2026年版・7-2

第6類:過塩素酸・過酸化水素の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第6類 酸化性液体」から、第6類:過塩素酸・過酸化水素に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問17-2

過塩素酸の性状として、正しいものはどれか。

  • ①無色の発煙性の液体で、水と混ざると激しく発熱する
  • ②無色の結晶で、水に溶けにくく熱水にだけ溶けるもの
  • ③赤褐色の液体で、空気中で褐色の煙を上げるものである
  • ④黄色の固体で、空気中で自然発火して燃えるものである
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正解 ①無色の発煙性の液体で、水と混ざると激しく発熱する
解説
過塩素酸(HClO₄)は無色の発煙性の液体で、比重は約1.77、刺激臭があります。水と混ざると激しく発熱し、強い酸性を示します。非常に強い酸化剤で、可燃物と接触すると発火させるおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・無色の結晶で熱水にだけ溶ける:これは第1類の塩素酸カリウムの性状に近いものです。
・赤褐色の液体で褐色の煙:これは発煙硝酸の性状です。
・黄色の固体で自然発火:これは第3類の黄りんの性状に近いものです。

覚え方のポイント
過塩素酸は「無色・発煙性・水で激しく発熱・強力な酸化剤」。第1類の過塩素酸塩類(固体)と区別します。
問27-2

過塩素酸の危険性として、正しいものはどれか。

  • ①安定な物質で、密閉して冷暗所に置けば長期間分解することはない
  • ②不安定な物質で、密閉して保管していても分解して爆発することがある
  • ③水と反応して可燃性の水素を発生し、その水素が自然発火するものである
  • ④引火点が非常に低く、常温で可燃性の蒸気を出して引火するものである
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正解 ②不安定な物質で、密閉して保管していても分解して爆発することがある
解説
過塩素酸は不安定な物質で、密閉容器に入れて冷暗所に保管していても、次第に分解して黄色く変色し、爆発的に分解することがあります。このため定期的に点検し、変色したものは廃棄します。加熱すると爆発するおそれもあります。

他の選択肢が不適切な理由
・密閉・冷暗所なら長期間変化しない:過塩素酸は不安定で、密閉して冷暗所に置いても分解が進みます。
・水と反応して水素:過塩素酸は水と混ざると発熱しますが、水素は発生しません。
・引火点が低い:過塩素酸は不燃性で、引火点を持ちません。

覚え方のポイント
過塩素酸は「保管中でも分解・変色→爆発のおそれ」。定期点検と変色品の廃棄がポイントです。
問37-2

過塩素酸が流出した場合の処置として、適切なものはどれか。

  • ①水と激しく反応するので、水は使わずに布で吸い取る
  • ②おがくずをまいて吸い取らせ、そのまま燃やして処理する
  • ③ソーダ灰や消石灰などで中和し、大量の水で洗い流す
  • ④木製のへらで集めて紙袋に回収し、冷暗所に保管する
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正解 ③ソーダ灰や消石灰などで中和し、大量の水で洗い流す
解説
過塩素酸が流出した場合は、ソーダ灰や消石灰などで中和し、その後大量の水で洗い流すなどして処理します。乾燥砂をかけて流出の広がりを防ぐこともあります。

他の選択肢が不適切な理由
・おがくずで吸い取らせる:おがくずは可燃物で、過塩素酸と接触すると発火するおそれがあります。
・水は使わず布で吸い取る:過塩素酸は水と混ざると発熱しますが、中和したあと大量の水で洗い流して処理します。布は可燃物で、発火のおそれがあります。
・木製のへらと紙袋:木や紙は可燃物で、過塩素酸と接触すると発火のおそれがあります。

