2026年版・9-5

楽典の基礎(音符・休符・拍子)の一問一答

保育士 筆記試験「保育実習理論」から、楽典の基礎(音符・休符・拍子)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問19-5

次の楽譜は、拍子記号を省略して示してある。この楽譜に当てはまる拍子として正しいものはどれか。

  • ①4分の2拍子
  • ②4分の3拍子
  • ③4分の4拍子
  • ④8分の3拍子
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正解 ②4分の3拍子
解説

各小節の音符の長さを、4分音符を1として足していきます。
1小節目:付点4分音符(1.5)+8分音符(0.5)+4分音符(1)=3
2小節目:付点2分音符=3
3小節目:4分音符3つ=3
4小節目:付点2分音符=3
どの小節も4分音符3つ分の長さなので、4分の3拍子(4分音符を1拍として1小節に3拍)です。拍子記号の分母は1拍とする音符の種類(4なら4分音符)、分子は1小節に入る拍の数を表します。
付点は、付いた音符のもとの長さの半分を加える記号です。付点4分音符は4分音符+8分音符、付点2分音符は2分音符+4分音符の長さになります。

他の選択肢が不適切な理由

・4分の2拍子:1小節が4分音符2つ分の拍子です。付点2分音符(3拍分)が1小節に収まりません。
・4分の4拍子:1小節が4分音符4つ分の拍子です。どの小節も1拍分足りません。
・8分の3拍子:1小節が8分音符3つ分(4分音符1.5個分)の拍子です。この楽譜の小節の半分の長さしかありません。

【覚え方のポイント】
拍子を問われたら「4分音符=1」として小節ごとに足し算します。付点は「もとの長さの1.5倍」。付点2分音符=3、付点4分音符=1.5、付点8分音符=0.75です。
問29-5

次の楽譜の(ア)の音符の名前として正しいものはどれか。
44ア

  • ①付点8分音符
  • ②付点2分音符
  • ③4分音符
  • ④付点4分音符
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正解 ④付点4分音符
解説

(ア)は、黒く塗りつぶした符頭に符尾(ぼう)が付き、旗(はた)がない音符の右側に点が付いています。黒い符頭+符尾+旗なしは4分音符で、右に付いた点は「付点」です。したがって(ア)は付点4分音符で、4分音符1つ分に8分音符1つ分を加えた長さ(4分音符1.5個分)を表します。
小節の中を数えると、4分音符(1)+付点4分音符(1.5)+8分音符(0.5)+4分音符(1)=4となり、4分の4拍子の1小節にぴったり収まることからも確かめられます。

他の選択肢が不適切な理由

・付点8分音符:8分音符は、符尾に旗が1本付いた形です。(ア)には旗がありません。
・付点2分音符:2分音符は符頭が白抜き(中が塗られていない)です。(ア)は黒く塗られています。
・4分音符:形は同じですが、(ア)には右側に付点があるため、単なる4分音符ではありません。

【覚え方のポイント】
音符は「符頭の白・黒」「符尾の有無」「旗の数」で見分けます。白+符尾なし=全音符、白+符尾=2分音符、黒+符尾=4分音符、旗1本=8分音符、旗2本=16分音符。点が付けば長さが1.5倍です。
問39-5

音符と休符の長さについて、次のA〜Dのうち正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 全休符は、4分の3拍子の曲で1小節全体を休む場合にも用いられる。
B 8分休符2つ分は、4分休符1つ分と同じ長さである。
C 付点2分音符は、8分音符6つ分の長さである。
D 16分音符4つ分は、2分音符1つ分と同じ長さである。

  • ①A○ B○ C○ D×
  • ②A○ B× C○ D○
  • ③A× B○ C○ D×
  • ④A○ B○ C× D○
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正解 ①A○ B○ C○ D×
解説

