2026年版・2-3

養護に関する基本的事項の一問一答

保育士 筆記試験「保育原理」から、養護に関する基本的事項に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全1000問) 保育原理の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-3

保育所保育指針において、保育における「養護」は、子どもの( )を図るために保育士等が行う援助や関わりとされている。( )に入る語句として正しいものはどれか。

  • ①健康の増進及び安全の確保
  • ②生命の保持及び情緒の安定
  • ③生命の保持及び生活習慣の形成
  • ④情緒の安定及び人間関係の形成
答えと解説を見る
正解 ②生命の保持及び情緒の安定
解説

指針 第1章2(1)は、「保育における養護とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わり」であり、保育所における保育は養護及び教育を一体的に行うことをその特性とするものである、と定めています。同じ定義は第2章の冒頭でも繰り返されています。
乳幼児は自分だけで身体の安全や心の安定を保つことができません。そのため保育士等が命を守り、心が安定するように関わることが、あらゆる保育の土台になります。指針は続けて、保育所における保育全体を通じて、養護に関するねらい及び内容を踏まえた保育が展開されなければならないとしています。

他の選択肢が不適切な理由

・健康の増進及び安全の確保:健康増進は「生命の保持」のねらいの一部、安全の確保は第3章の内容に関わる語であり、養護の定義そのものではありません。
・生命の保持及び生活習慣の形成:生活習慣の形成は主に領域「健康」で扱われる内容です。
・情緒の安定及び人間関係の形成:人間関係は5領域の一つであり、養護の定義の語ではありません。

【覚え方のポイント】
養護=「生命の保持」と「情緒の安定」の2本柱。教育=「子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助」。この2つの定義を対にして覚えておくと、どちらを問われても対応できます。
問22-3

保育所保育指針の養護に関わるねらいについて、次のA〜Dのうち「生命の保持」のねらいに当たるものの組み合わせとして正しいものはどれか。
A 一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。
B 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。
C 一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする。
D 一人一人の子どもがくつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。

  • ①AとB
  • ②AとC
  • ③BとD
  • ④CとD
答えと解説を見る
正解 ②AとC
解説

指針 第1章2(2)アの「生命の保持」のねらいは、(1)一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする、(2)一人一人の子どもが、健康で安全に過ごせるようにする、(3)一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする、(4)一人一人の子どもの健康増進が、積極的に図られるようにする、の4つです。
したがってAとCが生命の保持に当たります。B「自分の気持ちを安心して表すことができるようにする」はイ「情緒の安定」のねらい2、D「くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒される」は情緒の安定のねらい4です。生命の保持が身体の快適さ・健康・安全・生理的欲求といった「体」の側面を扱うのに対し、情緒の安定は安定感、気持ちの表出、主体として受け止められること、くつろぎといった「心」の側面を扱います。

他の選択肢が不適切な理由

・AとB:Aは生命の保持のねらい1ですが、Bは情緒の安定のねらい2です。
・BとD:Bは情緒の安定のねらい2、Dは情緒の安定のねらい4で、どちらも生命の保持ではありません。
・CとD:Cは生命の保持のねらい3ですが、Dは情緒の安定のねらい4です。

【覚え方のポイント】
生命の保持は「快適・健康安全・生理的欲求・健康増進」、情緒の安定は「安定感・気持ちを表す・主体として受け止められる・くつろぎと癒し」。どちらも4つのねらいが「一人一人の子どもが(の)」で始まる点も共通です。
問32-3

保育所保育指針の養護に関わるねらいについて、次のA〜Dのうち「情緒の安定」のねらいに当たるものを○、当たらないものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 一人一人の子どもが、安定感をもって過ごせるようにする。
B 一人一人の子どもが、健康で安全に過ごせるようにする。
C 一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする。
D 一人一人の子どもが、友達と協力して活動する楽しさを味わえるようにする。

  • ①A○ B○ C○ D×
  • ②A× B○ C× D○
  • ③A○ B× C× D×
  • ④A○ B× C○ D×
答えと解説を見る
正解 ④A○ B× C○ D×
解説

指針 第1章2(2)イ「情緒の安定」のねらいは、(1)一人一人の子どもが、安定感をもって過ごせるようにする、(2)一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする、(3)一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする、(4)一人一人の子どもがくつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする、の4つです。したがってA(ねらい1)とC(ねらい3)が○です。
情緒の安定では、子どもが大人に受け止められる経験を重ねることで、自分を肯定する気持ちが育つことが重視されています。これは後に子どもが主体的に周囲に関わっていく力の基盤になります。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C○ D×:B「健康で安全に過ごせる」は「生命の保持」のねらい2であり、情緒の安定ではありません。
・A× B○ C× D○:AとCは情緒の安定のねらいです。D「友達と協力して活動する楽しさ」は3歳以上児の領域「人間関係」のねらいに近い内容で、養護のねらいではありません。
・A○ B× C× D×:Cも情緒の安定のねらい3に当たるので○です。