覚え方のポイント
強い酸の流出は「中和剤(ソーダ灰・消石灰)で中和」。可燃物(おがくず・布・木)で処理しないことが大切です。
問47-2

過酸化水素の性状として、正しいものはどれか。

  • ①純粋なものは無色の液体で、水に溶けにくく、分解すると水素を生じる
  • ②純粋なものは赤褐色の液体で、水に溶けず、分解すると水素を生じる
  • ③白色の固体で、水に溶けず、加熱すると分解して窒素を生じるもの
  • ④純粋なものは無色の液体で、水によく溶け、分解すると酸素を生じる
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正解 ④純粋なものは無色の液体で、水によく溶け、分解すると酸素を生じる
解説
過酸化水素(H₂O₂)は、純粋なものは無色の液体(多量では青色に見える)で、比重は約1.44です。水によく溶け、不安定で、分解すると酸素と水を生じます。強い酸化剤ですが、相手によっては還元剤としても働きます。

他の選択肢が不適切な理由
・赤褐色で水に溶けず水素を生じる:過酸化水素は無色で、水によく溶け、分解して生じるのは酸素です。
・白色の固体:過酸化水素は液体です。
・水に溶けにくく水素を生じる:過酸化水素は水によく溶け、分解して生じるのは酸素と水です。

覚え方のポイント
過酸化水素は「無色・水によく溶ける・分解して酸素と水」。家庭で使う消毒薬のオキシドールは、約3%の水溶液です。
問57-2

過酸化水素の貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①分解を防ぐため、アルカリを加えて弱アルカリ性にして保管する
  • ②容器は完全に密栓し、内圧が上がっても開けないで冷暗所に置く
  • ③容器は密栓せず、通気のための穴の開いた栓をして冷暗所に置く
  • ④分解で出る酸素を逃がさないよう、金属の缶に入れて密封する
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正解 ③容器は密栓せず、通気のための穴の開いた栓をして冷暗所に置く
解説
過酸化水素は、少しずつ分解して酸素を発生するため、容器を密栓すると内圧が上がって破損するおそれがあります。このため、容器は密栓せず、通気のための穴の開いた栓をして、日光を避けた冷暗所に貯蔵します。

他の選択肢が不適切な理由
・完全に密栓して開けない:分解で生じた酸素により内圧が上がり、容器が破損するおそれがあります。
・アルカリを加える:アルカリ性にすると、分解はかえって進みやすくなります。安定剤にはりん酸や尿酸などを使います。
・金属の缶に密封:金属は分解を促進するおそれがあり、密封すると分解で生じた酸素で内圧が上がります。

覚え方のポイント
「密栓しない」危険物は「過酸化水素(第6類)」と「メチルエチルケトンパーオキサイド(第5類)」。どちらも分解してガスを出すから、と理由で覚えます。
問67-2

過酸化水素の分解を抑えるために加えられる安定剤として、正しいものはどれか。

  • ①りん酸や尿酸
  • ②鉄粉や銅粉
  • ③二酸化マンガン
  • ④水酸化ナトリウム
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正解 ①りん酸や尿酸
解説
過酸化水素の分解を抑えるため、りん酸・尿酸・アセトアニリドなどが安定剤として加えられます。

他の選択肢が不適切な理由
・鉄粉や銅粉:金属粉は過酸化水素の分解を促進します。
・二酸化マンガン:過酸化水素の分解を速める触媒として働きます(酸素の発生実験に使われます)。
・水酸化ナトリウム:アルカリ性にすると、過酸化水素の分解はかえって進みやすくなります。

覚え方のポイント
過酸化水素は「分解を促すもの=金属粉・二酸化マンガン・熱・日光・アルカリ」「抑えるもの=りん酸・尿酸・アセトアニリド」。
問77-2

過酸化水素の危険性について、正しいものはどれか。

  • ①水と激しく反応して、可燃性の水素を多量に発生させるものである
  • ②分解すると窒素を生じ、周囲を酸欠の状態にするおそれがある
  • ③引火点が低く、常温でも可燃性の蒸気を出して引火しやすいもの
  • ④濃いものは皮膚を侵し、可燃物と接触すると発火させることがある
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正解 ④濃いものは皮膚を侵し、可燃物と接触すると発火させることがある
解説
濃度の高い過酸化水素は、皮膚に触れると水ぶくれ(薬傷)を起こすなど皮膚を侵します。また強い酸化剤なので、可燃物や有機物と接触すると発火させることがあります。加熱や金属粉などによって分解が促進され、多量の酸素を発生します。