A ○:全休符は、4分音符4つ分の長さを表すだけでなく、拍子に関係なく1小節全体を休むときにも用いられます。4分の3拍子や4分の2拍子の曲でも、1小節まるごと休む場合は全休符で書くのが一般的です。
B ○:8分休符は4分休符の半分の長さなので、2つで4分休符1つ分になります。休符の長さの関係は、音符と同じです。
C ○:付点2分音符は、2分音符(4分音符2つ)に4分音符1つを加えた長さで、4分音符3つ分です。8分音符に直すと6つ分になります。
D ×:16分音符は4分音符の4分の1の長さです。4つ集まると4分音符1つ分であり、2分音符1つ分ではありません。2分音符1つ分にするには16分音符が8つ必要です。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B× C○ D○:Bは正しい記述で、Dは誤りです。
・A× B○ C○ D×:全休符は1小節全体の休みを表す用法があるため、Aは正しい記述です。
・A○ B○ C× D○:付点2分音符は8分音符6つ分であり、Cは正しく、Dは誤りです。

【覚え方のポイント】
長さは「全→2分→4分→8分→16分」と進むたびに半分になります。4分音符を1とすると、全=4、2分=2、8分=0.5、16分=0.25。付点はその1.5倍です。
問49-5

8分の6拍子について、誤っているものはどれか。

  • ①8分音符を1拍とし、1小節に8分音符が6つ分入る拍子である
  • ②付点4分音符を1つのまとまりとし、2拍子系に感じられることが多い
  • ③1小節を、4分音符3つずつの2つのまとまりで感じる拍子である
  • ④1小節の長さは、4分の3拍子の1小節の長さと同じである
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正解 ③1小節を、4分音符3つずつの2つのまとまりで感じる拍子である
解説

8分の6拍子は、8分音符を1拍として1小節に6拍入る拍子です。6つの8分音符は、ふつう8分音符3つずつの2つのまとまり(=付点4分音符2つ)に分けて感じられ、大きく2つに揺れる2拍子系の拍子になります。このように、1つのまとまりの中に3つの拍を含む拍子を複合拍子といいます。
「4分音符3つずつの2つのまとまり」とすると、1小節が4分音符6つ分になってしまい、8分の6拍子の長さの2倍になるので誤りです。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・8分音符6つ分の長さが入る:拍子記号の分母8が「8分音符を1拍」、分子6が「1小節に6拍」を表します。
・付点4分音符のまとまりで2拍子系に感じられる:8分音符3つ分=付点4分音符なので、1小節は付点4分音符2つで満たされます。
・4分の3拍子と同じ長さ:8分音符6つ分は4分音符3つ分と等しいので、1小節の長さそのものは同じです。ただし、4分の3拍子は4分音符3つを「強・弱・弱」と3つに感じ、8分の6拍子は付点4分音符2つを大きく2つに感じるという、拍のまとまり方が違います。

【覚え方のポイント】
8分の6拍子は「タタタ・タタタ」と3つずつ2まとまり。長さは4分の3拍子と同じでも、感じ方は「3拍子」ではなく「2拍子系」です。
問59-5

次の4分の4拍子の楽譜で、1小節の拍数が正しくない小節はどれか。小節は、その小節の最初の音符の下に示した記号で答えよ。
44アイウエ

  • ①ア
  • ②イ
  • ③ウ
  • ④エ
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正解 ③ウ
解説

4分音符を1として、各小節の長さを計算します。4分の4拍子なので、どの小節も合計が4にならなければなりません。
ア:2分音符(2)+4分音符(1)+4分音符(1)=4
イ:付点4分音符(1.5)+8分音符(0.5)+2分音符(2)=4
ウ:付点2分音符(3)+付点4分音符(1.5)=4.5
エ:8分音符(0.5)+8分音符(0.5)+4分音符(1)+2分音符(2)=4
ウの小節だけが8分音符1つ分(0.5)多く、拍数が合っていません。たとえば最後の音を4分音符にすれば、3+1=4で正しい小節になります。

