2026年版・7-3

第6類:硝酸・発煙硝酸の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「第6類 酸化性液体」から、第6類:硝酸・発煙硝酸に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問17-3

硝酸の性状として、正しいものはどれか。

  • ①純粋なものは黄褐色の液体で、光に当たると無色に変わる
  • ②純粋なものは無色の液体で、光や熱で分解して黄褐色になる
  • ③白色の固体で、水に溶けにくく、加熱しても分解しないもの
  • ④銀白色の金属で、水と反応して水素を発生させるものである
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正解 ②純粋なものは無色の液体で、光や熱で分解して黄褐色になる
解説
硝酸(HNO₃)は、純粋なものは無色の液体で、比重は約1.5です。光や熱によって分解し、有毒な二酸化窒素(褐色の気体)を生じるため、黄褐色に変色します。水によく溶け、強い酸性を示し、強い酸化力を持ちます。

他の選択肢が不適切な理由
・黄褐色で光に当たると無色:逆で、純粋なものは無色で、光や熱で分解すると黄褐色になります。
・白色の固体:硝酸は液体です(第1類の硝酸塩類は固体です)。
・銀白色の金属:これは第3類の金属の性状です。

覚え方のポイント
硝酸は「無色→光や熱で分解→二酸化窒素で黄褐色」。だから褐色のびんに入れて保存します。
問27-3

硝酸の貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①有機物を加えて酸化力を弱めてから、冷暗所で保管しておく
  • ②過酸化水素と同じく、穴の開いた栓をして保管する
  • ③鉄製の容器なら、濃度に関係なく安全に保管できる
  • ④光による分解を防ぐため、褐色のびんに入れて冷暗所に置く
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正解 ④光による分解を防ぐため、褐色のびんに入れて冷暗所に置く
解説
硝酸は光や熱によって分解し、有毒な二酸化窒素を発生するため、褐色のびんに入れて直射日光を避けた冷暗所に貯蔵します。木くずや紙などの可燃物、還元性の物質とは接触させません。

他の選択肢が不適切な理由
・穴の開いた栓:穴の開いた栓を使うのは過酸化水素です。硝酸は容器を密栓して保存します。
・鉄製の容器なら濃度に関係なく安全:鉄が不動態になるのは濃硝酸の場合で、希硝酸には溶けます。
・有機物を加える:有機物と混ざると、発火や爆発のおそれがあります。

覚え方のポイント
硝酸の保存は「褐色びん・冷暗所・可燃物と離す」。光で分解する物質は褐色の容器に入れる、という原則の代表例です。
問37-3

硝酸と金属の関係について、正しいものはどれか。

  • ①多くの金属を溶かすが、金や白金は溶かすことができない
  • ②すべての金属を溶かし、金や白金も溶かしてしまう
  • ③塩酸と同じく、銅や銀を溶かすことはできない
  • ④鉄やアルミニウムとは、濃硝酸でも激しく反応して溶かす
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正解 ①多くの金属を溶かすが、金や白金は溶かすことができない
解説
硝酸は強い酸化力を持ち、塩酸や希硫酸では溶けない銅や銀も溶かしますが、金や白金は溶かしません。また、鉄・ニッケル・アルミニウムなどは、濃硝酸に入れると表面に酸化被膜ができて(不動態)、それ以上溶けなくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・金や白金も溶かす:硝酸は金や白金を溶かしません。
・銅や銀を溶かせない:硝酸は強い酸化力を持つため、塩酸では溶けない銅や銀も溶かします。
・鉄やアルミニウムを濃硝酸で激しく溶かす:これらは濃硝酸で不動態になり、溶けにくくなります。

