授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)における「離乳の開始」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ①なめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えた時
- ②果汁やスープなど、乳汁以外の液体を初めて与えた時
- ③つぶしがゆを1日2回与えられるようになった時
- ④歯が生え始め、かたい食物をかめるようになった時
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ガイドは、離乳の開始を「なめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えた時」と定義し、その時期は生後5〜6か月頃が適当としています。離乳とは、成長に伴い母乳や育児用ミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補うために、乳汁から幼児食に移行する過程をいいます。ただし子どもの発育・発達には個人差があるので、月齢はあくまでも目安であり、子どもの様子をよく観察しながら、親が子どもの「食べたがっているサイン」に気づけるよう支援することが重要だとされています。
他の選択肢が不適切な理由
・果汁やスープを初めて与えた時:ガイドは、離乳の開始前の子どもにとって最適な栄養源は乳汁であり、離乳の開始前に果汁やイオン飲料を与えることの栄養学的な意義は認められていないとしています。液体を与えたことは離乳の開始ではありません。
・つぶしがゆを1日2回与えられるようになった時:1日2回食に進むのは離乳中期(生後7〜8か月頃)の目安で、開始の定義ではありません。
・歯が生え始めた時:歯の生え方は開始の定義や目安には含まれていません。
【覚え方のポイント】
「開始=なめらかにすりつぶした食物を初めて与えた時(5〜6か月頃)」と、定義と時期をセットで覚えましょう。「果汁から始める」という古い考え方は現在のガイドでは否定されている点が頻出です。