2026年版・9-9

子どもの歌と音楽表現の指導の一問一答

保育士 筆記試験「保育実習理論」から、子どもの歌と音楽表現の指導に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問19-9

子どもの歌「ぞうさん」の作詞者と作曲者の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  • ①作詞 サトウハチロー 作曲 中田喜直
  • ②作詞 まど・みちお 作曲 大中恩
  • ③作詞 まど・みちお 作曲 團伊玖磨
  • ④作詞 阪田寛夫 作曲 團伊玖磨
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正解 ③作詞 まど・みちお 作曲 團伊玖磨
解説

「ぞうさん」は、まど・みちおが作詞し、團伊玖磨(だん いくま)が作曲した子どもの歌です。まど・みちおは、「やぎさんゆうびん」(作曲も團伊玖磨)など多くの子どもの詩を残した詩人で、身近な生き物や物をやさしい言葉で描いた作品で知られます。團伊玖磨は、オペラ「夕鶴」などで知られる作曲家で、「おつかいありさん」(作詞 関根栄一)の作曲者でもあります。
保育の現場で歌われる曲は、作詞者・作曲者の組み合わせとあわせて覚えておくと、曲の成り立ちや時代背景を理解する手がかりになります。

他の選択肢が不適切な理由

・作詞 サトウハチロー 作曲 中田喜直:この二人の組み合わせで知られるのは「ちいさい秋みつけた」です。
・作詞 まど・みちお 作曲 大中恩:まど・みちおと大中恩(おおなか めぐみ)の組み合わせには「ドロップスのうた」がありますが、「ぞうさん」の作曲者は團伊玖磨です。
・作詞 阪田寛夫 作曲 團伊玖磨:阪田寛夫は「サッちゃん」(作曲 大中恩)の作詞者です。

【覚え方のポイント】
團伊玖磨の子どもの歌は「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「おつかいありさん」。大中恩は「サッちゃん」「犬のおまわりさん」。中田喜直は「めだかの学校」「ちいさい秋みつけた」。作曲者ごとにまとめて覚えると混同しにくくなります。
問29-9

子どもの歌の曲名と作曲者の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

  • ①「サッちゃん」─ 中田喜直
  • ②「犬のおまわりさん」─ 大中恩
  • ③「めだかの学校」─ 中田喜直
  • ④「おつかいありさん」─ 團伊玖磨
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正解 ①「サッちゃん」─ 中田喜直
解説

「サッちゃん」は、阪田寛夫が作詞し、大中恩が作曲した歌です。中田喜直の作曲ではないので、この組み合わせは誤りです。大中恩は「犬のおまわりさん」「ドロップスのうた」なども作曲しており、「サッちゃん」とあわせて子どもの歌の代表的な作曲家の一人です。

他の選択肢が不適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい組み合わせです。
・「犬のおまわりさん」─ 大中恩:作詞は佐藤義美、作曲は大中恩です。
・「めだかの学校」─ 中田喜直:作詞は茶木滋、作曲は中田喜直です。中田喜直は「ちいさい秋みつけた」(作詞 サトウハチロー)など、季節を感じさせる曲も多く残しています。
・「おつかいありさん」─ 團伊玖磨:作詞は関根栄一、作曲は團伊玖磨です。

【覚え方のポイント】
「大中恩=サッちゃん・犬のおまわりさん」「中田喜直=めだかの学校・ちいさい秋みつけた」「團伊玖磨=ぞうさん・おつかいありさん」。作曲者の名前と、代表曲2曲をセットにして覚えましょう。
問39-9

冬の季節に歌われる子どもの歌として、最も適切なものはどれか。

  • ①「ちいさい秋みつけた」
  • ②「どんぐりころころ」
  • ③「うれしいひなまつり」
  • ④「たきび」
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正解 ④「たきび」
解説

「たきび」(「たき火」とも表記。作詞 巽聖歌、作曲 渡辺茂)は、寒い日にたき火を囲む情景を題材にした冬の歌です。寒い季節の身近な情景を歌った曲として、冬の保育の中で親しまれています。
保育では、季節や行事に合わせて歌を選ぶことで、子どもが季節の移り変わりに気付き、生活と歌を結び付けて楽しむことができます。保育所保育指針も、3歳以上児の「環境」で「季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く」ことを内容に挙げています。

他の選択肢が不適切な理由

・「ちいさい秋みつけた」:作詞 サトウハチロー、作曲 中田喜直。曲名のとおり秋の歌です。
・「どんぐりころころ」:作詞 青木存義、作曲 梁田貞。どんぐりを題材にした秋の歌です。
・「うれしいひなまつり」:作詞 サトウハチロー(山野三郎の名で表記されることもあります)、作曲 河村光陽。3月3日のひな祭りを題材にした春(3月)の歌です。

