こども家庭庁の資料などで示されている「社会的養護の基本理念」の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- ①こどもの最善の利益のために / 社会全体でこどもを育む
- ②保護者の意向の最大限の尊重 / 社会全体でこどもを育む
- ③こどもの最善の利益のために / 施設による集団的な養育
- ④家族との連携・協働 / 社会全体でこどもを育む
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社会的養護の基本理念は、「こどもの最善の利益のために」と「社会全体でこどもを育む」の2つです。前者は、児童福祉法第1条や児童の権利に関する条約第3条(児童に関するすべての措置において、児童の最善の利益が主として考慮される)に根拠を持ちます。後者は、社会的養護が、保護者の適切な養育を受けられないこどもを公的責任で社会的に保護・養育するとともに、養育に困難を抱える家庭への支援を行うものであることを表しています。2012年に厚生労働省が示した児童養護施設運営指針などの各施設種別の運営指針で整理され、現在のこども家庭庁の資料にも引き継がれています。
他の選択肢が不適切な理由
・保護者の意向の最大限の尊重:社会的養護では保護者との協働も大切ですが、基本理念は保護者の意向ではなく「こどもの最善の利益」を最優先することです。
・施設による集団的な養育:現在の社会的養護は家庭養育優先原則に立ち、里親等の家庭養護や、施設の小規模化・地域分散化を進めています。
・家族との連携・協働:これは6つの「原理」の一つであり、2つの「基本理念」には含まれません。理念と原理を取り違えさせる選択肢です。
【覚え方のポイント】
基本理念は「最善の利益」と「社会全体で育む」の2つ、原理は6つ。「理念2・原理6」と数で覚えておくと、組合せ問題で迷いません。