覚え方のポイント
硝酸と金属は「銅・銀も溶かす」「金・白金は溶かさない」「鉄・ニッケル・アルミニウムは濃硝酸で不動態」。
問47-3

濃硝酸に入れると表面に酸化被膜ができ、それ以上溶けなくなる(不動態になる)金属の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①金・白金・銅
  • ②銅・銀・亜鉛
  • ③鉄・ニッケル・アルミニウム
  • ④ナトリウム・カリウム・カルシウム
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正解 ③鉄・ニッケル・アルミニウム
解説
鉄・ニッケル・アルミニウムなどは、濃硝酸に入れると表面に緻密な酸化被膜ができ、それ以上反応が進まない状態(不動態)になります。このため、濃硝酸の運搬や貯蔵にアルミニウム製の容器が使われることがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・銅・銀・亜鉛:硝酸に溶けます。
・金・白金・銅:金と白金は硝酸に溶けませんが、これは不動態ではなく、もともと反応しにくい金属だからです。銅は硝酸に溶けます。
・ナトリウム・カリウム・カルシウム:これらは激しく反応する金属で、不動態にはなりません。

覚え方のポイント
不動態になる金属は「鉄・ニッケル・アルミニウム(テツ・ニッケル・アルミ)」。濃硝酸の場合だけで、希硝酸には溶ける点にも注意します。
問57-3

硝酸と混合すると、発火や爆発のおそれがあるものはどれか。

  • ①二硫化炭素やアミン類
  • ②金や白金などの貴金属
  • ③乾燥砂や膨張ひる石
  • ④ソーダ灰などの中和剤
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正解 ①二硫化炭素やアミン類
解説
硝酸は強い酸化剤で、二硫化炭素・アミン類・ヒドラジン類・アルコールなどの有機物や、木くず・紙などの可燃物と接触すると、発火や爆発のおそれがあります。

他の選択肢が不適切な理由
・金や白金などの貴金属:硝酸は金や白金を溶かさず、混合しても発火や爆発は起こりません。
・乾燥砂や膨張ひる石:燃えないので、流出時に覆う材料として使われます。
・ソーダ灰などの中和剤:流出時の中和に使うもので、発火・爆発の原因にはなりません。

覚え方のポイント
硝酸と相性が悪いのは「有機物・可燃物(二硫化炭素・アミン類・ヒドラジン類・アルコール・木くず)」。
問67-3

発煙硝酸の性状として、正しいものはどれか。

  • ①白色の固体で、水に溶けにくく、加熱しても分解しない安定なものである
  • ②無色の液体で、空気中では煙を出さず、硝酸より酸化力が弱いものである
  • ③赤色〜赤褐色の液体で、空気中で褐色の煙を出し、硝酸より酸化力が強い
  • ④黄色の固体で、空気中で自然発火しやすく、水中で保存するものである
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正解 ③赤色〜赤褐色の液体で、空気中で褐色の煙を出し、硝酸より酸化力が強い
解説
発煙硝酸は、濃硝酸に二酸化窒素を加圧飽和させたもので、赤色〜赤褐色の液体です。比重は約1.52以上で、空気中で有毒な二酸化窒素の褐色の煙を出します。硝酸より酸化力が強く、危険性も高い物質です。

他の選択肢が不適切な理由
・無色で煙を出さず酸化力が弱い:発煙硝酸は赤褐色で、煙を出し、酸化力は硝酸より強い物質です。
・白色の固体:発煙硝酸は液体です。
・黄色の固体で自然発火:これは第3類の黄りんの性状に近いものです。

覚え方のポイント
発煙硝酸は「赤褐色・褐色の煙(二酸化窒素)・硝酸より強い」。名前のとおり「煙を出す硝酸」です。
問77-3

硝酸が分解したときに発生する有毒な気体として、正しいものはどれか。

  • ①硫化水素
  • ②二酸化窒素
  • ③一酸化炭素
  • ④りん化水素
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正解 ②二酸化窒素
解説
硝酸は光や熱によって分解し、有毒な二酸化窒素(NO₂)を発生します。二酸化窒素は赤褐色の気体で、硝酸が黄褐色に変色したり、発煙硝酸が褐色の煙を出したりするのは、この気体によるものです。

