保育所保育指針における「全体的な計画」と「指導計画」の関係について、正しいものはどれか。
- ①各クラスの指導計画を積み上げ、その合計を全体的な計画とする
- ②全体的な計画は施設長が単独で作成し、職員に示す必要はない
- ③全体的な計画は、3歳以上児のクラスについてのみ作成すればよい
- ④全体的な計画に基づき、長期と短期の指導計画をそれぞれ作成する
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保育所保育指針は、保育所は保育の目標を達成するために、保育の方針や目標に基づき、子どもの発達過程を踏まえて全体的な計画を作成しなければならないとしています(第1章3(1)ア)。全体的な計画は「保育所保育の全体像を包括的に示すもの」で、これに基づく指導計画、保健計画、食育計画等を通じて各保育所が創意工夫して保育できるよう作成されます(同ウ)。
そして保育所は「全体的な計画に基づき」、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながらより具体的な子どもの日々の生活に即した短期的な指導計画を作成しなければなりません(第1章3(2)ア)。つまり、全体的な計画が上位にあり、そこから年・期・月の長期計画、週・日の短期計画へと具体化していく関係です。
他の選択肢が不適切な理由
・指導計画を積み上げて全体的な計画とする:順序が逆です。全体的な計画が先にあり、指導計画はそれに基づいて作られます。
・施設長が単独で作成し、職員に示す必要はない:全体的な計画は保育所の保育の全体像であり、全職員が共通理解をもって保育に生かすものです。計画に基づく保育・評価・改善は全職員の共通理解の下で行うとされています(第1章3(5)イ)。
・3歳以上児のクラスについてのみ:全体的な計画は「保育所の生活の全体を通して」総合的に展開されるよう作成するもので、0歳から就学前までのすべての子どもが対象です。
【覚え方のポイント】
計画の階層は「全体的な計画(包括的)→ 長期の指導計画(年・期・月)→ 短期の指導計画(週・日)」。保健計画・食育計画も全体的な計画に基づいて作られます。