【覚え方のポイント】
季節の歌は、題材(どんぐり=秋、ひなまつり=3月、たきび=冬)から判断できるものがほとんどです。曲名に季節の言葉がなくても、歌われている情景を思い浮かべて判断しましょう。
問49-9

次の文は、保育所保育指針の3歳以上児の保育に関する「表現」の内容の一部である。(A)(B)に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
音楽に親しみ、(A)を歌ったり、簡単な(B)を使ったりなどする楽しさを味わう。

  • ①A 童謡 B 鍵盤楽器
  • ②A 歌 B リズム楽器
  • ③A 歌 B 鍵盤楽器
  • ④A 唱歌 B リズム楽器
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正解 ②A 歌 B リズム楽器
解説

保育所保育指針は、3歳以上児の「表現」の内容に「音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりなどする楽しさを味わう」を挙げています(第2章3(2)オ(イ)の6)。
ここで大切なのは「楽しさを味わう」という点です。上手に歌うことや楽器を正確に演奏することを目標にするのではなく、歌ったり音を出したりする楽しさを十分に味わえるようにすることが求められています。タンブリン・カスタネット・鈴などの簡単なリズム楽器は、幼児が扱いやすく、音を出す楽しさを味わうのに適しています。

他の選択肢が不適切な理由

・A 童謡 B 鍵盤楽器:どちらも指針の語ではありません。指針は歌の種類を限定せず「歌」としています。
・A 歌 B 鍵盤楽器:Aは正しいものの、Bは「リズム楽器」です。
・A 唱歌 B リズム楽器:Bは正しいものの、Aは「歌」です。なお「唱歌」という語は、3歳以上児の「環境」の内容の取扱いで、国歌・わらべうたなどと並んで我が国の文化や伝統に親しむ例として出てきます。

【覚え方のポイント】
「表現」の内容で音楽に関わるのは「音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりなどする楽しさを味わう」。キーワードは「簡単なリズム楽器」と「楽しさを味わう」です。
問59-9

2歳児クラスで手遊びをしていると、Qちゃんだけは加わらず、少し離れた所から保育士や友達の様子をじっと見ている。保育士の対応として、最も適切なものはどれか。

  • ①見て楽しんでいる姿も表現の一つと受け止めて、無理に誘わずに見守る
  • ②全員でそろって行うことが大切なため、手を取って一緒に動かしていく
  • ③加わらないと楽しさが分からないため、できるまで繰り返し誘い続ける
  • ④集団から離れているため、Qちゃんには一人で別の遊びをするよう促す
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正解 ①見て楽しんでいる姿も表現の一つと受け止めて、無理に誘わずに見守る
解説

保育所保育指針は、1歳以上3歳未満児の「表現」の内容の取扱いで「子どもの表現は、遊びや生活の様々な場面で表出されているものであることから、それらを積極的に受け止め、様々な表現の仕方や感性を豊かにする経験となるようにすること」としています。また、子どもが試行錯誤しながら様々な表現を楽しむことを「温かく見守るとともに、適切に援助を行うようにすること」とも定めています。
じっと見ている姿は、関心をもって手遊びに参加している一つの形です。安心できる距離から見ているうちに、自分から手を動かし始めることもよくあります。保育士は、Qちゃんと目を合わせてほほえむなど、いつでも加われる雰囲気をつくりながら見守ります。

他の選択肢が不適切な理由

・手を取って一緒に動かしていく:本人の気持ちを確かめずに体を動かすと、手遊びを嫌な経験として感じさせてしまうおそれがあります。
・できるまで繰り返し誘い続ける:参加を迫ることになり、楽しさを味わうという表現の活動の趣旨から外れます。
・一人で別の遊びをするよう促す:関心をもって見ている子どもを、活動から遠ざけてしまいます。

【覚え方のポイント】
表現の活動では「全員そろって同じように」よりも「一人一人の表現を受け止める」。見ている・口ずさむ・少し体を揺らすといった小さな姿も、表現として受け止めることが大切です。
問69-9

保育で用いる楽器に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①タンブリンは、枠を打ったり振ったりして音を出す打楽器である
  • ②トライアングルは、ひもでつるして金属の棒で打つ打楽器である
  • ③鍵盤ハーモニカは、ばちで鍵盤を打って音を出す打楽器である
  • ④木琴は、木の音板をばちで打って音を出す打楽器の一つである
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正解 ③鍵盤ハーモニカは、ばちで鍵盤を打って音を出す打楽器である
解説

