2026年版・8-5

丙種:動植物油類と火災予防・消火の一問一答

危険物取扱者試験(丙種・乙種)「丙種 危険物の性質・火災予防・消火」から、丙種:動植物油類と火災予防・消火に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。乙種の本試験は五肢択一式ですが、ここでは4択で出題しています。

問18-5

動植物油類の定義として、正しいものはどれか。

  • ①動物の脂肉から抽出したものだけで、植物からのものは含まれない
  • ②石油を精製してつくったもので、引火点が200℃以上250℃未満のもの
  • ③動植物から抽出したもので、引火点にかかわらずすべてが危険物に当たる
  • ④動植物から抽出したもので、1気圧で引火点が250℃未満のもの
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正解 ④動植物から抽出したもので、1気圧で引火点が250℃未満のもの
解説
動植物油類は、動物の脂肉等または植物の種子もしくは果肉から抽出したもので、1気圧において引火点が250℃未満のものをいいます。ただし、一定の基準に従ってタンクや容器に貯蔵保管されているものは除かれます(消防法別表第一の備考第17号)。指定数量は10,000Lです。

他の選択肢が不適切な理由
・石油を精製したもの:これは第4石油類などの説明です。
・引火点にかかわらずすべて:引火点が250℃未満であることが条件です。
・動物だけで植物は含まない:植物の種子や果肉から抽出したものも含まれます。

覚え方のポイント
動植物油類は「動物・植物から抽出・引火点250℃未満・指定数量10,000L」。
問28-5

動植物油類のよう素価について、正しいものはどれか。

  • ①よう素価は油の引火点を表す値で、大きいほど引火しやすい
  • ②よう素価が小さい油ほど、空気中で酸化しやすく自然発火しやすい
  • ③よう素価が大きい油ほど、空気中で酸化しやすく自然発火しやすい
  • ④よう素価は油の比重を表す値で、大きいほど水に沈みやすい
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正解 ③よう素価が大きい油ほど、空気中で酸化しやすく自然発火しやすい
解説
よう素価は、油脂100gに吸収されるよう素のグラム数で、油の不飽和度(二重結合の多さ)を表します。よう素価が大きい油ほど、空気中の酸素と反応して固まりやすく(乾きやすく)、そのときの酸化熱で自然発火しやすくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・よう素価が小さいほど自然発火しやすい:逆です。
・引火点を表す値:よう素価は不飽和度を表す値で、引火点ではありません。
・比重を表す値:よう素価は比重とも関係ありません。

覚え方のポイント
「よう素価が大きい=乾きやすい(乾性油)=自然発火しやすい」。この一続きの関係で覚えます。
問38-5

乾性油に当たるものはどれか。

  • ①ナタネ油
  • ②アマニ油
  • ③オリーブ油
  • ④ヤシ油
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正解 ②アマニ油
解説
よう素価が130以上の油を乾性油といい、アマニ油やキリ油などが該当します。空気中で酸化して固まりやすく、自然発火しやすい油です。

他の選択肢が不適切な理由
・ナタネ油:よう素価が100〜130の半乾性油です。
・オリーブ油:よう素価が100以下の不乾性油です。
・ヤシ油:よう素価が100以下の不乾性油です。

覚え方のポイント
「乾性油(130以上)=アマニ油・キリ油」「半乾性油(100〜130)=ナタネ油・ゴマ油など」「不乾性油(100以下)=オリーブ油・ヤシ油・ツバキ油など」。
問48-5

動植物油類の自然発火を防ぐ方法として、正しいものはどれか。

  • ①油のしみたウエスは、通風のよい所に広げるなど適切に処理する
  • ②油のしみたウエスは、丸めて段ボール箱にまとめて保管しておく
  • ③油のしみたウエスは、暖かい場所に積み重ねて乾燥させておく
  • ④油のしみたウエスは、ビニール袋に密閉して日なたに置く
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正解 ①油のしみたウエスは、通風のよい所に広げるなど適切に処理する
解説
動植物油(特に乾性油)がしみ込んだウエスや布は、空気と接する面積が大きく、酸化熱が発生します。丸めたり積み重ねたりすると熱がこもって自然発火するおそれがあるため、通風のよい所に広げて熱がたまらないようにするか、水を入れた金属容器に入れるなど適切に処理します。