【覚え方のポイント】
情緒の安定のねらい3「主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ち」は、指針全体を貫く「子どもの主体性の尊重」を表す重要な一文です。キーワード「主体」「自己肯定」で覚えましょう。
問42-3

次の文は、保育所保育指針の「情緒の安定」の内容の一部である。(A)(B)に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
一人一人の子どもの気持ちを(A)し、(B)しながら、子どもとの継続的な信頼関係を築いていく。

  • ①A 受容 B 共感
  • ②A 理解 B 指導
  • ③A 受容 B 励まし
  • ④A 尊重 B 助言
答えと解説を見る
正解 ①A 受容 B 共感
解説

指針 第1章2(2)イ(イ)(2)は、「一人一人の子どもの気持ちを受容し、共感しながら、子どもとの継続的な信頼関係を築いていく」と定めています。受容とは、子どもの気持ちや行動をまず否定せずに受け止めること、共感とは、その気持ちに寄り添い分かち合うことです。これが繰り返されることで、子どもは「この人は自分を分かってくれる」という安心感を得て、保育士等との信頼関係が育ちます。
続く内容3では、この保育士等との信頼関係を基盤に、子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信をもつことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかけるとされています。信頼関係が、子どもの主体的な活動の土台になるという流れです。

他の選択肢が不適切な理由

・A 理解 B 指導:条文の語ではありません。情緒の安定の内容は、指導よりも受け止めと寄り添いを重視しています。
・A 受容 B 励まし:Bは「共感」です。
・A 尊重 B 助言:どちらも条文の語ではありません。

【覚え方のポイント】
「受容→共感→継続的な信頼関係→主体的な活動・自信」という順番の流れで覚えます。事例問題でも「まず気持ちを受け止め、共感する」対応が正解になりやすいのはこの規定が根拠です。
問52-3

保育所保育指針「第2章 保育の内容」の冒頭で示されている「教育」の説明として、正しいものはどれか。

  • ①子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助
  • ②子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わり
  • ③就学に備えて、文字や数などの知識や技能を系統的に身に付けさせる指導
  • ④保護者及び地域が有する、子育てを自ら実践する力の向上に資する支援
答えと解説を見る
正解 ①子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助
解説

指針 第2章の冒頭は、保育における「養護」とは子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりであり、「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である、と説明しています。
第2章は、保育士等が「ねらい」及び「内容」を具体的に把握するため、主に教育に関わる側面からの視点を示していますが、実際の保育においては養護と教育が一体となって展開されることに留意する必要がある、とされています。保育所の「教育」は、教科を教え込むことではなく、子どもの発達を援助することだという点が重要です。

他の選択肢が不適切な理由

・生命の保持及び情緒の安定を図る援助や関わり:これは「養護」の説明です。
・知識や技能を系統的に身に付けさせる指導:指針はこのような教育観をとっていません。文字や数量は、日常生活の中で子ども自身の必要感に基づく体験を大切にして興味や関心、感覚を養うものとされています。
・子育てを自ら実践する力の向上に資する支援:これは第4章「子育て支援」の冒頭で示される、保護者に対する子育て支援の考え方です。

【覚え方のポイント】
「養護=生命の保持と情緒の安定のための援助や関わり」「教育=発達の援助」。どちらも保育士等が行う「援助」である点と、両者は一体として展開される点をセットで覚えます。
問62-3

保育所保育指針における養護の位置づけに関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①保育所における保育全体を通じて、養護に関するねらい及び内容を踏まえた保育を展開する
  • ②乳児保育の3つの視点の内容は、養護に関わる保育の内容と一体となって展開される
  • ③養護に関するねらい及び内容は、第2章「保育の内容」の乳児保育の項に示される
  • ④3歳以上児の各領域の内容も、養護に関わる保育の内容と一体となって展開される
答えと解説を見る
正解 ③養護に関するねらい及び内容は、第2章「保育の内容」の乳児保育の項に示される
解説

養護に関するねらい及び内容は、第2章ではなく第1章 総則の「2 養護に関する基本的事項」に示されています。保育所保育指針解説は、平成29年の改定で、養護は保育所保育の基盤であり指針全体にとって重要なものであることから、養護に関する基本的事項を総則に記載することとした、と説明しています。
総則のこの項は、養護の理念として「保育所における保育全体を通じて、養護に関するねらい及び内容を踏まえた保育が展開されなければならない」と定め、「生命の保持」「情緒の安定」のねらい及び内容を示しています。養護は乳児だけのものではなく、全ての年齢の保育の土台です。
一方、第2章は主に教育に関わる側面からねらい及び内容を示す章で、乳児保育の3つの視点、1歳以上3歳未満児の5領域、3歳以上児の5領域のそれぞれに、「第1章の2に示された養護における『生命の保持』及び『情緒の安定』に関わる保育の内容と、一体となって展開されるものであることに留意が必要である」という記述が置かれています。

