次の文は、保育所保育指針「第4章 子育て支援」の一部である。(A)(B)に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、(A)を基本に、保護者の(B)を尊重すること。
- ①A 相互の信頼関係 B 意向
- ②A 専門的な指導 B 自己決定
- ③A 相互の信頼関係 B 自己決定
- ④A 保育所の保育方針 B 主体的な判断
答えと解説を見る
指針 第4章1(1)アは、保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、「相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重すること」としています。
子育ての主体は保護者であり、保育士が答えを押し付けるのではなく、保護者が自分で考えて選び取れるよう支えることが基本です。これは相談援助(ソーシャルワーク)の「自己決定の原則」と共通する考え方です。続くイでは、保育及び子育てに関する知識や技術などの保育士等の専門性や、子どもが常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての喜びを感じられるように努めることが示されています。
他の選択肢が不適切な理由
・A 相互の信頼関係 B 意向:Aは正しいですが、Bは「自己決定」です。「意向」は第1章の保育の目標イ(保護者の意向を受け止め)などで使われる語です。
・A 専門的な指導:条文の語は「相互の信頼関係」です。
・A 保育所の保育方針 B 主体的な判断:どちらも条文の語ではありません。
【覚え方のポイント】
子育て支援の基本は「気持ちを受け止める→相互の信頼関係→自己決定の尊重」。事例問題で「保育士が方針を決めて従ってもらう」という選択肢は、この原則に反すると判断できます。