鍵盤ハーモニカは、吹き口から息を吹き込みながら鍵盤を押すことで、内部のリード(金属の薄い板)を振動させて音を出す楽器です。ばちで打つ打楽器ではないので、この記述は誤りです。鍵盤で音の高さを選ぶので旋律を演奏でき、息の強さで音の強弱も変えられます。
一方、木琴(シロフォン)は鍵盤のように音板が並んでいますが、ばちで打って音を出すので打楽器に分類されます。鍵盤が並んでいるかどうかではなく、どのように音を出すかで区別することが大切です。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・タンブリン:木などの枠に皮を張り、周りに小さなシンバルを付けた打楽器です。皮を打つ、振る、こするなど、いろいろな奏法があります。
・トライアングル:三角形の金属棒をひもでつるし、金属の棒で打って澄んだ音を響かせる打楽器です。手で持つと響きが止まるので、ひもを持って演奏します。
・木琴:木の音板をばち(マレット)で打って音を出す打楽器で、音の高さの違う音板が並んでいるため旋律も演奏できます。

【覚え方のポイント】
楽器は「音の出し方」で分類します。打つ・振る=打楽器、息を吹き込む=管楽器(鍵盤ハーモニカ・リコーダーなど)、弦をはじく・こする=弦楽器です。
問79-9

5歳児クラスで新しい歌を歌う活動をするとき、保育士の関わりとして、最も適切なものはどれか。

  • ①元気さが何より大切なため、できるだけ大きな声で歌うよう繰り返し促す
  • ②正しく覚えられるよう、歌詞を1行ずつ区切って何度も練習を繰り返させる
  • ③保育士は伴奏に集中し、子どもの表情は見ずに楽譜だけを見て弾いていく
  • ④歌の情景を子どもと話し合ったうえで、無理のない自然な声で楽しく歌う
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正解 ④歌の情景を子どもと話し合ったうえで、無理のない自然な声で楽しく歌う
解説

保育所保育指針は、3歳以上児の「表現」のねらいに「感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ」「生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ」を挙げ、内容では「音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりなどする楽しさを味わう」としています。
歌う前に、歌に出てくる情景や気持ちを子どもと話し合うと、イメージが広がり、気持ちを込めて歌えるようになります。また、子どもの声帯はまだ発達の途中にあるため、怒鳴るような大声で歌い続けると喉を痛めるおそれがあります。無理のない自然な声で、歌う楽しさを味わえるようにすることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由

・できるだけ大きな声で歌うよう促す:声の大きさだけを求めると、怒鳴るような発声になりやすく、喉への負担も大きくなります。
・歌詞を1行ずつ区切って何度も練習を繰り返させる:正確さを優先した反復練習は、歌う楽しさを味わうという趣旨から外れます。歌は、保育士が楽しく歌うのを聞いたり、一緒に口ずさんだりしながら、自然に覚えていくことが大切です。
・子どもの表情は見ずに楽譜だけを見て弾く:保育士は子どもの様子を見ながら、速さや間の取り方を合わせる必要があります。そのためにも、伴奏は楽譜から目を離せる程度に練習しておくことが求められます。

【覚え方のポイント】
歌唱の指導は「イメージを広げる」「自然な声」「楽しさを味わう」。伴奏では「子どもの顔を見ながら弾く」ことが保育実習でもよく求められます。
問89-9

雨上がりの園庭で、5歳児のRくんが雨どいから落ちる水滴の音にじっと耳を傾けている。保育所保育指針の「表現」の考え方に照らして、保育士の関わりとして最も適切なものはどれか。

  • ①遊びの時間なので、友達と体を動かして遊ぶよう声をかけて誘っていく
  • ②そばで一緒に耳を傾け、どんな音に聞こえるかを言葉にして共感し合う
  • ③水滴の音を題材にした歌をすぐに教え、クラス全員で歌うように促す
  • ④服がぬれると困るため、雨どいのそばからは離れて遊ぶように伝える
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正解 ②そばで一緒に耳を傾け、どんな音に聞こえるかを言葉にして共感し合う
解説

保育所保育指針は、3歳以上児の「表現」の内容の取扱いで、豊かな感性は、身近な環境と十分に関わる中で心を動かす出来事などに出会い、そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有し、様々に表現することなどを通して養われるようにすることを求め、その際「風の音や雨の音、身近にある草や花の形や色など自然の中にある音、形、色などに気付くようにすること」と定めています。
Rくんは、まさに自然の中の音に気付き、心を動かしている場面です。保育士がそばで一緒に聞き、「ポトン、ポトンって聞こえるね」などと言葉にして共感することで、感じたことを伝え合う喜びや、音への感性が育ちます。

