日本人の食事摂取基準(2025年版)において、「ある対象集団において測定された必要量の分布に基づき、母集団に属するほとんどの者(97〜98%)が充足している量」として定義されている指標はどれか。
- ①推定平均必要量
- ②推奨量
- ③目安量
- ④耐容上限量
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日本人の食事摂取基準(2025年版)は、健康増進法に基づいて厚生労働大臣が定めるもので、令和7年度(2025年度)から使用されています。栄養素の指標のうち推奨量は、母集団のほとんどの者(97〜98%)が充足している量と定義されています。推奨量は、推定平均必要量が算定できる栄養素について設定され、「推定平均必要量×(1+2×変動係数)」、つまり推定平均必要量に推奨量算定係数をかけて求めます。個人がこの量をとっていれば、不足のリスクはごく小さい(2〜3%程度)と考えられます。
他の選択肢が不適切な理由
・推定平均必要量:半数(50%)の者が必要量を満たすと推定される摂取量です。この量では半数の人が不足することになります。
・目安量:十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に、一定の栄養状態を維持するのに十分な量として設定されます。
・耐容上限量:過剰摂取による健康障害の回避を目的とする指標で、健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限です。
【覚え方のポイント】
「推定平均必要量=50%が満たす」「推奨量=97〜98%が満たす」と数字で区別します。推奨量は推定平均必要量をもとに計算されるので、推定平均必要量がない栄養素には推奨量もなく、代わりに目安量が置かれる、という関係もあわせて押さえましょう。