他の選択肢が適切な理由

・ア:2+1+1=4で、4分の4拍子の1小節として正しい長さです。
・イ:付点4分音符と8分音符の組み合わせで2拍分、そこに2分音符の2拍を加えて4になります。付点のリズムとしてよく使われる形です。
・エ:8分音符2つで1拍、4分音符で1拍、2分音符で2拍の合計4で正しい長さです。

【覚え方のポイント】
付点音符は計算を誤りやすい箇所です。「付点2分=3」「付点4分=1.5」「付点8分=0.75」を暗記しておき、必ず小節ごとに足し算して確かめましょう。
問69-5

4分の4拍子の曲で、2分音符1つ分の長さを3等分した音符を3つまとめて演奏するとき、この音符のまとまりを表す名前として正しいものはどれか。

  • ①4分音符の3連符
  • ②8分音符の3連符
  • ③2分音符の3連符
  • ④16分音符の6連符
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正解 ①4分音符の3連符
解説

本来2つに分けられる長さを3等分して演奏するものを3連符といいます。2分音符は、ふつう4分音符2つに分けられます。この長さを3等分すると、見た目は4分音符3つで、実際には4分音符2つ分の長さで演奏します。これを「4分音符の3連符」といい、楽譜では3つの音符の上か下に「3」と記して示します。
3連符は、「何分音符が3つ並んでいるか」で名前が決まります。2分音符1つ分を3等分するのは4分音符の3連符、4分音符1つ分を3等分するのは8分音符の3連符です。

他の選択肢が不適切な理由

・8分音符の3連符:4分音符1つ分の長さを3等分したものです。2分音符1つ分の半分の長さしかありません。
・2分音符の3連符:全音符1つ分(2分音符2つ分)の長さを3等分したものです。問題の長さの2倍になります。
・16分音符の6連符:4分音符1つ分を6等分したもので、長さも分け方も異なります。

【覚え方のポイント】
「2分音符の長さを3つに分ける=4分音符の3連符」「4分音符の長さを3つに分ける=8分音符の3連符」。1段階小さい音符が3つ並ぶ、と覚えると整理できます。
問79-5

同じ高さの2つの音符を弧線で結び、1つの音としてつなげて演奏することを示す記号の名前として、正しいものはどれか。

  • ①スラー
  • ②テヌート
  • ③フェルマータ
  • ④タイ
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正解 ④タイ
解説

タイは、同じ高さの隣り合う2つの音符を弧線で結び、2つの音の長さを足した1つの音として演奏することを表す記号です。たとえば小節線をまたいで音を伸ばしたいとき、1つの音符では書けない長さを表したいときに使います。2つ目の音は弾き直さず、そのまま伸ばします。
よく似た形の記号にスラーがありますが、スラーは高さの異なる2つ以上の音符を弧線で結び、それらの音を切らずに滑らかに演奏することを表します。形は似ていても、結ぶ音の高さで区別します。

他の選択肢が不適切な理由

・スラー:高さの異なる音を滑らかにつなげて演奏する記号です。音を足して1つにするタイとは意味が違います。
・テヌート:音符の上や下に付ける短い横線で、その音の長さを十分に保って演奏することを表します。
・フェルマータ:半円に点を付けた形の記号で、その音符や休符をほどよく延ばすことを表します。

【覚え方のポイント】
弧線は「同じ高さを結べばタイ(長さをつなぐ)」「違う高さを結べばスラー(滑らかに)」。見分ける鍵は、結ばれた2つの音の高さです。
問89-5

音符の長さの関係について、誤っているものはどれか。

  • ①全音符1つ分は、4分音符を4つ合わせた長さと等しくなる
  • ②付点4分音符は、4分音符と16分音符を合わせた長さである
  • ③2分音符1つ分は、8分音符を4つ合わせた長さと等しくなる
  • ④付点2分音符は、2分音符と4分音符を合わせた長さである
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正解 ②付点4分音符は、4分音符と16分音符を合わせた長さである
解説