他の選択肢が不適切な理由

・体を動かして遊ぶよう誘っていく:子どもが心を動かしている大切な瞬間を、大人の都合で中断させてしまいます。
・歌をすぐに教え、全員で歌うように促す:子ども自身の気付きや感じ方より、保育士の用意した活動を優先しており、感動を共有する関わりになっていません。
・雨どいのそばからは離れるよう伝える:危険がある場合は別ですが、服がぬれる程度のことで自然に触れる体験を妨げるのは、指針の考え方に合いません。

【覚え方のポイント】
「表現」の土台は感性。指針は「風の音や雨の音」「草や花の形や色」と、自然の中の音・形・色への気付きを具体的に挙げています。保育士の役割は「気付きに共感し、言葉にして共有する」ことです。
問99-9

子どもの歌と作詞者・作曲者について、次のA〜Dのうち正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 「赤とんぼ」は、三木露風が作詞し、山田耕筰が作曲した。
B 「七つの子」は、野口雨情が作詞し、本居長世が作曲した。
C 「手のひらを太陽に」は、やなせたかしが作詞し、いずみたくが作曲した。
D 「どんぐりころころ」は、青木存義が作詞し、中田喜直が作曲した。

  • ①A○ B○ C○ D×
  • ②A○ B× C○ D○
  • ③A× B○ C○ D×
  • ④A○ B○ C× D○
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正解 ①A○ B○ C○ D×
解説

A ○:「赤とんぼ」は、詩人の三木露風が作詞し、山田耕筰が作曲しました。山田耕筰は「この道」「からたちの花」なども作曲しています。
B ○:「七つの子」は、野口雨情が作詞し、本居長世が作曲しました。野口雨情は「シャボン玉」などの作詞でも知られます。
C ○:「手のひらを太陽に」は、漫画家・絵本作家でもあるやなせたかしが作詞し、いずみたくが作曲しました。
D ×:「どんぐりころころ」の作詞は青木存義ですが、作曲は梁田貞(やなだ ただし)です。中田喜直は「めだかの学校」「ちいさい秋みつけた」などの作曲者です。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B× C○ D○:Bは正しい組み合わせで、Dは作曲者が誤っています。
・A× B○ C○ D×:Aは正しい組み合わせです。
・A○ B○ C× D○:Cは正しく、Dは誤りです。

【覚え方のポイント】
大正から昭和初期の童謡運動の中で生まれた「赤とんぼ」「七つの子」などは、詩人と作曲家の組み合わせで出題されやすい曲です。「露風+耕筰」「雨情+長世」のように、2人1組で覚えましょう。
問109-9

わらべうたに関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①子どもの遊びの中で、口伝えに歌い継がれてきた歌である
  • ②少ない音でできていて、話し言葉の抑揚に近いものが多い
  • ③保育所保育指針は、わらべうたに親しむことに触れている
  • ④明治時代に、学校教育用として文部省が作らせた歌である
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正解 ④明治時代に、学校教育用として文部省が作らせた歌である
解説

わらべうたは、作者の分からないまま、子どもの遊びや生活の中で口伝えに歌い継がれてきた歌です。明治時代以降に学校教育用に作られた歌は唱歌(文部省唱歌など)と呼ばれ、わらべうたとは成り立ちが異なります。したがって、この記述は誤りです。
わらべうたは、手遊び・まりつき・なわとび・鬼遊びなどの遊びと結び付いており、歌いながら体を動かしたり、友達と関わったりする楽しさを味わえます。

他の選択肢が適切な理由

※この問題は誤っているものを選ぶため、以下の3つは正しい記述です。
・口伝えに歌い継がれてきた:わらべうたの最も基本的な特徴です。地域によって節や言葉が少しずつ違うのも、口伝えで広まったためです。
・少ない音でできていて、話し言葉の抑揚に近い:わらべうたは使われる音の数が少なく音域も狭いものが多く、日本語の話し言葉の高低に沿った節回しになっています。そのため幼い子どもでも歌いやすいとされています。
・保育所保育指針が触れている:指針は3歳以上児の「環境」の内容の取扱いで、文化や伝統に親しむ際には「正月や節句など我が国の伝統的な行事、国歌、唱歌、わらべうたや我が国の伝統的な遊びに親しんだり」することを通じて、社会とのつながりの意識などが養われるようにするとしています。

【覚え方のポイント】
「わらべうた=作者不詳・口伝え・遊びと一体」「唱歌=明治以降に学校教育用に作られた歌」「童謡=大正期以降、子どものために芸術性を意識して作られた歌」と区別して覚えます。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育実習理論の一問一答

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