2026年版・6-5

第5類:アゾ・ジアゾ化合物・ヒドラジン誘導体の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第5類 自己反応性物質」から、第5類:アゾ・ジアゾ化合物・ヒドラジン誘導体に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問16-5

アゾビスイソブチロニトリルの性状として、正しいものはどれか。

  • ①白色の固体で、加熱すると分解して窒素と有毒なガスを発生する
  • ②黄色の液体で、水と激しく反応して可燃性の水素を発生させる
  • ③銀白色の金属で、空気中で燃えると強い白い光を放つものである
  • ④黒紫色の結晶で、水に溶けて濃い紫色の水溶液になるものである
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正解 ①白色の固体で、加熱すると分解して窒素と有毒なガスを発生する
解説
アゾビスイソブチロニトリルは白色の固体で、水に溶けにくく、アルコールなどには溶けます。融点付近(約100℃)まで加熱すると分解し、窒素と有毒なシアン系のガスを発生します。重合開始剤や発泡剤として使われ、温度が上がらないよう冷暗所に貯蔵します。第5類の「アゾ化合物」に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・黄色の液体で水素を発生:アゾビスイソブチロニトリルは白色の固体で、水と反応して水素を出すことはありません。
・銀白色の金属:これはマグネシウムの性状です。
・黒紫色の結晶:これは過マンガン酸カリウムの性状です。

覚え方のポイント
「アゾ(-N=N-)」を持つ化合物は、分解すると窒素(N₂)を出します。アゾビスイソブチロニトリルは発泡剤の代表です。
問26-5

ジアゾジニトロフェノールの性状として、正しいものはどれか。

  • ①白色の粉末で、光に当てても変化せず、非常に安定である
  • ②黄色の粉末で、光で変色し、加熱・衝撃・摩擦で爆発する
  • ③無色の液体で、水と反応して可燃性のメタンを発生する
  • ④銀白色の金属で、水と反応して可燃性の水素を多量に発生する
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正解 ②黄色の粉末で、光で変色し、加熱・衝撃・摩擦で爆発する
解説
ジアゾジニトロフェノールは黄色の不定形の粉末で、光に当たると変色します。加熱・衝撃・摩擦によって容易に爆発し、起爆剤として使われます。このため、水中や、水とアルコールの混合液の中で保存します。第5類の「ジアゾ化合物」に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・白色で非常に安定:ジアゾジニトロフェノールは黄色で、非常に不安定な物質です。
・無色の液体でメタン:メタンを発生するのは第3類の炭化アルミニウムです。
・銀白色の金属:これは第3類の金属の性状です。

覚え方のポイント
ジアゾジニトロフェノールは「起爆剤=最も敏感な部類」。だから水中で保存する、と用途から覚えます。
問36-5

ジアゾジニトロフェノールの貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①灯油の中に沈めて、水と触れないように保存する
  • ②よく乾燥させて、日光の当たる場所で保存する
  • ③水中や、水とアルコールの混合液の中で保存する
  • ④金属の粉と混ぜて、衝撃を吸収させて保存する
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正解 ③水中や、水とアルコールの混合液の中で保存する
解説
ジアゾジニトロフェノールは、乾燥状態では加熱・衝撃・摩擦によって非常に爆発しやすいため、水中や、水とアルコールの混合液の中で保存します。

他の選択肢が不適切な理由
・乾燥させて日光の当たる場所:乾燥と日光はどちらも危険を高めます。光によって変色(分解)も進みます。
・灯油の中に沈める:灯油中で保存するのは第3類のカリウムやナトリウムです。
・金属の粉と混ぜる:衝撃を吸収するどころか、摩擦や反応の原因になり危険です。