他の選択肢が適切な理由

・保育全体を通じて養護を踏まえる:指針 第1章2(1)のとおりで正しい記述です。
・乳児保育の3つの視点と養護の一体性:指針 第2章1(1)ウのとおりで正しい記述です。
・3歳以上児の各領域と養護の一体性:指針 第2章3(1)ウのとおりで正しい記述です。1歳以上3歳未満児についても同じ趣旨の記述(第2章2(1)ウ)があります。

【覚え方のポイント】
「養護の本体は総則(第1章2)、第2章の各時期の内容は養護と一体」と整理します。養護を特定の年齢や第2章の一部に限定する選択肢は誤りです。
問72-3

1歳児クラスのAちゃんは、登所後まもなく目をこすり、機嫌が悪くなることが続いている。保護者の話では、家族の帰宅が遅く就寝が遅くなりがちだという。保育所保育指針の養護の考え方に照らして、保育士の対応として最も適切なものはどれか。

  • ①Aちゃんの様子に応じて早めに休息がとれるよう配慮し、保護者と生活リズムについて話し合う
  • ②生活リズムを整えるため、全員の午睡時間まではAちゃんも起こしておき、午睡を長めにとらせる
  • ③家庭の生活に関わることなので保護者には伝えず、保育所の中だけで休息のとり方を工夫する
  • ④保護者に就寝時刻の目安を記した文書を渡し、今夜から早く寝かせるよう指導して改善を待つ
答えと解説を見る
正解 ①Aちゃんの様子に応じて早めに休息がとれるよう配慮し、保護者と生活リズムについて話し合う
解説

指針 第1章2(2)ア(イ)(3)は、生理的欲求を満たすとともに、「家庭と協力しながら、子どもの発達過程等に応じた適切な生活のリズムがつくられていくようにする」としています。また(4)では、発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるようにするとされています。第1章3(2)オでも、午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮することが示されています。
したがって、まずAちゃんの眠いという生理的欲求を受け止めて休息を確保し、そのうえで保護者の事情を受け止めながら、家庭と協力して生活リズムを整えていく対応が適切です。

他の選択肢が不適切な理由

・全員の午睡時間まで起こしておく:「生活リズムを整える」という目的は正しく見えますが、眠いという生理的欲求を後回しにし、睡眠を一律に扱っています。指針は午睡を一律にしないよう求めています。
・保護者には伝えず保育所の中だけで工夫する:保育所で休息を工夫する点はよいのですが、指針は生活のリズムを「家庭と協力しながら」つくるとしています。家庭の事情を共有しないままでは、根本的な改善につながりません。
・就寝時刻の目安を渡して指導する:指針 第4章は、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重することを求めています。帰宅が遅いという事情を聞かずに一方的に指導するのは適切ではありません。

【覚え方のポイント】
事例問題では「子どもの欲求をまず満たす」「一律にしない」「家庭と協力(連携)する」「保護者の気持ちを受け止める」の4点が正解の目印になります。どれか1つが欠けている選択肢は、もっともらしく見えても「最も適切」にはなりません。
問82-3

保育所保育指針の「生命の保持」の内容に関する次のA〜Dの記述について、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせはどれか。
A 平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に把握し、異常を感じる場合は、速やかに適切に対応する。
B 家庭との連携を密にし、嘱託医等との連携を図りながら、疾病や事故防止に関する認識を深める。
C 子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるようにする。
D 食事、排泄、衣類の着脱などは、早く自立できるよう、保育士が決めた手順を繰り返し練習させる。

  • ①A○ B○ C× D×
  • ②A○ B× C○ D×
  • ③A○ B○ C○ D×
  • ④A× B○ C○ D○
答えと解説を見る
正解 ③A○ B○ C○ D×
解説

指針 第1章2(2)ア(イ)の「生命の保持」の内容は次の4つです。
A ○:内容1のとおりです。子どもの平常の状態を知っていてこそ、いつもと違う異常に気付くことができます。
B ○:内容2のとおりです。家庭や嘱託医等と連携し、保健的で安全な保育環境の維持及び向上に努めます。
C ○:内容4の前半のとおりです。
D ×:内容4の後半は、食事、排泄、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどについて、「子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する」としています。保育士の決めた手順を繰り返し練習させて自立を急がせることは、この趣旨に合いません。1歳以上3歳未満児の領域「健康」でも、生活に必要な基本的な習慣は一人一人の状態に応じ、落ち着いた雰囲気の中で行い、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重することが示されています。