他の選択肢が不適切な理由
・丸めて段ボール箱に:熱がこもり、自然発火のおそれがあります。
・暖かい場所に積み重ねる:熱がこもり、温度も高いので危険です。
・ビニール袋に密閉して日なた:日光で温度が上がり、熱もこもるので危険です。

覚え方のポイント
自然発火を防ぐ基本は「熱をためない(広げる・通風)」。油のしみたウエスの放置は、実際の火災原因になっています。
問58-5

動植物油類の指定数量として、正しいものはどれか。

  • ①6,000L
  • ②10,000L
  • ③2,000L
  • ④1,000L
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正解 ②10,000L
解説
動植物油類の指定数量は10,000Lで、第4類の中で最も大きい値です(危険物の規制に関する政令別表第三)。引火点が高く、第4類の中では危険性が比較的低いためです。

他の選択肢が不適切な理由
・6,000L:第4石油類の指定数量です。
・2,000L:重油など第3石油類(非水溶性)の指定数量です。
・1,000L:灯油・軽油など第2石油類(非水溶性)の指定数量です。

覚え方のポイント
第4類の指定数量は「特殊引火物50L」から「動植物油類10,000L」まで。丙種の範囲は200L(ガソリン)から10,000Lまでです。
問68-5

動植物油類の火災について、正しいものはどれか。

  • ①燃えている油には、霧状の水を放射する消火器で冷却するのが最も適している
  • ②燃えている油は温度が低いので、少量の水をかければすぐに消火ができる
  • ③燃えている油の火災には、粉末消火剤も泡消火剤もほとんど効果がない
  • ④燃えている油は高温になっており、注水すると油が飛散するおそれがある
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正解 ④燃えている油は高温になっており、注水すると油が飛散するおそれがある
解説
動植物油類が燃えているときは、液温が非常に高くなっています。そこへ水をかけると、水が急激に沸騰・蒸発して油が飛び散り、火災が拡大するおそれがあります。天ぷら油の火災に水をかけてはいけないのと同じ理由です。泡・粉末・二酸化炭素などで窒息消火します。

他の選択肢が不適切な理由
・温度が低いので少量の水で消える:燃えている油は高温で、注水は危険です。
・粉末や泡は効果がない:粉末・泡・二酸化炭素などは、動植物油類を含む第4類の火災に適応します。
・霧状の水を放射する消火器が最も適している:霧状の水を放射する消火器は、危険物の規制に関する政令別表第五で第4類の火災に適応しないとされています。

覚え方のポイント
「天ぷら油の火災に水は厳禁」。動植物油類の消火問題は、この身近な例で考えます。
問78-5

第4類の危険物の火災予防の方法として、誤っているものはどれか。

  • ①容器は密栓し、直射日光を避けた冷暗所に貯蔵する
  • ②炎・火花・高温体との接近を避け、みだりに蒸気を発生させない
  • ③可燃性の蒸気は、屋内の低い所に集めて滞留させておく
  • ④静電気が発生するおそれのある設備は、接地しておく
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正解 ③可燃性の蒸気は、屋内の低い所に集めて滞留させておく
解説
第4類の蒸気の多くは空気より重く、低い所に滞留しやすいため、換気をよくして、蒸気を屋外の高所に排出するなどして滞留させないようにします。低い所に集めて滞留させるのは非常に危険です。

他の選択肢について
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい火災予防の方法です。
・炎・火花・高温体を避け、みだりに蒸気を発生させない:危険物の規制に関する政令第25条第1項第4号の基準です。
・容器は密栓し冷暗所に貯蔵:蒸気の発生と温度の上昇を防ぎます。
・静電気のおそれのある設備は接地:静電気の蓄積を防ぎます。