覚え方のポイント
第5類の「湿らせて(水などの中で)保存する」グループは、過酸化ベンゾイル・ニトロセルロース・ピクリン酸・ジアゾジニトロフェノール。
問46-5

硫酸ヒドラジンの性状として、正しいものはどれか。

  • ①銀白色の金属で、空気中で自然発火しやすいもの
  • ②黄色の液体で、水と激しく反応して水素を発生するもの
  • ③黒色の粉末で、水にもアルコールにもよく溶ける
  • ④白色の結晶で、冷水には溶けにくいが温水には溶ける
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正解 ④白色の結晶で、冷水には溶けにくいが温水には溶ける
解説
硫酸ヒドラジンは白色の結晶で、冷水には溶けにくく、温水には溶けます。アルコールには溶けません。約254℃で分解し、強い還元性を持ちます。アルカリと接触するとヒドラジンを遊離し、酸化剤とは激しく反応します。第5類の「ヒドラジンの誘導体」に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・黄色の液体で水素:硫酸ヒドラジンは白色の固体です。
・黒色の粉末で水にもアルコールにもよく溶ける:色も溶解性も違います。
・銀白色の金属で自然発火:これは第3類の金属などの性状です。

覚え方のポイント
硫酸ヒドラジンは「白色の結晶・温水に溶ける・還元性が強い・アルカリでヒドラジンを遊離」。
問56-5

硫酸ヒドラジンの危険性として、正しいものはどれか。

  • ①水と激しく反応して、可燃性のアセチレンを発生する
  • ②強い酸化性を持ち、それ自体は燃えずに多量の酸素を放出する
  • ③強い還元性を持ち、酸化剤と激しく反応するおそれがある
  • ④空気と触れると、常温でもすぐに自然発火してしまう
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正解 ③強い還元性を持ち、酸化剤と激しく反応するおそれがある
解説
硫酸ヒドラジンは強い還元性を持つため、酸化剤と激しく反応するおそれがあります。また、アルカリと接触するとヒドラジンを遊離します。皮膚や粘膜を刺激するので、取扱いには保護具を用います。

他の選択肢が不適切な理由
・強い酸化性で酸素を放出:これは第1類の性質です。硫酸ヒドラジンは還元性の物質です。
・水と反応してアセチレン:アセチレンを発生するのは第3類の炭化カルシウムです。
・常温で自然発火:硫酸ヒドラジンは自然発火する物質ではありません。

覚え方のポイント
ヒドラジン類とヒドロキシルアミン類は「還元性が強い」。酸化剤(第1類・第6類)と一緒にすると危険です。
問66-5

アゾ化合物・ジアゾ化合物・ヒドラジンの誘導体に当たる物質の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①アゾビスイソブチロニトリル・ジアゾジニトロフェノール・硫酸ヒドラジン
  • ②ピクリン酸・トリニトロトルエン・ジニトロソペンタメチレンテトラミン
  • ③過酸化ベンゾイル・メチルエチルケトンパーオキサイド・過酢酸
  • ④硝酸メチル・硝酸エチル・ニトログリセリン・ニトロセルロース
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正解 ①アゾビスイソブチロニトリル・ジアゾジニトロフェノール・硫酸ヒドラジン
解説
アゾビスイソブチロニトリルはアゾ化合物、ジアゾジニトロフェノールはジアゾ化合物、硫酸ヒドラジンはヒドラジンの誘導体の代表例です。

他の選択肢が不適切な理由
・ピクリン酸・トリニトロトルエン・ジニトロソペンタメチレンテトラミン:ニトロ化合物とニトロソ化合物の代表例です。
・過酸化ベンゾイル・メチルエチルケトンパーオキサイド・過酢酸:有機過酸化物の代表例です。
・硝酸メチル・硝酸エチル・ニトログリセリン・ニトロセルロース:硝酸エステル類の代表例です。

