パブロフの実験で、犬にベルの音を聞かせてから餌を与えることを繰り返すと、やがてベルの音を聞いただけで唾液が出るようになった。この条件づけが成立した後の「ベルの音」を何というか。
- ①条件刺激
- ②無条件刺激
- ③無条件反応
- ④中性刺激
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パブロフが示した古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)では、もともと唾液の分泌とは関係のなかったベルの音(中性刺激)を、唾液を自然に引き起こす餌(無条件刺激)と繰り返し対にして与えます。すると、ベルの音だけで唾液が出るようになります。この段階のベルの音を条件刺激、ベルの音によって出る唾液を条件反応と呼びます。つまり、条件づけによって、ベルの音は「中性刺激」から「条件刺激」へと役割が変わったわけです。子どもが病院の白衣を見ただけで泣き出すのも、注射の痛みと白衣が結びついた古典的条件づけの例として説明できます。
他の選択肢が不適切な理由
・無条件刺激:学習しなくても、生まれつき反応を引き起こす刺激のことで、この実験では餌がこれにあたります。
・無条件反応:無条件刺激によって自然に起こる反応で、餌を口にしたときの唾液の分泌がこれにあたります。
・中性刺激:条件づけの前の、唾液の分泌とは関係のない状態のベルの音を指します。条件づけが成立した後のベルの音は、もはや中性刺激ではありません。
【覚え方のポイント】
「無条件=生まれつき(学習不要)」「条件=学習によって結びついた」と覚えます。刺激(与えるもの)か反応(体に起こること)か、学習前か後かの2つの軸で4つの用語を整理すれば、どの用語を問われても答えられます。