01「保育の心理学」は本試験でどう出るか
保育の心理学は配点100点の科目で、子どもの発達を心理学の立場から理解することが問われます。発達理論と研究者の対応、乳幼児期の発達の姿、子ども理解の方法、特別な配慮を要する子どもへの支援などが中心です。
研究者の名前と理論・用語の組み合わせを問う問題や、保育の場面を示して子どもの姿をどう理解するかを問う問題がよく出ます。名前を覚えるだけでなく、その理論が子どもの何を説明しているのかをつかむことが得点につながります。
保育所保育指針に示された発達の捉え方とも深く結びついているため、保育原理や保育実習理論の学習とも重なります。
02収録している12テーマ(全120問)
このカテゴリーには、次の12テーマを10問ずつ収録しています。
発達理論と主な研究者
ピアジェ、ヴィゴツキー、エリクソン、ボウルビィなど、主な研究者と理論・用語の対応を整理します。
発達の原理と遺伝・環境
発達の方向性や順序性、個人差、遺伝と環境の関係についての代表的な考え方を学びます。
乳児期の発達と愛着
反射や微笑、人見知り、愛着の形成など、乳児期の心と体の発達の姿を確認します。
幼児期の認知・言語の発達
ことばの獲得の流れや、ものの見方・考え方の発達の特徴を学びます。
社会性・情緒・遊びの発達
友達との関わり、自己主張と自己抑制、遊びの形の移り変わりなどを扱います。
学童期から老年期までの生涯発達
子ども期のあとに続く青年期・成人期・老年期の発達課題を、生涯発達の考え方から整理します。
学習と記憶・動機づけ
条件づけ、観察学習、記憶のしくみ、やる気の出どころなど、学びを支える心の働きを学びます。
子ども理解と発達の見取り
観察や記録を通して子どもを理解する方法と、保育者の関わり方の考え方を確認します。
発達障害など特別な配慮を要する子ども
発達障害の特性や、一人一人に応じた支援、関係機関との連携の考え方を学びます。
子育て家庭への支援と心の健康
保護者の心の状態や子育ての悩みへの寄り添い方、心の健康に関わる基本を扱います。
乳幼児の発達を表す用語(認知・言語・情動)
エントレインメント、延滞模倣、過大般用、メタ認知など、発達を説明する専門用語とその提唱者を学びます。
家族の理解と子どもの心の問題
家族を一つのシステムとして捉える考え方や、チック・場面緘黙など子どもの心の問題への理解と関わりを学びます。
03人と理論を「何を説明したか」で結ぶ
研究者の名前は、その人が子どもの何を明らかにしたのかと一緒に覚えると忘れにくくなります。たとえば、ことばや思考の発達を大人との関わりから説明した人、愛着の考え方を示した人、というように役割で結びつけます。
年齢や月齢の目安は、一つの数字を丸暗記するよりも、発達の順番として覚えるほうが確実です。どの力が先に育ち、次に何が育つのかという流れをつかみましょう。
事例の問題では、子どもの姿を否定的に見る選択肢よりも、発達の過程として受け止める選択肢が適切になることが多くあります。解説で理由まで確かめてください。
04初学者がつまずきやすい用語
愛着(アタッチメント)
特定の人との間に結ばれる情緒的なきずなのことです。安心できる相手がいることで、子どもは周りの世界を探索できるようになります。
発達の最近接領域
一人ではできないけれど、大人や仲間の助けがあればできる範囲のことです。保育者の関わりの意味を説明する考え方として出題されます。
自己中心性
自分の視点からしかものごとを捉えられない幼児期の特徴を指す言葉です。わがままという日常の意味とは違います。
05実際に問題を解いて確かめる
このカテゴリーの120問は、全てに詳しい解説を付けています。正解の理由だけでなく、他の選択肢がなぜ誤りなのかも一つずつ説明しているので、1問解くごとに複数の論点を確かめられます。
会員登録をしなくても、スマートフォンのブラウザからそのまま解き始められます。間違えた問題は記録され、後からまとめて復習できます。
保育士試験の筆記試験は9科目で、各科目とも満点の6割以上で合格です。教育原理と社会的養護は、同じ回の試験で両方とも6割以上を取る必要があります。本試験は5つの選択肢から組み合わせや正しいものを選ぶ選択式(正しいものを2つ・3つ選ぶ問題を含む)ですが、本サイトは全問を四肢択一で収録しています。実技試験は対象外です。最新の試験日程・申込方法・受験料は、必ず全国保育士養成協議会の公式サイトでご確認ください。
06保育の心理学の一問一答(解説つき)
この分野の出題範囲を、テーマごとの一問一答にまとめました。答えと解説はその場で読めます。