他の選択肢が不適切な理由

・A○ B○ C× D×:Cは内容4のとおりで○です。
・A○ B× C○ D×:Bは内容2のとおりで○です。
・A× B○ C○ D○:Aは○、Dは×です。

【覚え方のポイント】
生活習慣の援助は「早く自立させるための訓練」ではなく「意欲を育てる援助」です。判断の目印は、指針の「意欲的に生活できるよう」「一人一人の状態に応じ」「自分でしようとする気持ちを尊重」という語です。大人が決めた手順を一律に繰り返させる、自立を急がせる、という選択肢は誤りと判断します。
問92-3

次の文は、保育所保育指針の「情緒の安定」の内容の一部である。(A)(B)に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
(A)を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や(B)などを高めるとともに、自分への自信をもつことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける。

  • ①A 子ども同士の関係 B 探索意欲
  • ②A 保育士等との信頼関係 B 探索意欲
  • ③A 保育士等との信頼関係 B 競争意欲
  • ④A 家庭での養育 B 協調性
答えと解説を見る
正解 ②A 保育士等との信頼関係 B 探索意欲
解説

指針 第1章2(2)イ(イ)(3)は、「保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信をもつことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける」と定めています。
子どもは、困ったときに受け止めてくれる大人がいるという安心感があるからこそ、未知のものに向かって探索を始めることができます。心理学でいう「安全基地」の考え方とも通じる内容で、保育士等との信頼関係が子どもの主体的な活動と自信の土台になることを示しています。見守りつつ適切に働きかける、という保育士の姿勢も押さえておきましょう。

他の選択肢が不適切な理由

・A 子ども同士の関係:子ども同士の関係は大切ですが、この条文で基盤とされているのは保育士等との信頼関係です。
・B 競争意欲:指針は自発性や探索意欲を高めることを示しており、競争意欲という語は使っていません。
・A 家庭での養育 B 協調性:いずれも条文の語ではありません。

【覚え方のポイント】
情緒の安定の内容は「(2)受容・共感→継続的な信頼関係」「(3)信頼関係を基盤に→自発性・探索意欲・自信」とつながっています。「信頼関係」が2つの内容をつなぐ鍵語です。
問102-3

保育時間が長い子どもたちが夕方の時間帯を過ごす際の配慮として、保育所保育指針の養護の考え方に照らして最も適切なものはどれか。

  • ①疲れが出やすい時間帯であることを踏まえ、くつろいで過ごせる環境と活動を用意する
  • ②日中の活動の続きとして、夕方も全員で同じ製作活動に取り組む時間を十分に確保する
  • ③迎えの順番が分かりやすいように、全員を玄関近くの一か所に集めて座って待たせる
  • ④日中の疲れが出やすいので、夕方は全員が布団で横になる時間を一律に設ける
答えと解説を見る
正解 ①疲れが出やすい時間帯であることを踏まえ、くつろいで過ごせる環境と活動を用意する
解説

指針 第1章2(2)イの情緒の安定では、ねらい4として「一人一人の子どもがくつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする」、内容4として「一人一人の子どもの生活のリズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする」が示されています。また第1章3(2)カは、長時間にわたる保育について、子どもの発達過程、生活のリズム及び心身の状態に十分配慮して、保育の内容や方法、職員の協力体制、家庭との連携などを指導計画に位置付けることを求めています。
夕方は一日の疲れが出やすい時間帯です。家庭的でくつろげる雰囲気の中で、静かな遊びや休息を選べる環境を整えることが適切です。

他の選択肢が不適切な理由

・夕方も全員で同じ製作活動に取り組む:一人一人の保育時間や疲れ具合に応じて活動と休息の調和を図る、という考え方に反します。夕方は子どもが自分で遊びや休息を選べるようにします。
・全員を一か所に集めて座って待たせる:大人の管理のしやすさを優先しており、子どもがくつろいで過ごすという情緒の安定のねらいに合いません。
・全員が一律に横になる時間を設ける:休息を取らせるという発想はよいのですが、指針は「一人一人の子どもの生活のリズム、発達過程、保育時間などに応じて」活動と休息の調和を図るとしています。疲れ方や眠気は子どもによって違うため、全員に同じ休息を求めるのではなく、休みたい子は休み、遊びたい子は静かに遊べるよう選べる環境を用意します。

【覚え方のポイント】
長時間保育は「活動と休息の調和」「くつろぎ」「職員間の連携と引き継ぎ」「家庭との連携」がキーワードです。指導計画に位置付ける、という計画上の扱いもあわせて押さえます。
保育士 筆記試験の問題を続けて解く(全1000問) 保育原理の一問一答

同じ章の他のテーマもどうぞ。

【PR】