
問25-6

りん化カルシウムが水と反応したときに発生するガスとして、正しいものはどれか。

  • ①りん化水素
  • ②酸素
  • ③アセチレン
  • ④窒素
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正解 ①りん化水素
解説
りん化カルシウム(Ca₃P₂)は、水や弱い酸と反応して、有毒で可燃性のりん化水素(ホスフィン、PH₃)を発生します。りん化水素は、腐った魚のような臭いのある気体です。

他の選択肢が不適切な理由
・酸素:水と反応して酸素を出すのは、第1類のアルカリ金属の過酸化物です。
・アセチレン:アセチレンを発生するのは炭化カルシウムです。
・窒素:りん化カルシウムに窒素は含まれていません。

覚え方のポイント
「りん化カルシウム+水=りん化水素(有毒)」。りん化物からはりん化水素、と名前から判断します。
問35-6

りん化カルシウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①白色のろう状の固体で、水中で保存するものである
  • ②銀白色の軟らかい金属で、水より軽いものである
  • ③無色の液体で、空気中で自然発火するものである
  • ④暗赤色の塊状の固体、または結晶性の粉末である
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正解 ④暗赤色の塊状の固体、または結晶性の粉末である
解説
りん化カルシウムは暗赤色の塊状の固体、または結晶性の粉末で、比重は約2.5です。水や湿気と反応して有毒なりん化水素を発生するため、容器を密封して乾燥した場所に貯蔵します。

他の選択肢が不適切な理由
・銀白色の軟らかい金属:これはカリウムやナトリウムの性状です。
・無色の液体で自然発火:これはジエチル亜鉛やアルキルアルミニウムの性状に近いものです。
・白色のろう状で水中保存:これは黄りんの性状です。

覚え方のポイント
りん化カルシウムは「暗赤色・水でりん化水素(有毒)」。赤りんも暗赤色ですが、赤りんは第2類で、水と反応しない点が違います。
問45-6

炭化カルシウム(カーバイド)が水と反応したときに発生するガスとして、正しいものはどれか。

  • ①メタン
  • ②アセチレン
  • ③水素
  • ④りん化水素
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正解 ②アセチレン
解説
炭化カルシウム(CaC₂)は水と反応して、可燃性のアセチレン(C₂H₂)を発生し、水酸化カルシウム(消石灰)を生じます(CaC₂+2H₂O→C₂H₂+Ca(OH)₂)。アセチレンは燃焼範囲が非常に広く、爆発しやすい気体です。

他の選択肢が不適切な理由
・メタン:メタンを発生するのは炭化アルミニウムです。
・水素:水素を発生するのは、アルカリ金属や金属の水素化物などです。
・りん化水素:りん化水素を発生するのはりん化カルシウムです。

覚え方のポイント
炭化物の違いは「炭化カルシウム→アセチレン」「炭化アルミニウム→メタン」。セットで覚えます。
問55-6

炭化カルシウムの性状として、正しいものはどれか。

  • ①それ自体がよく燃え、空気中で自然発火しやすい固体
  • ②銀白色の軟らかい金属で、灯油の中に保存する必要がある
  • ③空気中で自然発火しやすいので、水中に沈めて保存するものである
  • ④純粋なものは無色透明だが、一般には灰色の塊状の固体である
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正解 ④純粋なものは無色透明だが、一般には灰色の塊状の固体である
解説
炭化カルシウムは、純粋なものは無色透明の結晶ですが、一般に市販されているものは不純物を含み、灰色(灰黒色)の塊状の固体です。それ自体は不燃性で自然発火性はありませんが、水と反応して可燃性のアセチレンを発生する禁水性の物質です。

他の選択肢が不適切な理由
・銀白色の金属で灯油中:これはカリウムやナトリウムの性状です。
・自然発火しやすく水中保存:炭化カルシウムは自然発火せず、水と反応するので水中保存は危険です。
・それ自体がよく燃え自然発火しやすい:炭化カルシウムは不燃性で、自然発火もしません。危険なのは水と反応して出るアセチレンです。

覚え方のポイント
炭化カルシウムは「それ自体は燃えないが、水でアセチレンを出す」。第3類でも禁水性だけを持つ物質です。
問65-6

炭化アルミニウムが水と反応したときに発生するガスとして、正しいものはどれか。

  • ①アセチレン
  • ②メタン
  • ③エタン
  • ④酸素
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正解 ②メタン
解説
炭化アルミニウム(Al₄C₃)は、水と反応して可燃性のメタン(CH₄)を発生し、水酸化アルミニウムを生じます。純粋なものは無色の結晶ですが、一般には黄色の結晶です。