他の選択肢が不適切な理由
・硫化水素:硫化りんが水と反応したときに発生します。
・一酸化炭素:炭素を含む物質の不完全燃焼で発生します。
・りん化水素:りん化カルシウムが水と反応したときに発生します。

覚え方のポイント
「硝酸の分解=二酸化窒素(赤褐色・有毒)」。色の変化とセットで覚えます。
問87-3

硝酸が関係する火災の消火方法として、適切なものはどれか。

  • ①炭酸水素塩類の粉末だけで、消火する
  • ②二酸化炭素だけを用いて、窒息消火する
  • ③ハロゲン化物だけを用いて、抑制消火する
  • ④燃焼物に応じて大量の水や泡で消火する
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正解 ④燃焼物に応じて大量の水や泡で消火する
解説
硝酸そのものは燃えませんが、周囲の可燃物を発火させます。火災の際は、燃えている物に応じて大量の水や泡などで消火し、硝酸は大量の水で希釈します。流出した硝酸は、乾燥砂をかけたり、ソーダ灰などで中和したりします。

他の選択肢が不適切な理由
・二酸化炭素だけ:第6類の火災には適応しません。
・ハロゲン化物だけ:第6類の火災には適応しません。
・炭酸水素塩類の粉末だけ:第6類の火災には適応しません(りん酸塩類の粉末は適応します)。

覚え方のポイント
第6類の火災で使えないのは「二酸化炭素・ハロゲン化物・炭酸水素塩類の粉末」。粉末でも、りん酸塩類なら使えます。
問97-3

硝酸を取り扱うときの注意として、正しいものはどれか。

  • ①濃硝酸を薄めるときは、濃硝酸の中に水を一気に注ぐ
  • ②鉄やアルミニウムは希硝酸にも溶けないので、容器に使ってよい
  • ③引火しやすいので、火気さえ避ければ可燃物と混ぜてもよい
  • ④蒸気は有毒で皮膚を激しく侵すので、保護具を着用して取り扱う
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正解 ④蒸気は有毒で皮膚を激しく侵すので、保護具を着用して取り扱う
解説
硝酸の蒸気は有毒で、硝酸が皮膚に触れると激しく侵されます(黄色く変色し、薬傷を起こします)。取り扱うときは、保護眼鏡・保護手袋などの保護具を着用し、換気のよい場所で行います。

他の選択肢が不適切な理由
・希硝酸にも溶けない:鉄やアルミニウムが不動態になるのは濃硝酸の場合で、希硝酸には溶けます。
・引火しやすい:硝酸は不燃性で、可燃物と混ぜると発火させるおそれがあるので危険です。
・濃硝酸の中に水を一気に注ぐ:濃硝酸は水と混ざると発熱するので、一気に注ぐと沸騰して飛び散るおそれがあります。

覚え方のポイント
第6類の取扱いは「保護具・換気・可燃物と離す」。燃えないからといって安全ではありません。
問107-3

硝酸と発煙硝酸について、誤っているものはどれか。

  • ①どちらも可燃性の液体で、引火点が低く常温で引火しやすい
  • ②どちらも強い酸化力を持ち、可燃物を発火させるおそれがある
  • ③発煙硝酸は硝酸より酸化力が強く、空気中で褐色の煙を出す
  • ④硝酸は光で分解するので、褐色のびんに入れて保存する
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正解 ①どちらも可燃性の液体で、引火点が低く常温で引火しやすい
解説
硝酸も発煙硝酸も、第6類の危険物で、それ自体は燃えない不燃性の液体です。引火点を持たず、引火することもありません。危険なのは、強い酸化力によって可燃物を発火させる点です。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい記述です。
・どちらも強い酸化力を持つ:可燃物と接触すると発火させるおそれがあります。
・発煙硝酸は酸化力が強く褐色の煙を出す:二酸化窒素を含むためです。
・硝酸は褐色のびんに保存:光による分解を防ぐためです。

覚え方のポイント
第6類の問題で「可燃性」「引火点が低い」とあれば、それだけで誤りと判断できます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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