付点は、付いた音符のもとの長さの半分を加える記号です。4分音符の半分は8分音符なので、付点4分音符は「4分音符+8分音符」の長さ(4分音符1.5個分)になります。16分音符を加えるとしたのは誤りです。
なお、点を2つ付けた複付点4分音符は、4分音符+8分音符+16分音符(4分音符1.75個分)の長さです。2つ目の点は「1つ目の点の半分」を加えるものであり、1つ目の点で16分音符を加えるわけではありません。付点の数と加わる長さを混同しないようにしましょう。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・全音符=4分音符4つ分:全音符は2分音符2つ分、4分音符4つ分の長さです。
・2分音符=8分音符4つ分:2分音符は4分音符2つ分で、8分音符なら4つ分になります。
・付点2分音符=2分音符+4分音符:2分音符にその半分の4分音符を加えた長さで、4分音符3つ分になります。

【覚え方のポイント】
付点は「もとの音符の半分を足す」。付点4分=4分+8分、付点2分=2分+4分、付点8分=8分+16分。足すのは「1段階小さい音符」と覚えると確実です。
問99-5

次の楽譜のように、曲が小節の第1拍からではなく、それより後の拍から始まることを何というか。
34

  • ①シンコペーション
  • ②レガート
  • ③フェルマータ
  • ④アウフタクト
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正解 ④アウフタクト
解説

曲が小節の第1拍(強拍)からではなく、それより後の弱い拍から始まることをアウフタクト(ドイツ語)といい、日本語では弱起といいます。この楽譜は4分の3拍子で、最初の小節には4分音符が1つしかありません。3拍子の第3拍から歌い始め、次の小節の第1拍に向かって進む形です。
弱起の曲では、最初の不完全な小節と最後の小節の長さを合わせると1小節分になるように書かれることが多くあります。この楽譜でも、最初の小節(1拍)と最後の小節(2分音符の2拍)を合わせると3拍で、4分の3拍子の1小節分になっています。

他の選択肢が不適切な理由

・シンコペーション:弱拍や拍の裏の音が次の強拍まで伸びるなどして、本来の強弱の位置がずれるリズムのことです。曲の始まり方を表す語ではありません。
・レガート:音と音を切らずに滑らかに演奏することを表す語です。
・フェルマータ:その音符や休符をほどよく延ばすことを表す記号です。

【覚え方のポイント】
「アウフタクト=弱起=第1拍以外から始まる曲」。子どもの歌にも弱起で始まる曲は多いので、ピアノ伴奏では出だしの拍をよく確かめることが大切です。
問109-5

次の楽譜の1小節目のように、弱拍の音が次の拍まで伸びることなどによって、本来の強拍と弱拍の位置がずれて感じられるリズムを何というか。
44

  • ①シンコペーション
  • ②付点のリズム
  • ③3連符
  • ④弱起(アウフタクト)
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正解 ①シンコペーション
解説

4分の4拍子は、ふつう第1拍が強拍、第3拍がやや強い拍(中強拍)、第2拍と第4拍が弱拍です。この楽譜の1小節目では、第2拍(弱拍)で始まった2分音符が第3拍(中強拍)まで伸びています。そのため第3拍で新しい音が鳴らず、弱拍の音が強く目立って、本来の強弱の位置がずれたように感じられます。このようなリズムをシンコペーションといいます。
シンコペーションは、弱拍や拍の裏の音をタイや長い音符で次の拍へつなげることで生まれます。リズムに弾むような勢いや意外性を与えるため、子どもの歌やポピュラー音楽でも多く使われます。

他の選択肢が不適切な理由

・付点のリズム:付点4分音符+8分音符のように、付点音符と短い音符を組み合わせた「タッカ」のリズムです。この楽譜の1小節目には付点音符がありません。
・3連符:本来2つに分ける長さを3等分して演奏するものです。
・弱起(アウフタクト):曲が第1拍以外から始まることです。この楽譜は第1拍の音から始まっています。

【覚え方のポイント】
シンコペーションは「弱いところが強く聞こえる」リズム。楽譜では「短・長・短」(4分・2分・4分)や、タイで拍をまたぐ形が目印です。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育実習理論の一問一答

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