他の選択肢が不適切な理由
・アセチレン:アセチレンを発生するのは炭化カルシウムです。
・エタン:エタンを発生するのは、トリエチルアルミニウムやジエチル亜鉛です。
・酸素:水と反応して酸素を出すのは、第1類のアルカリ金属の過酸化物です。

覚え方のポイント
「炭化アルミニウム→メタン」「炭化カルシウム→アセチレン」「エチル基を持つもの→エタン」。水と反応して出るガスの一覧で覚えます。
問75-6

炭化カルシウムの貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①容器を密封し、必要に応じて窒素などの不活性ガスを封入して湿気を避ける
  • ②空気中で自然発火しやすいので、水を満たした容器の中に沈めて保存しておく
  • ③カリウムと同じく、灯油などの保護液の中に沈めて保存しなければならない
  • ④湿気を逃がすため、紙袋に入れて風通しのよい場所に置いておく
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正解 ①容器を密封し、必要に応じて窒素などの不活性ガスを封入して湿気を避ける
解説
炭化カルシウムは、水や湿気と反応して可燃性のアセチレンを発生するため、容器を密封し、必要に応じて窒素などの不活性ガスを封入して、湿気の少ない場所に貯蔵します。

他の選択肢が不適切な理由
・水を満たした容器に沈める:水と反応してアセチレンが発生し、危険です。
・灯油中に沈めなければならない:灯油などの保護液に保存するのはカリウムやナトリウムです。炭化カルシウムは密封容器に入れ、必要に応じて不活性ガスを封入します。
・紙袋で風通しのよい所:空気中の湿気と反応してアセチレンが発生します。

覚え方のポイント
禁水性物品の貯蔵は「密封・乾燥・必要なら不活性ガス」。水や湿気を近づけないことが基本です。
問85-6

トリクロロシランの性状として、正しいものはどれか。

  • ①暗赤色の粉末で、水と反応して有毒なりん化水素を発生する
  • ②銀白色の金属で、水と反応して水素とアセチレンを発生する
  • ③無色で揮発性の高い液体で、水と反応して塩化水素を発生する
  • ④白色の粉末で、燃えない性質を持ち、加熱して酸素を出すもの
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正解 ③無色で揮発性の高い液体で、水と反応して塩化水素を発生する
解説
トリクロロシラン(SiHCl₃)は、無色で刺激臭のある揮発性の液体です。引火点が低く、燃焼範囲も広い物質で、水と反応して塩化水素を発生します。第3類の「その他のもので政令で定めるもの」である塩素化けい素化合物に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・銀白色の金属で水素とアセチレン:トリクロロシランは液体で、アセチレンは炭化カルシウムから発生します。
・暗赤色の粉末でりん化水素:これはりん化カルシウムの性状です。
・燃えない粉末で酸素を出す:これは第1類の性質です。

覚え方のポイント
トリクロロシランは「塩素(クロロ)とけい素(シラン)の化合物=水で塩化水素」。名前から成分と生成物を考えます。
問95-6

第3類の品名「金属の水素化物」に当たるものはどれか。

  • ①りん化カルシウム
  • ②炭化カルシウム
  • ③水素化リチウム
  • ④過酸化水素
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正解 ③水素化リチウム
解説
水素化リチウム(LiH)や水素化ナトリウム(NaH)は、第3類の品名「金属の水素化物」に当たります。いずれも水と反応して水素を発生します。

他の選択肢が不適切な理由
・炭化カルシウム:「カルシウム又はアルミニウムの炭化物」という別の品名です。
・りん化カルシウム:「金属のりん化物」という別の品名です。
・過酸化水素:第6類の品名で、金属の水素化物ではありません。

覚え方のポイント
品名は語尾で判断します。「水素化○○=水素化物」「りん化○○=りん化物」「炭化○○=炭化物」。
問105-6

金属の水素化物・りん化物・炭化物に共通する消火方法として、適切なものはどれか。

  • ①強化液を棒状に放射して冷却する
  • ②大量の水を注いで十分に冷却して消火する
  • ③泡消火剤を放射して窒息消火する
  • ④乾燥砂や膨張ひる石などで覆って消火する
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正解 ④乾燥砂や膨張ひる石などで覆って消火する
解説
金属の水素化物・りん化物・炭化物は、いずれも水と反応して可燃性(りん化物は有毒でもある)のガスを発生する禁水性の物質です。注水は厳禁で、乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩などで覆って消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・大量の水:水と反応して可燃性のガスが発生し、火災が拡大します。
・泡消火剤:泡は水を含むので使えません。
・強化液:強化液も水溶液なので使えません。

覚え方のポイント
第3類の消火は「黄りん以外は水を使わない」。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩が基本です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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