乳児院運営指針(平成24年厚生労働省通知)に関する次のA〜Dの記述について、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 日常の養育において「担当養育制」を行い、特別な配慮が必要な場合を除いて、基本的に入所から退所まで一貫した担当制とする。
B 他児と区別された「自分のもの」といえる玩具、食器、衣類、戸棚など、個別化を図る。
C 自立支援計画のためのアセスメントと計画の評価・見直しは、少なくとも1年ごとに定期的に行う。
D 家庭支援専門相談員をケアワークとは独立した専門職として配置し、その役割を明示する。
- ①A○ B× C○ D○
- ②A× B○ C× D○
- ③A○ B○ C× D○
- ④A○ B○ C○ D×
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正解は「A○ B○ C× D○」です。乳児院運営指針は、平成24年3月に厚生労働省が社会的養護の施設種別ごとに示した運営指針の一つで、現在もこども家庭庁のページに掲載されています。
・A:○。保護者から離れて暮らす乳幼児が特定の大人との愛着関係を築けるよう、「担当養育制」を行い、基本的に入所から退所まで一貫した担当制とするとしています。
・B:○。家庭と異なる環境で暮らす乳幼児に対し、玩具、食器、衣類、戸棚などを個別化し、「自分のもの」をもてるようにするとしています。おもちゃの個別化と個人別の収納場所によって、自分の所有物という認識や喜び、自分で片付ける意欲を育てる、という記述もあります。
・C:×。指針は、アセスメントと計画の評価・見直しは「少なくとも半年ごとに定期的に行い、かつ緊急の見直しなど必要に応じて行う」としています。乳幼児は発達の変化が速いため、短い間隔での見直しが求められます。
・D:○。家庭支援専門相談員は、子どもの日常の世話(ケアワーク)とは独立した専門職として配置し、家族との関係調整や家庭復帰の支援にあたるとされています。
他の選択肢が不適切な理由
・A○ B○ C○ D×:見直しの間隔を「1年」と誤り、家庭支援専門相談員の位置付けも誤りとした組み合わせです。
・A○ B× C○ D○:個別化の記述(B)を誤りとし、Cの「1年ごと」を正しいとした組み合わせです。
・A× B○ C× D○:Cは正しく×にできていますが、一貫した担当制(A)を誤りとしています。複数の職員で交代して関わることを重視すると考えると、この誤りになります。
【覚え方のポイント】
乳児院運営指針のキーワードは「特定の大人との愛着関係」「担当養育制(入所から退所まで一貫)」「自分のものの個別化」「見直しは少なくとも半年ごと」。乳児院は乳幼児期という発達の土台の時期を支える施設である、という視点で読むと覚えやすくなります。