覚え方のポイント
第5類は品名と代表物質をセットで覚えます。名前の一部(アゾ・ジアゾ・ヒドラジン・ニトロ・硝酸)が品名の手がかりになります。
問76-5

アゾビスイソブチロニトリルの貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①空気中で自然発火するので、水を満たした容器で貯蔵する
  • ②加熱しても分解しないので、暖房のある室内で貯蔵してよい
  • ③水と激しく反応するので、灯油の中に沈めて貯蔵する
  • ④温度が上がらないよう、直射日光を避けた冷暗所に貯蔵する
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正解 ④温度が上がらないよう、直射日光を避けた冷暗所に貯蔵する
解説
アゾビスイソブチロニトリルは、加熱されると分解して窒素と有毒なガスを発生するので、温度が上がらないよう直射日光を避けた冷暗所に貯蔵します。火気や加熱、衝撃・摩擦も避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・加熱しても分解しない:融点付近まで加熱すると分解し、窒素と有毒なガスを発生します。
・水と激しく反応して灯油中:アゾビスイソブチロニトリルは水と激しく反応する物質ではありません。
・自然発火するので水中:常温の空気中で自然発火する物質ではありません。

覚え方のポイント
第5類の多くは「熱で分解する」。冷暗所で温度管理することが共通の基本です。
問86-5

硫酸ヒドラジンがアルカリと接触したときに遊離するものとして、正しいものはどれか。

  • ①酸素
  • ②ヒドラジン
  • ③塩素
  • ④二酸化炭素
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正解 ②ヒドラジン
解説
硫酸ヒドラジンは、水酸化ナトリウムなどのアルカリと接触すると、ヒドラジンを遊離します。ヒドラジンは可燃性で毒性のある物質なので、アルカリとの接触も避けて貯蔵します。

他の選択肢が不適切な理由
・酸素:アルカリとの反応で酸素は発生しません。
・塩素:硫酸ヒドラジンに塩素は含まれていません。
・二酸化炭素:硫酸ヒドラジンに炭素は含まれていません。

覚え方のポイント
「○○の塩(硫酸ヒドラジンなど)+アルカリ→もとの○○(ヒドラジン)が遊離」。硝酸アンモニウム+アルカリ→アンモニアと同じ考え方です。
問96-5

ジアゾジニトロフェノールの用途として、正しいものはどれか。

  • ①消火剤
  • ②起爆剤
  • ③漂白剤
  • ④保冷剤
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正解 ②起爆剤
解説
ジアゾジニトロフェノールは、加熱・衝撃・摩擦で容易に爆発する性質を利用して、爆薬を爆発させるきっかけとなる起爆剤に使われます。

他の選択肢が不適切な理由
・消火剤:爆発性の物質で、消火剤にはなりません。
・漂白剤:漂白剤に使われるのは、第1類の亜塩素酸ナトリウムや過炭酸ナトリウムなどです。
・保冷剤:水に溶けるとき吸熱する硝酸アンモニウム(第1類)が、瞬間冷却パックに使われます。

覚え方のポイント
第5類の用途は「ジアゾジニトロフェノール=起爆剤」「ニトログリセリン=ダイナマイト」「TNT=爆薬」「アゾビスイソブチロニトリル・ジニトロソペンタメチレンテトラミン=発泡剤」。
問106-5

アゾ化合物・ジアゾ化合物・ヒドラジンの誘導体の火災の消火方法として、一般に適切なものはどれか。

  • ①粉末消火剤だけで窒息消火する
  • ②二酸化炭素で窒息消火する
  • ③大量の水で冷却して消火する
  • ④ハロゲン化物で抑制消火する
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正解 ③大量の水で冷却して消火する
解説
アゾ化合物・ジアゾ化合物・ヒドラジンの誘導体の火災は、第5類の原則どおり、大量の水で冷却して消火するのが一般的です。窒息消火は効果が期待できません。

他の選択肢が不適切な理由
・二酸化炭素で窒息消火:分解・自己燃焼するので、窒息消火は効果がありません。
・粉末消火剤だけで窒息消火:粉末消火剤は第5類の火災には適応しないとされており、窒息効果も期待できません。
・ハロゲン化物で抑制消火:第5類の火災には適応しません(危険物の規制に関する政令別表第五)。

覚え方のポイント
第5類の消火は「大量の水」。例外のアジ化ナトリウム(注水不可)を忘れなければ、ほとんどの問題に対応できます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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