覚え方のポイント
第4類の火災予防は「火気を避ける・蒸気を出さない・蒸気をためない・静電気を逃がす」。
問88-5

第4類の危険物の火災に適応しない消火剤として、正しいものはどれか。

  • ①棒状の水
  • ②泡
  • ③二酸化炭素
  • ④粉末
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正解 ①棒状の水
解説
危険物の規制に関する政令別表第五では、第4類の火災に対して、棒状・霧状の水を放射する消火器や棒状の強化液を放射する消火器は適応しないとされています。棒状の水を放射する屋内・屋外消火栓設備やスプリンクラー設備も適応しません。泡・二酸化炭素・ハロゲン化物・粉末・霧状の強化液・乾燥砂などは適応します。

他の選択肢が不適切な理由
・泡:燃焼物を覆って空気を遮断する窒息効果があり、適応します。
・二酸化炭素:窒息効果があり、適応します。
・粉末:抑制効果と窒息効果があり、適応します。

覚え方のポイント
消火器では、第4類の火災で使えない水系は「水(棒状・霧状)と棒状の強化液」。霧状の強化液は使える、という違いがよく問われます(固定式の水噴霧消火設備は第4類にも適応します)。
問98-5

給油取扱所で、ガソリンの蒸気による引火を防ぐための注意として、正しいものはどれか。

  • ①給油中は自動車のエンジンを停止させ、火気の使用を避ける
  • ②給油中も自動車のエンジンをかけ、車内の暖房を使ってよい
  • ③給油口の近くで喫煙しても、給油が終わる直前なら問題ない
  • ④こぼれた少量のガソリンは、すぐに蒸発するので放置してよい
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正解 ①給油中は自動車のエンジンを停止させ、火気の使用を避ける
解説
ガソリンは常温でも盛んに蒸気を発生し、わずかな火源で引火します。給油取扱所では、給油中は自動車のエンジンを停止させ(危険物の規制に関する政令第27条第6項第1号)、喫煙などの火気の使用を避けます。

他の選択肢が不適切な理由
・エンジンをかけて暖房を使う:エンジンは火源になるおそれがあり、給油中は停止させる必要があります。
・終わる直前なら喫煙してよい:給油の間は常に蒸気が発生しており、喫煙は危険です。
・蒸発するので放置してよい:蒸発する間、周囲に可燃性の蒸気が広がり、引火のおそれがあります。こぼれたガソリンは速やかに適切な方法で処理します。

覚え方のポイント
ガソリンスタンドの安全は「エンジン停止・火気厳禁・静電気除去」。セルフ式でも同じです。
問108-5

丙種の範囲の危険物を、引火点の低い順に並べたものとして、正しいものはどれか。

  • ①灯油 → ガソリン → ギヤー油 → 重油
  • ②ガソリン → 灯油 → 重油 → ギヤー油
  • ③重油 → 灯油 → ガソリン → ギヤー油
  • ④ギヤー油 → 重油 → 灯油 → ガソリン
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正解 ②ガソリン → 灯油 → 重油 → ギヤー油
解説
引火点はおおむね、ガソリン(-40℃以下)、灯油(40℃以上)、重油(60〜150℃程度)、ギヤー油(第4石油類・200℃以上250℃未満)の順に高くなります。

他の選択肢が不適切な理由
・灯油 → ガソリン:ガソリンのほうが灯油より引火点がずっと低い液体です。
・重油 → 灯油 → ガソリン:高い順に近い並びで、低い順ではありません。
・ギヤー油 → 重油 → 灯油 → ガソリン:これは引火点の高い順です。

覚え方のポイント
品名の番号どおり「第1石油類(ガソリン)→第2(灯油・軽油)→第3(重油)→第4(ギヤー油)」の順に引火点が高くなります。動植物油類は引火点250℃未満です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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