他の選択肢が不適切な理由
・分解して窒素:過酸化水素に窒素は含まれず、分解して生じるのは酸素と水です。
・引火点が低い:過酸化水素は不燃性です。
・水と反応して水素:過酸化水素は水によく溶けますが、水素は発生しません。

覚え方のポイント
身近なオキシドール(約3%)でも「過酸化水素」。濃度が高いものは危険な酸化剤である、と区別します。
問87-2

過酸化水素が関係する火災の消火方法として、適切なものはどれか。

  • ①二酸化炭素だけで窒息消火する
  • ②大量の水で洗い流しながら消火する
  • ③ハロゲン化物で抑制消火する
  • ④炭酸水素塩類の粉末で窒息消火する
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正解 ②大量の水で洗い流しながら消火する
解説
過酸化水素は水によく溶けるので、火災の際は大量の水で希釈し、洗い流しながら消火します。燃えている可燃物は、その種類に応じて水や泡などで消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・二酸化炭素だけで窒息消火:過酸化水素が分解して酸素を供給するため、窒息効果は期待できません。
・ハロゲン化物で抑制消火:第6類の火災には適応しません。
・炭酸水素塩類の粉末で窒息消火:第6類の火災には適応せず、過酸化水素が分解して酸素を供給するため、窒息効果も期待できません。

覚え方のポイント
水に溶ける第6類(過塩素酸・過酸化水素・硝酸)は「大量の水で薄める」。水と反応するハロゲン間化合物だけは例外です。
問97-2

過酸化水素と過塩素酸の比較として、正しいものはどれか。

  • ①どちらも可燃性で、引火点の低い液体である
  • ②どちらも不燃性で、強い酸化力を持つ液体である
  • ③どちらも固体で、潮解性を持つ物質である
  • ④どちらも水と反応して、水素を発生する液体である
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正解 ②どちらも不燃性で、強い酸化力を持つ液体である
解説
過酸化水素も過塩素酸も、第6類の危険物で、それ自体は燃えない不燃性の液体ですが、強い酸化力を持っています。可燃物と接触させないこと、分解を促すものや熱を避けることが共通の注意点です。

他の選択肢が不適切な理由
・可燃性で引火点が低い:どちらも不燃性です。
・固体で潮解性:どちらも液体です。
・水と反応して水素:どちらも水と反応して水素を出すことはありません(過塩素酸は水と混ざると発熱します)。

覚え方のポイント
第6類の4品名(過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物)は、すべて「不燃性の酸化性液体」です。
問107-2

過酸化水素について、誤っているものはどれか。

  • ①約3%の水溶液はオキシドールとして消毒に使われている
  • ②分解すると酸素と水を生じ、熱や光で分解が促進される
  • ③強い還元剤としてだけ働き、酸化剤として働くことはない
  • ④金属粉や有機物と接触すると、分解が促進されて危険である
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正解 ③強い還元剤としてだけ働き、酸化剤として働くことはない
解説
過酸化水素は、通常は強い酸化剤として働きます。相手の物質によっては還元剤として働くこともありますが、「還元剤としてだけ働き、酸化剤として働くことはない」というのは誤りです。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい記述です。
・分解して酸素と水、熱や光で促進:過酸化水素の基本的な性質です。
・約3%の水溶液がオキシドール:消毒薬として使われています。
・金属粉や有機物で分解が促進:これらとの接触は危険です。

覚え方のポイント
過酸化水素は「主に酸化剤、ときに還元剤」。両方の働きを持つ珍しい物質です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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